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清水麻璃亜 24歳の東京の秋を歩いて語った「高校時代の思い出・仕事・自分自身への想い」TOKYO FMにて

群馬の高校生が浅草で感じた「東京は人が冷たい?」

TOKYO FMで11月7日(日)19時からTOKYO FMサンデースペシャル『東京女子物語~AKB48 清水麻璃亜が歩く2021年の秋~』が放送された。AKB48チーム8群馬県代表の清水麻璃亜が、コロナ禍の東京で思い出の地を歩きながら、味わってきた希望や挫折、涙、孤独の記憶といった等身大の24歳女性としての人生を振り返っていた。番組で清水が思いを語り、それに合った楽曲が心に沁みるトーク番組だった。ゲストとしてライターの吉川ばんび、翻訳家・エッセイストのマライ・メントラインもコメント出演。

 

2021年秋の東京。清水が散策を始めたのは浅草。清水の地元群馬とも通じる街・浅草。「中学生の頃にも何回かAKB48のオーディションを受けていました。高校生になって友達が教えてくれてチーム8のオーディションを受けました。でかいキャリーバッグ持って群馬から来ていました。転んでしまって泣いていても誰も助けてくれなくて、帰りたくなりました(笑)18歳くらいの頃ですかね。東京は人が冷たいって勝手に思っていました(笑)でも自分が逆の立場で助けられれるかはわからないですね」と振り返っていた。ここでback numberの「東京の夕焼け」。

 

「高校時代は人に心を開けなくなっちゃいましたね」

浅草から上野へ。高校生活とAKB48の活動の両立と大きな変化を振り返っていた。「AKB48になるまでは誰にでも喋りかけれました。でもAKB48に入ってからは心を閉ざしてしまって、新しい友達ができなかったです。私よりもかわいい子がたくさんいたのでAKB48に加入して周りから見る目も変わってしまって辛かったですね。見られている自分と実際の自分は違うので苦しかったのかな。人に心を開けなくなっちゃいましたね、一時期。。。自分が恥ずかしかったですね。可愛くないし、何も凄くないし。でもAKBという大きなグループにいるけど、自分は何もできないなって落ち込んでいました。でも地元では"凄いね"と言われて、その差が辛くて恥ずかしかったですね。凄いなんて本気で思っているのかなって人間不信でした。高2、高3は凄く暗かったです。高1までは凄く明るかったのにAKB48に入って、暗くなってしまったので先生や友達も心配してくれて、凄く気を使ってくれていました。。だからごめんって謝りたい・・・」と当時の気持ちを吐露していた。こここでハルカトミユキの「17才」。

 

「アイドルしていると年齢は大切です。自分ではそう思っていなくても年齢でアイドルができる、できないと見られてしまいます。友達からはいつまでアイドル続けるの?って聞かれることもあります。高校生でアイドルになりました。高校生の時には周りの友達から"働いていて凄いね"って言われていましたが、お互い働くようになったら、逆に私が尊敬するようになりました(笑)」と語っていた。

「私も絶対にみんなに優しくなろう、人を支えられる人になろう」

秋葉原のAKB48劇場の下に来た清水麻璃亜。「AKBが凄い好きでした。ずっと見ていたので、ステージに立った時には感動しました!不思議な感覚でした。でも実際に初めて立った時は感動よりも必死でしたね。毎日レッスンしていて、やっとの本番でした。ずっと憧れていた先輩と一緒にステージに立っているには本当に不思議でした」と8年前のデビュー当時を振り返っていた。そして、ここでAKB48「初日」。

 

外苑前。高校時代に聞いていた音楽として清水はJulietの「アキラブ」をあげていた。

新国立競技場まで来た清水。「症状なかったのですが検査を受けたら、陽性でした。陽性がわかった日には泣きました。ショックでした。たくさんの人に心配、迷惑をかけてしまうし、仕事もできなくなるし、、、信じたくなかったですね。病院や保健所の方が凄く優しかったです。東京で一人でコロナになってしまって不安でいっぱだったので、支えてくれて感動しました。自分が困った時に改めて、周りの人の優しさや支えてもらっていることに気が付きました。私もコロナに感染してたくさんの人に優しくしてもらって支えてもらったのを機に、私も絶対にみんなに優しくなろう、人を支えられる人になろうって思いました」と語っていた。

 

また「AKBの活動をしながら舞台などをやっていると、なにかとアイドルという固定観念がついてしまうのがちょっと嫌でした。でも前に舞台でプロの役者さんと一緒に出演しました。その時に50代の有名な女優さんが私のところに来てくれて"今はアイドルをやりながら大変だと思うけど、アイドルから芸能界に残って活躍されている方は凄いので、今のアイドル活動も頑張ってやっておくといいよ"と語ってくれたことが忘れられません」と語っていた。

「自分は自分で良いんだなって思えるようになった時から変わったような」

散歩を終えると清水は「最近は女性ファンの方で、私に憧れるって言ってくれるのが凄く嬉しいです!ここ数年で増えてきました。もちろん男性のファンの方も嬉しいですが、女性に憧れられるのは違う喜びがあります。自分がこういう女性になりたいって思う女性がいますが、私のことをそう思ってくれる人がいるのが嬉しかったです」と語っていた。

 

そして「自分に本当に自信がなかった時は自分のことが大嫌いでした。どうやったらああなれるんだろうって、いろんな人を見ていました。そういう人には、何か1つでも自分に自信を持っていることがあるんですよね。それに気が付いた時に、私も何か自信を持てるものを作ったり、見つけたり、伸ばしたりしないといけないなって思いました。そこからかな?ちょっと変わり始めたのは。

 

最初は凄く自分のことが嫌いで自信もありませんでした。でも自分は自分で良いんだなって思えるようになった時から変わったような気がしますね」と語っていた。最後はヒグチアイの「東京にて」が流れていた。