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AKB48チーム8山田菜々美「95位 笑顔にしてくれてありがとう!」

「夢へのルートを応援してください」

AKB48チーム8の山田菜々美(兵庫)は、2018年6月に開催された「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」で95位にランクイン。ファンへの感謝の「ありがとう配信」を8月30日に兵庫の実家から行った。

 

チーム8の夏は忙しい。総選挙が終わってからも、チームKと兼任する山田は新公演、エイトの日、映画『黒看』、TIFなどのライブ、握手会など、今年もいつも以上に多忙な日々を送っていた。そして、久しぶりに兵庫の実家に戻り、総選挙の「ありがとう配信」を行った。

 

総選挙のアピール動画とポスターでは山田は自身がセンターを務めるチーム8の名曲「夢へのルート」を披露。「私の夢へのルートを応援してください」とファンに呼びかけていた。ファンが山田の思いに応えて、95位にランクインした山田菜々美。

 

名前が呼ばれた時に、山田の驚きの表情とパフォーマンスで会場からは笑いも起きていた。

 

だが総選挙のスピーチではステージで「応援してくださった皆さん、投票してくださった皆さん、本当にありがとうございます!今まで『自分なんか』と考えて、ランクインしたいとか何位になりたいとか言葉にすることができなかったんですけど、皆さんのおかげで自分を変えることができて、今回『ランクインしたい』って言葉にできたことが凄く大きなことだと実感した。これからも山田菜々美、進化していきたいと思います!これからもチーム8のことを愛してくだい」と最後は泣きながら語っていた。会場からも大きな声援と拍手が起きていた。

 

「自分で発信していかないといけない」

SHOWROOMの「ありがとう配信」では、テロップには「あなたがいてくれたから」とAKB48の名曲のタイトルが書かれていた。

 

「凄く遅くなってしまいましたが、総選挙のありがとう配信を始めたいと思います!」と「ありがとう配信」を開始し、思い出を語った。ファンからの総選挙に関するコメントも多く、それらを読みながらの配信となった。

 

山田は「95位にランクインしました!家に帰って『ありがとう!』を伝えるのは今日が初になります。MVも解禁されました。トロフィーはまだ来てないのが残念なんですが」と語ると、配信冒頭からタワーが乱立。

 

総選挙の時を話すと、もう懐かしい。あの緊張感とか、不安、焦るし、どうなるんやろうって気持ちが何週間も続くし。。

 

菜々も頭が真っ白だった。100位が発表された時点で、「あっ」って。

 

速報で名前呼ばれた時も嬉しかったし、去年は97位だった。ほんまに嬉しかった。ほんまは悔しいと思わないといけないんだろうけど、嬉しかった。

 

『こうやって自分で発信していかないといけない』と皆さんも言ってくれた。こんなに嬉しいんやな、って思った。AKBでいるからには総選挙があって、握手会があって。総選挙にランクインするのは夢やったし。95位で呼ばれて、とても嬉しかったです。

 

「呼ばれた時の感想は?」のコメント。

 

呼ばれた時の反応は、、自分でもあんまり覚えてないかも。ほんまにてんぱると出ちゃう。。中学の部活の時にも、変な子って思われてた。焦っちゃうと出ちゃうんですよ。本当は直したいんですよ。それくらいうれしかったし、てんぱったし。やばかったな(笑)

 

今まで5回、選挙に出馬して、去年がランク外コンサートで名前呼ばれて、今年が本番で呼ばれた。でも、その前に「翼はいらない」で選抜メンバーに選んでいただいて、その時に選抜の衣装を着て、選挙の席に座っていた。その時、呼ばれなくて、衣装着ている分、自分のなかにプレッシャーがあったし、ランクインできなかったのは申し訳なかった。その時は、皆さんの前で『ランクインしたい』とか目標も口にしたことがなかった。

 

『夢へのルート』でもセンターをさせて頂いたのに、ランクインできなかったので、申し訳なかった。悔しいよりも、申し訳なかった方が大きかった。ほんまにみんなのおかげ。

 

「欲がなかったの?」のコメント

 

自分の中で『ああなりたい、こうなりたい』という欲はあるんですよ。でもそういうことを人に言えなかった。恥ずかしいとか思っていたし。

 

「今はどうなりたいの?」のコメント

 

今回のMVで『短冊に書いたお願い』があるんですけど、、、それはMV見てほしいな。

ショートバージョンでもちょっと映っていたけど、あの通り。

 

「将来の夢は?」のコメント

 

将来の夢は濁っているかもしれないけど、目標は今まで以上にあるかな。

 

「将来の夢は、女優さん?」のコメント

 

まだはっきりとは言えないんですけど、興味はあるかな。そこがはっきりしてきたら、自信ついて、言えるようになりたいな。

 

「泣けるんだけど」のコメント

 

嬉しい。みんなが同じ気持ちでいてくれるのが嬉しい。ペンライト、すぐわかったもん。ライブと総選挙の時で場所が違った。でも、ほんまにすぐにわかった。同じ気持ちだなって。真っ赤なペンライトを振っていてくれったのが、凄く嬉しくて、それ見て、また泣けてきた。冷静になれなかった。テンパった。全力で手を振りたかったんだけど、躊躇っちゃった。ライブでは、どんなに遠くても気づくし、見えるんですよ、菜々は。名古屋での思い出がいっぱい増えました。総選挙でランクインできた場所。

 

「微力じゃないと言ってくれたのが嬉しかった」のコメント

 

みんなメンバー思っている。『微力なんて思わないで』って話は前にしたけど、1票でだいぶ変わるし、かけがえのない1票なんです。本当に感謝しているんです。ファンがいるって本当に嬉しいこと。1票で本当に変わるんですよ。ありがとう。

 

配信約20分後に、ママが登場(画面には登場していないで声のみ出演)。「泣きそう」と山田。声だけだが山田のSHOWROOMによく登場する山田ママは、ファンにも大人気で、ファンからのコメントも山田よりもママに集中。

 

ママから「ファンの人に。みんな頑張ってくれたやろ。皆さんに、ママからの気持ち」と伝えられると、『95位 えがおにしてくれてありがとう!!』と書かれたケーキが登場。ママと総選挙の思い出を語っていた。

 

「本当に無事にダルマの目を書けた」

「ほんまにありがとう!」と選挙の思い出やファンへの感謝を語っていると、山田家で飼っているネコ(アラジン)が登場して、配信は大騒ぎに。ファンからのコメントもお祝いから「放送事故www」「山田クオリティ」「アラジン参上!」といった爆笑コメントに。

 

再び仕切り直して、ファンへの感謝を語った山田。

 

「去年は悔し涙でケーキをもらった。今年は笑顔で、幸せでみんなの前でケーキもらえて、本当に幸せです。去年はみんなも悔しかったかもしれないけど、私も悔しかった。『家族のためにもファンの皆さんのためにも』って考えていて、本当に良かったです。ありがとうございます!」と深々と頭を下げた。

 

「でも泣かんかった」のコメントに「強くなってるわ」と笑顔でピース。

 

その後、選挙前に願掛けで片目だけ目を入れていたダルマに目を入れた。パパが選挙前に片目を入れていた。感動するシーンで、再びネコ登場。「もう、ほんまにごめんな」と語り、再び仕切り直し。

 

「ランクインできなかったら、そのまま残しとこう」と語り、山田はようやくダルマに目を入れることができた。「よかった、本当に無事にダルマに目を書けた」と。ファンから再びお祝いのコメントとタワーが乱立。

 

「めっちゃいいところ!台無しや!」

「最後に、皆さんに伝えたいことをお手紙にしてきました。『私、ほんまに言葉をまとめるのが得意じゃなくて、まとまらない』と思ったので、お手紙を書いてきました。そんな、泣かせに行ける内容じゃなくて、本当に申し訳ない。菜々が思っていること、伝えたいことを書いてきただけ。目をつぶってでも聞いててください。文章力や語彙力はないので、そこはご了承ください」と前置き。

 

「やだーー恥ずかしい。聞いて下さい。それでは読みたいと思います(笑)」と恥ずかしそうに語ってから手紙を読みだす山田。

 

私のファンの皆さんへ 今回、第10回選抜選挙で95位にランクインすることができました」まで読むと、ここで再びママ登場。

 

「めっちゃいいところやで!台無しやで!コントじゃないから!」と山田。

 

さらにネコも登場。「タイミングが神がかっているとか書いてあるけど、神がかってないわ!」とファンからのコメントにあきれた顔で返す山田。

 

「テイク2やがな!このまま終わった方がいい?ほんまに、ごめんな。収録やったら、カット候補やな。すみません・・・」と語ると、ファンからの爆笑コメントもいっきに増加。

 

 

ファンのみんなに手紙で感謝

「はいはい。仕切り直しまして、テイク2でございます。いい音楽流れたらいいのにな」と言ってから仕切りなおして、手紙を読みはじめた山田。

 

「私のファンの皆さんへ。

今回、第10回選抜総選挙で95位にランクインできました。凄く嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて、嬉しかったです。今までの自分ではランクインできなかったと思います。

 

何回も言いますが、ランクインできたのはファンの皆さんのおかげです。

 

自分を変えてくれた皆さんには、感謝してもしきれません。

 

私のファンの皆さんは、いろんな方がいます。熱心に応援してくれる方、『まぁ2番目だけど好きやで』と応援してくれる方、私のファンとしては珍しい単推しの方、最近少しずつ増えてきたかなぁと思う女の子の皆さん。皆さんのことがほんまに大好きです。

 

友達でもなく、家族でもないけど、私にとっては特別な存在です。私は、身体が弱いし、みんなに心配かけることが多いと思うんですけど。そして自分に自信がないし、朝が弱いし、握手会で発砲スチロールをちぎるし。ダメダメな私ですが、応援してくれると嬉しいです。

 

ステージでは、誰よりも輝けるように、山田推しの人、ウチワ持ってくれている人、3階席でも4階席でも見つけるつもりやし、菜々のことを推してくれている人には楽しんでもらいたいし、笑顔でいてもらいたいなって心から思っています。

 

今言うと笑われることかもしれないけど、目標や夢も叶えられるように、コツコツ自分らしく頑張ります。だから、これからも末永く見守っていてください。

 

あ!見守るだけではなく、是非会いに来てくれたら、嬉しいです! ほんまにありがとう!みんなのこと、愛している! 山田菜々美より」

 

とスマホの前のファンに感謝を手紙にして伝えた。

 

ファンの方からのお手紙やプレゼントは本当に嬉しいのに、菜々はそういうことが出来てないなと思って、今回はお手紙で書いてみました。

 

「これからも頑張るし、心配かけることも多いかと思います。ちょっとずつですが、丈夫な体になっているし、これからも応援してくれると嬉しいという話です!」と笑顔で語った。

 

「本当にランクインできて嬉しかった。みんなのおかげです。久々の配信だったけど、お手紙やダルマが出来てよかった。また配信したいなと思います。

 

ちゃんと伝えられたかな?大丈夫?来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。ほんとにありがとうという気持ちでした。

 

これからも言葉にしていくことを大切にしたい。何ごとも上を目指していきたいです!まだ言えてないこともたくさんあります。これからも末永く、よろしくお願いします!!!」

 

最後は14000人以上のファンが集まっていた。

 

ファンからだけでなく、チームKとも兼任している山田は、メンバーからの人気も高い。またその独特のキャラ、かわいらしい表情、関西人らしいノリと関西弁、おどけた仕草はインパクトがある。さらに、その可愛らしさとは対照的にステージで見せるクールでダイナミックなダンスパフォーマンスが特徴的な山田は女子からの人気も高く、チーム8にとってもAKB48にとっても欠かせない存在だ。

 

今年の夏はホラー映画「黒看」に出演し、女優としての新たな境地を開拓。いつものチーム8での活動、握手会や劇場公演では見せることのない表情や演技を見せて、注目を集めた。