2005年12月8日にAKB48劇場がオープンして18年。恒例となる今年の周年特別記念公演は、AKB48メンバー総勢57名が劇場に集い、18年の感謝を込めた華やかなステージを繰り広げた。
オープニングでは、62ndシングル『アイドルなんかじゃなかったら』収録の全6曲をパフォーマンス!昨年から始まった企画「AKB48 Award Member of the Year」のコーナーでは、この1年間、さまざまなジャンルで輝いたメンバーをメンバー間投票で選出し表彰!「ベストルーキー賞」「MVP賞」など7つの部門にノミネートされたメンバーで楽曲を披露し、各賞の最優秀受賞者が発表された。「最優秀ベストルーキー賞」は10月に開催した武道館コンサートで、18期研究生ながら堂々のソロステージを披露し注目を集めた八木愛月が受賞!八木は「びっくりしました!1年目でこんなに素晴らしい賞をいただけてとても嬉しいです!これからもみなさんをたくさん笑顔にできるように精一杯頑張るので応援よろしくお願いします!」と力強くコメント。
そして「最優秀MVP賞」には62ndシングル『アイドルなんかじゃなかったら』でセンターを務めた小栗有以が輝き、小栗は「えっ!うそ!嬉しすぎる!武道館で『アイドルなんかじゃなかったら』を踊っている姿とか発した言葉に対して、メンバーが心を動かしてくれたのかなと思うと嬉しいですし、メンバーから選んでもらったのがすごく幸せです!」と感激した様子で受賞の喜びを語った。
エンディングでは、AKB48 63枚目となるシングルを2024年3月13日(水)に発売することと選抜メンバー16名をサプライズで発表!今作は2024年4月に卒業する柏木由紀の卒業シングルとなり、柏木がセンターを飾ることが明らかになると、場内は割れんばかりの大きな拍手と歓声に包まれた。
そして、選抜メンバーに初選出されたのは、16期生の長友彩海、17期研究生の水島美結、18期研究生の秋山由奈・八木愛月の4名!AKB48の次世代を担う研究生5名が選抜入りを果たすなど、フレッシュなメンバー構成となりました。初選抜の発表に涙が止まらない4名にファンからは「おめでとう」という祝福の声が!八木は「憧れていた柏木さんの後ろで歌番組とかに出るのが目標だったので、もう無理なのかなって感じてたんですけど、こうして選んでいただいたので、柏木さんの背中を見ながら精一杯AKB48を盛り上げていきたいと思います!」と決意を語り、水島は「加入前からずっと大好きで憧れだった柏木由紀さんの卒業シングルで、目標として頑張ってきた選抜メンバーに選んでいただけたのがとても嬉しいです。選んでいただけたことは当たり前ではないし、本当に誰もが憧れている場所だと思うので、選んでいただいたことに責任をもって、“水島美結でよかったな”とたくさんの方に思っていただけるような活動をしていきたいです!」と涙で言葉を詰まらせながらも堂々とコメント。秋山は「柏木由紀さんの大事なシングルに選んでいただけて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。18期のことをまだまだ知らない方もたくさんいらっしゃると思うので、もっともっと知っていただいて、AKB48を盛り上げられるように頑張ります!先輩の背中を追いかけて、“私で良かった”と思ってもらえるように一生懸命頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」と呼びかけ、本日でデビュー7周年を迎え、初選抜となった長友は「7年間大変なことも悔しいこともたくさんあったけど、同期がいたから頑張れたし、何よりずっと待ってくれたファンの方がいたから今日まで続けてこれました。大好きなAKB48のためにメンバーと一緒に全力で頑張ります!ゆきりんさんの最後のシングル曲が素敵な曲になるように、そのお手伝いができたらいいなって思います」と喜びを噛み締めた。
最後のAKB48参加シングルで初の単独センターを務めることになった柏木は「AKB48に入って17年間、唯一まだ叶えることができてなかったシングルでのセンターの夢を最後に叶えていただけて、感謝してもしきれないくらい本当に嬉しいです。卒業が決まっている中で、新曲のセンターをやらせていただくことへの葛藤はあったんですけど、17年間一番に応援してきてくださったたくさんのファンの方の顔を思い浮かべると、最後にもっと笑顔になってもらいたいという気持ちもありましたし、いろんなことが17年間あったけど “長く頑張って楽しく続けていたら、こんな良いことも起きるよ”ってことをみんなに少しでも伝えられたらいいなという気持ちもあります。そして17年間頑張ってきた自分のためにも、最後のシングルでみんなを引っ張っていきたいですし、今日名前を呼ばれなかった子の分もみんなでAKB48なので、最後にみんなと楽しく良い作品をつくっていきたいと思います!ぜひ楽しみにしていてください!」と今作にかける熱い想いを伝えました。最後はメンバー全員で「桜の花びらたち」を気持ちを込めて歌唱し、場内の熱気が冷めやらぬまま「AKB48劇場18周年特別記念公演」は終幕。
63rdシングル発売・選抜メンバーの発表と大きなサプライズで19年目をスタートしたAKB48。2007年に3期生としてAKB48に加入し、17年間にわたりAKB48を常に最前線で牽引してきた “最年長レジェンドアイドル“ 柏木由紀の集大成となる卒業シングルに注目。
柏木由紀(センター)
17年間のAKB48人生で唯一叶えられていなかった「単独センター」という夢を叶えていただき、本当に感謝してもしきれません。正直なところ「卒業する自分が新曲のセンターを務めてもいいのだろうか」という葛藤もありましたが、どんなときも1番に応援してきてくださったファンのみなさんのため、そして「長く頑張っていたら報われることもあるんだよ」と後輩に伝えるため、何より17年間頑張ってきた自分のためにも、AKB48での最後のシングルを「センター」としてみんなを引っ張っていきながら楽しみたいと思います!どんな楽曲になるのかお楽しみに!!