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AKB48 チーム8太田奈緒 出演、上野パンダ島ビキニーズ「マイナス 2.5」開幕!

2018年3月15日、品川プリンスホテル クラブeXにて、上野パンダ島ビキニーズ「マイナス2.5」が開幕された。

 

堤幸彦氏が初プロデュースし7人組ガールズユニット「上野パンダ島ビキニーズ」。昨年初舞台でデビュー公演を実施。全編を通して、ビキニ姿で芝居、歌、ダンスを披露し話題に。今回、満を持しての第2弾の上演となった。

 

「上野パンダ島ビキニーズ」デビュー公演から1年。うだつが上がらない日々に不安を抱き、メンバー達の心は揺れていた。「このままでは解散するしかないのか?」そんな言葉が彼女たちの脳裏を横切った時、新ユニット「アンチ・ビキニーズ」が現れ、「上野パンダ島ビキニーズ」と対決をしていくストーリー。笑いあり、涙あり、歌あり、ダンスありのステージだった。

 

また、京急品川駅とJR品川駅の改札通路の目立つ場所に、上野パンダ島ビキニーズ「マイナス 2.5」の大きな看板も設置されており、ビキニ姿の看板に多くの人が目を奪われていた。

 

「クレヨンしんちゃん、やってみてよ」の一言で始まった太田の舞台出演

そして、今回の作品にはAKB48チーム8の太田奈緒が出演している。太田がこの舞台に出演するきっかけになったのは、太田が大好きな「クレヨンしんちゃん」の物まねだった。

 

AKB48グループで実施されていた「劇団れなっち」の二次審査。オーディションの様子はSHOWROOMでも配信され、多くのファンが見ていた。そこで太田は堤監督らを前にして「女優になることが夢」と語り、得意なことは「ピアノを弾くことと『クレヨンしんちゃんのボーちゃん』の物真似」と伝えた。

 

堤監督は太田に「クレヨンしんちゃん、やってみてよ」と伝えると、太田は躊躇することなく堤監督や審査員が並んでいる前で「ボ、ボーちゃん」と物真似を演じてみせた。その場はそれで終わった。

 

「アドリブでやった芝居も説得力があった」

そして、2018年1月13日に開催された「AKB48チーム8選抜コンサート~僕たちは熱狂する~」。コンサートの終盤でサプライズ発表があった。

 

堤監督が画面に登場し、「先日、お会いしたメンバーの中で、実にささやかで小さな舞台だけど、出演してほしいなという方が現れまして」と語ると会場からはどよめきが上がった。

 

続いて「太田奈緒さん、ぜひ私の舞台に出演していただきたい」と画面を通じて堤監督が太田にオファー。堤監督は太田について「オーディションのときに、『クレヨンしんちゃん』の物真似をしたり、芝居もとても上手。この子、うまいな、と思った。アドリブでやった芝居も説得力があった」と評していた。

 

懐かしの「品川プリンスホテル クラブeX」で

チーム8のコンサートステージで太田は緊張しながらも堤監督の舞台出演を快諾。太田の得意な「クレヨンしんちゃん」の物真似が堤監督の目に止まったのだ。

 

ここから太田の上野パンダ島ビキニーズ「マイナス2.5」が始まった。まさに太田の得意技の「クレヨンしんちゃんの物まね」でつかんだ舞台だった。

 

そして今回、上野パンダ島ビキニーズ「マイナス2.5」が上演されている「品川プリンスホテル クラブeX」は、太田にとっては2016年9月には舞台「絢爛とか爛漫とか」にチーム8のメンバーと初出演した思い出のステージだ。

 

円形劇場で観客に囲まれたステージ

「品川プリンスホテル クラブeX」は円形ステージ。さらに、どの客席から舞台まで10メートルに満たない濃密な距離であり、ファンにとっては嬉しいが、観客に背中を向けて演技をしなくてはならない演者にとっては緊張感が高まる。背中の後ろにいる観客にも、背中で演技を伝えていかなくてはならないからだ。

 

ふだん見られない太田の表情に注目!

上野パンダ島ビキニーズ「マイナス2.5」では、アイドルの太田らしいパフォーマンスやダンス、歌も多く見られる。また舞台の上で見せる太田奈緒の女優らしい様々な喜怒哀楽の表情は見どころだ。

 

明るく癒される笑顔が太田の真骨頂だが、明るく楽しい表情と、ふだんのアイドル太田としては見ることができない舞台ならでは真剣な表情とのギャップに注目してほしい。

 

さらに、個性豊かな共演者たちとダンスに合わせて歌シーンと、後半に「上野パンダ島ビキニーズ」の暁島朱里(西川美咲)との歌を披露するシーンも見せ所の1つ。

 

円形劇場で観客と舞台の距離も近いので、舞台の前方で他の共演者が演じている時に、後ろに立っている太田の表情やパフォーマンスも、間近でしっかり見ることができる。

 

太田は、2018年2月23日に『豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館』に出演し、女子プロレスラーの役を演じた。

 

女子プロレスで初めて太田を知った人は、今回の上野パンダ島ビキニーズ「マイナス2.5」の舞台では全く違う印象を持ったかもしれないが、今回の作品の方が等身大の太田奈緒を出していた。

 

いつもの太田奈緒の明るい表情や、ほっこりする仕草も多く、プロレスのように怪我をしそうな心配もないので、ファンも安心して観ることができるだろう。

 

舞台初日も朝からSHOWROOMでファンとコミュニケーション

太田は、舞台初日の朝も8時半から30分間、SHOWROOMでファンとコミュニケーションを行っていた。太田はどんなに忙しい日も、体調が悪い日でも、SHOWROOMで毎日、ファンとコミュニケーションをしており、既に420日を超えている。

 

舞台初日を迎えた日の朝のSHOWROOMで太田は「昨日、台本が変わったところが凄く不安なんですよ。朝起きてからも、変わったところの練習をしていた。頑張ります」とそわそわしながら笑顔で、台本が前日に変わったことを明らかにし、「当日券もあるので、来てね!!」とファンに呼びかけていた。

 

また「上野パンダ島ビキニーズ」の舞台だから、太田のビキニに期待していたファンもいただろうが、以前から太田は「ビキニにはなりません」ともSHOWROOMでファンに伝えていた。

 

「たくさんの方が来てくれて、本当に心強かったです」

多くの太田のファンがかけつけた舞台初日の終了後に、太田は自身の755で以下のようにコメントしていた。

 

「舞台初日無事に終わりました!!

来てくださった皆さん

ありがとうございました!

 

たくさんの方が来てくれてて

見たことあるお顔もたくさん

見つけられて本当に心強かったです

 

みんなに会えたら

エイトのツアーで毎回お見送りしてるからか

お見送りとか、みんなに一人一人に

お礼言いたくなっちゃう

 

本当にありがとう」と感謝を示していた。

 

「イメージしていた舞台とは全く違う舞台だった」

さらに太田は舞台の本番終了後、夜23時からSHOWROOM配信を行い、来てくれたファンに御礼と舞台での感想を伝えていた。

 

その中で、太田は「今までイメージしていた舞台とは全く違う舞台だった。だから凄く緊張して、不安だった。舞台に出て、みんなの顔を見たら、凄く嬉しかった。知っている顔をたくさん見つけられて、心強かった。席が埋まっているか心配していた。全公演、全力で頑張りたい」と語っていた。

 

また「反省するところもたくさんあった。噛んでしまった。もう少し頑張りたい」「会場の客席も見えている。ビキニばかり見て、奈緒の方を見ていない人もいた・・」とも。

 

確かに太田のファンであっても、共演者のセクシーなビキニに目を奪われてしまうのも仕方がないくらい、インパクトのある舞台だった。

 

舞台のストーリーもアイドルの人生論としても楽しむことができる。共演者たちのコミカルな台詞の中に、「ひょっとして、演者たちの本音ではないだろうか?」と思われるような台詞もあり、そこも楽しめる。

 

ファンもいつもの劇場公演や握手会とは違う太田奈緒を360度円形の劇場で、しかもかなり間近に見ることができて、「奈緒ちゃん、こんな表情やパフォーマンスもできるんだ」といった新たな太田奈緒を発見した人も多いだろう。

 

上野パンダ島ビキニーズ「マイナス2.5」は、3月18日まで開催されている。

 

「女優になることが夢」と語る太田は2018年4月には舞台「殺しのリハーサル」に出演、また堤監督の「劇団れなっち」にも出演が決定している。まさに、女優街道まっしぐらだ。

 

<公演概要>

◆公演名 上野パンダ島ビキニーズ「マイナス 2.5」

◆公演期間 2018 年 3 月 15 日(木)~3 月 18 日(日)

◆劇 場 品川プリンスホテル クラブ eX

◆演 出 堤 幸彦

◆脚 本 山田佳奈

◆音 楽 楠瀬拓哉 伊 真吾

◆振 付 EBATO

◆出 演 暁島朱里 (西川美咲)

紫岡スミレ (矢萩春菜)

柿次橙子 (小瀬田麻由)

雛菊りん (水原ゆき)

蒼井雫久 (石原千尋)

桃山つき乃 (松岡里英)

金平もえぎ (小田切瑠衣)

太田奈緒<AKB48 Team8>

しらほしなつみ

真城まゆ<YOANI1 年 C 組>

知念紗耶

中島由貴

minan<lyrical school>

小野寺ずる

野添義弘

◆主 催 ネルケプランニング