村山チーム4『手をつなぎながら』 公演囲み取材「絶対にいいチームに!」

村山「レッスン期間にいろいろあった」

2018年6月6日、村山彩希がキャプテンを務める、チーム4「手をつなぎながら」公演が初日を迎えた。前日の6月5日には秋葉原AKB48劇場にてゲネプロが行われた。

 

「手をつなぎながら」公演 は2009年にSKE48が披露したほか、HKT48、峰岸チーム4、さらにはジャカルタのJKT48も披露していた48グループでは名曲揃いの伝統ある公演だ。

 

ゲネ終了後には囲み取材が行われ、ゲネに出演した全メンバーが登壇した。

 

囲み取材では、まずキャプテンの村山から新チーム4公演の初日を迎えるにあたってのコメントがあった。

 

「レッスン期間にいろいろあったけど、若いチームだからこそ、わかりあえるとこもあるし、意見の違いなども出てきた。それでも、それをなんとなく言わずに終わるのではなく、私たちのチームではみんなでぶつかりあった。初日を迎える前に気持ちを一つにして、いい公演にしようと思って、前向きにやってきてゲネプロを迎えた。ゲネでは今の出せる力は出し切れたと思う。初日が一番いい公演ではなくて、これからもいい公演が出来るように日々成長していきたい」と。

 

牧野アンナ先生がレッスンを見に来た。「アンナ先生がきっかけで、本音をぶつける機会ができた。アンナ先生から『村山、仕事しろ』と言われた。みんなの前では喋れなくなることもあるので、慣れていかないといけないと思って腹を括った。チーム4では『怒る担当』になっている。『違うことは違う』とストレートに伝える。フォローは岡田にしてもらう」と初日を迎えるまでの裏話を明かした。村山は「私はやるよ!私はやるけど、みんなはどうする」という意気込みでメンバーと接したとも。

 

村山は楽曲「大好き」について「記者の方を見つめたのに、誰も私を見てくれなかったのが、ゲネで一番うまくいかなかったところで、悔いに残っている」と語り、「誰のことを見ていたかな?」と困惑してしまった記者たちの笑いを誘っていた。

 

伝統ある「手をつなぎながら」公演でも大きな存在感を示していた山内。

 

SKE48では松井珠裡奈と同じポジションを務める山内は「最初に公演が決まった時には、今まで以上にプレッシャーを感じていた。ゲネ前も凄く緊張していたけど、もっと自分を見てもらわないといけない」とコメント。

 

約5年前、峯岸チーム4時代に「手をつなぎながら公演」を経験している村山は「峯岸チーム4は、私が入った初めてのチームだった。今でも当時は楽しかったと思えるチーム。そういう気持ちをみんなにも持ってほしかった。そのチーム4をもっといいチームにするために、自分の中で、いい思い出を超えようと、あえてこの公演を選んだ」と語った。また「昔は元気でいればいいと思っていたが、現在ではセクシーな表現などができるようになった。歌詞の意味を考えながらパフォーマンスしている」とも。

 

同じく峯岸チーム4を経験している岡田は「当時は、デビューして1年だったので、今のメンバーの方がキャリアを積んでいる」と振り返った。そして「当時の峯岸は20歳で、現在の私たちと同じ年齢。当時のことを考えると、峯岸は体力的にもしんどい思いをしながらも、私たちのために頑張ってくれていたことを感じた。今の自分が峯岸と同じような立場にいることが感慨深い。今では気持ちも変わって先輩としての自覚がある」と語った。

 

また当時、峯岸チーム4の研究生だった佐藤妃星は当時について「振りやポジションを覚えて、先輩についていくだけで必死だった。表現することまで理解してなかった。アンナ先生公演に出演して、歌詞を深く読んだり、曲の表現を覚えて、自分でも成長した」と振り返った。

 

また同じく当時チーム4の研究生だった達家は「今年で17歳。当時は12歳で、今でも覚えているくらいボロボロのパフォーマンス。このチーム4では先輩の方なので、後輩の子に私を見て頑張ってもらえる人になりたい」と語っていた。

 

チーム4で一番の先輩になる大森は「パフォーマンスも自分のやりたいことがある後輩メンバーが多く、凄い伸びる可能性がある。成長できる素直な心を持ったメンバーが集まっているので楽しみ」と後輩メンバーについて語っていた。

 

チーム8メンバーの兼任も多いチーム4。チーム8の永野芹香は「レッスンの時もチーム8メンバーで集まって相談していた。でもそれではチーム4と兼任する意味がなくなってしまうので、先輩後輩に積極的に話しかけていくことを心がけた。いい意味でチーム8を捨てて、チーム4で全力で頑張ろうと思った」とコメント。

 

同じくチーム8の佐藤七海は「他のチームの公演に出るのは初めてで不安だった。メンバーがみんな優しくて安心できる。村山がまとめてくれて、言いたいことを言える場を作ってくれる。先輩から学ぶことも多いので、チーム8に持って帰りたい。もっと頑張っていきたい」と語った。

 

ゲネプロのMCではチーム8の大西桃香の写真集の紹介をしていたチーム8の濱は「チーム4の公演では、みんなの良いところを引き出せるMCが出来るようになりたい」と語っていた。

 

最後に村山は「まだまだみんなの知らない部分もある。初日の気持ち作りはできた。私はチーム4をいいチームにしたいし、絶対にいいチームにしたい!課題はいろいろあるけど、一つひとつ改善していく。まずはこの劇場からチーム4の良さを知ってもらえるように、まずはお客様に、私たちの気持ちが伝わるようにパフォーマンスをしていく」と意気込みを語った。

 

「チーム4のキャッチコピーは?」との記者からの最後の質問には村山は、濱、行天、佐藤七海、高橋彩音らに振っていたが、メンバーは突然の振りに戸惑いながらも、最後はみんなからのコメントを集約して「カメレオンみたい」とのことで時間切れとなってしまった。

 

「手をつなぎながら」公演セットリスト

No. タイトル メンバー

- overture ―

1 僕らの風 ALL

2 マンゴーNo.2 ALL

3 手をつなぎながら ALL

4 チャイムはLOVE SONG ALL

5 Glory days 山内、濵、佐藤妃星

6 この胸のバーコード 岡田、大森、大西

7 ウィンブルドンへ連れて行って 坂口、浅井、達家

8 雨のピアニスト 村山、佐藤七海、行天

9 チョコの行方 川本、永野、髙橋彩音、田屋

10 Innocence ALL

11 ロマンスロケット ALL

12 恋の傾向と対策 ALL

13 大好き ALL

アンコール

EN1 ロープの友情 ALL

EN2 火曜日の夜、水曜日の朝 ALL

EN3 遠くにいても ALL

 

(初日メンバー)

浅井七海、大西桃香、大森美優、岡田奈々、川本紗矢、行天優莉奈、坂口渚沙、佐藤妃星、佐藤七海、髙橋彩音、達家真姫宝、田屋美咲、永野芹佳、濵咲友菜、村山彩希、山内瑞葵