半年ぶりの横川高校同窓会「もうすぐ、はじまるでー!」
2019年2月、AKB48×劇団鹿殺し×コンドルズという異ジャンルのコラボレーションで衝撃を与えた監禁劇、舞台『山犬』。AKB48チームBの岩立沙穂、チーム8京都府代表の太田奈緒、チームBの谷口めぐが出演して話題に。
そして約半年後の2019年7月31日に、渋谷LOFT9にて舞台『山犬』のキャストである岩立、太田、谷口とオレノグラフィティ(劇団鹿殺し)、丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)の5人が出演して、上映会イベント・トーク・ライブが開催された。
3人がステージに登場すると猛暑の東京・渋谷の会場はファンの熱気でさらにヒートアップ。
丸尾氏から「会わない間に、岩立がキャプテンになったそうですね!僕の感覚では、岩立はキャプテンからは一番遠い性格かと・・・」と振ると、岩立も「自分でもそう思います(笑)」と笑顔で回答。「どうなの?岩立のキャプテンは?」とメンバーに振ると、谷口は「みんなをしっかり見守ってくれる優しいお姉さんです!でもいつもしたくが遅いので、円陣する時に同期のメンバーにMC確認とかさせていたり、沙穂さんらしいキャプテンです(笑)」と。太田は「とっても優しいです!」と。
「最近あったニュースは?」に谷口は「マレーシアとタイに行ってきました!」と。丸尾氏から「パクチーが好きそうだね!」と振られると「嫌いです!苦手です!」と笑顔で回答。「めぐの関西弁でスタートしようよ!」と丸尾氏に無茶振りされると、谷口の笑顔の「もうすぐ、はじまるでー!」で上映会がスタート。
丸尾氏「3人が諦めずに作品に対して取り組んでくれました」
映像作品として初出しになる上映会イベントでは、劇中で活躍した横川高校コーラス部キャストの3人が登場。舞台の映像を見ながら、ファンを前にして舞台裏や製作の裏話などを披露。約2時間たっぷりのキャストによる見どころ解説を行った。
上映会が終わると、丸尾氏は「途中からは色々と思い出しましたね。稽古序盤は、うまくいかないでやばいなと、不安な時期もありました。このような複雑な作品を作り上げられるのかなと思っていました。でも3人が諦めずに作品に対して取り組んでくれました。そして、3人それぞれの個性や持ち味が伸びて行くのを実感しました。途中からは、どこまでこの作品が良い作品になるのだろうか、自分の想像を超える作品になるのだろうかと思って本番を迎えたなということを思い出しました。稽古の時期は、感情の設定や表現で何が正解ということがわからないと思ったので、本当に苦労したなということを見てて思い出しました」と語った。
オレノグラフィティ氏は「2019年に、この舞台をこのメンバーで演じることが出来て、本当に良かったな」と振り返った。
岩立沙穂『こう見えていたのか』という、初めてわかりました
岩立沙穂は上映会を振り返って「久しぶりに山犬の世界観を感じました。自分が舞台に出演している時に、体感していたことを思い出しました。懐かしくなりました。
完成した作品を、こうやって上映会で視聴するのは初めてなので『こう見えていたのか』という、初めてわかったこともありました。自分の中で改めて完成しました。さらに一歩行けたなと思いました。
皆さんのおかげで素敵な作品に仕上がったんんだなと感じました」と語った。
太田奈緒「稽古に行くのが憂鬱な時もありました」
谷口めぐは「映像を初めて見て、自分は頑張れていたんだ!と思いました。稽古の時は、演技の経験が浅いので、みんなに付いて行くのに必死でした。本番中でも、自分に自信がありませんでした。
でもファンレターやSNSのコメントで、ファンの方々が『凄い良かったよ!頑張ったね』と言ってくれて、大阪公演では自信を持って演じることができました。
今日、上映を改めて見て、ちゃんと頑張れていたんだなと思いました。この舞台で、自分に自信を持てた気がしました。本当に成長できたなと思いました」と振り返った。
太田奈緒は「最後の方は、自分でも今まで演じたことがないような悪役でした。いろいろと頑張って演じても、丸尾さんからはまだまだと言われていました。。だから丸さんの顔を見るのも怖くて、稽古に行くのが憂鬱な時もありました。
でもチーム山犬の皆さんが温かい言葉をかけて頂いて自信が持てるようになりました。また、できない自分に丸尾さんやオレオさんからも声をかけて頂けました。
皆さんのおかげで乗り越えることができました。メッセージ性の強い、一人一人の個性が強い舞台に関わることができて良かったなと思いました」と感慨深げに振り返った。