「佐藤七海、復活！と言われるように頑張ります」：AKB48チーム8・湯浅順司プロデュース新公演『その雫は、未来へと繋がる虹になる。』

AKB48チーム8の湯浅順司プロデュース「その雫は、未来へと繋がる虹になる。」公演の初日が2018年11月22日に迎えた。前日の夜にはメディア向けのゲネプロが行われた。

新公演は、湯浅順司氏が「継承と変革」をコンセプトにプロデュースしたAKB48チーム8の劇場公演。AKB48の歴史を再確認し、その歴史と先輩たちへの敬意を改めて認識する機会として「今のチーム8が昔の曲をやることに意義がある」と、AKB48の楽曲のみから2005年～2017年の1年1曲は入るように選曲。そして、公演楽曲のほとんどに「汗」「涙」そして「雨」など、『雫』をイメージする単語が入った楽曲で構成されている。

「活動 5 年目に突入した AKB48 チーム8。チーム8として様々な経験を重ねていく中で流してきた努力の『汗』、寂しさ、悔しさ、嬉しさで流した『涙』など、落としてきた数々の『雫』と共に成長を重ねてきた彼女たち。そうしたメンバー1人1人の『雫』、そして、ファンの皆様の応援での汗や涙の『雫』、スタッフ陣が裏で流していた『雫』は、いつの日か素晴らしい未来へと繋がる虹になる。」という湯浅順司氏の思いが込められた公演となっている。

また、本公演ではAKB48グループ史上初の試みとして、開演2時間前のAKB48劇場の天気にて、「雨の日」認定された時のみ「直角 Sunshine」が披露される。

「佐藤七海、復活！と言われるように」

今回の初日メンバーの1人としてステージに立った佐藤七海（岩手）。ゲネプロ後の囲み取材では、湯浅氏から今回の新公演のテーマでもある『雫』をイメージにかけて「佐藤七海ちゃんは、名前に『海』があって、『さんずい（氵）』が付いているね」と言われていた。

ゲネでの自己紹介のテーマは「初日の意気込み」だった。

佐藤七海は「佐藤七海、復活！と言われるように頑張ります」と笑顔で力強く語っていた。

ユニット曲では「10クローネとパン」を吉川七瀬（千葉）、岡部麟（茨城）、倉野尾成美（熊本）、小田えりな（神奈川）とともに披露。

湯浅氏は同曲について「現時点で48グループの約1800曲の中で一番好きな曲。歌詞の物語性、楽曲の構成など素敵な楽曲。ダンスも難しいのでメンバーには申し訳ない」と語っていた。

ヨーロッパ風の古着の衣装を着てダイナミックなダンスパフォーマンスと歌詞の物語性に合う表情を披露していた。

「MCで喋ろうと思っていたら・・・」

ゲネプロ終了後には囲み取材も行われた。今回の新公演タイトルが『その雫は、未来へと繋がる虹になる。』ということで、『雫』にちなんで「涙や汗など、最近、放出した『雫』があれば何でも良いので教えてください」と記者からの質問があった。

佐藤七海は戸惑いながら「言っていいのかな」と前置きしながらも「今日のゲネプロで『直角Sunshine』の前のMCで緊張していて、頑張って喋ろうと思っていたら、よだれが出ちゃいました（笑）」と裏話を屈託のない笑顔で披露すると、ステージにいるメンバーからも笑いが起きていた。

佐藤七海は周囲のメンバーに「気づいたよね・・？？（笑）」と言いながら、「口は堅く頑張っていきたいと思います！」と弾けるような笑顔でコメント、囲み取材を盛り上げていた。

囲み取材で前方にいた太田奈緒（京都）からも「しかも、よだれが出て来たことステージで横を向いて報告されちゃいました。報告されても判断に困るよねぇ・・」と笑いながら突っ込まれると「すみません・・」と。

佐藤七海は『47の素敵な街へ』が終わり、『直角Sunshine』の直前のMCでは「この公演では、公演の2時間前に、雨が降っていた時にのみ披露させて頂く曲があります。その曲を披露させて頂きます！」とステージで伝える大役を担っていた。

佐藤七海は、2018年3月末から体調不良で1か月程度だけだが休業していたことがある。だが2018年4月29日に開催された「TOYOTA presents AKB48チーム8 全国ツアー～47の素敵な街へ～チーム8結成4周年記念祭 in日本ガイシホールしあわせのエイト祭り」で復帰。

また佐藤七海は2018年6月からは兼任しているチーム4の「手をつなぎながら公演」にも出演。2018年7月にはチーム8の舞台「KISS KISS KISS」にも出演。さらに2018年10月からはAKB48史上でも最も激しく厳しいダンスパフォーマンスを要求される牧野アンナ先生プロデユース「ヤバイよ!ついて来れんのか?!」公演にも出演し、ダイナミックなダンスパフォーマンスを披露するなど多くのステージで活動している。

美しさに磨きがかかってきた佐藤七海。笑顔の表情やトーク、ダンスパフォーマンスでもファンを魅了している。これからの佐藤七海の活躍にも注目だ。