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「東日本大震災復興支援~誰かのためにプロジェクト 2018~」今年も24名のAKB48メンバーが被災地訪問

岩手、宮城、福島の3県に24名のAKB48グループメンバーが訪問

2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、AKB48グループは『「誰かのために」プロジェクト』を立ち上げ、義援金の募集や定期的な被災地訪問活動など、被災地の方々への復興支援活動を継続的に行ってきた。2011年5月から行われてきた被災地訪問は、今回で67回目。

 

2018年は3月4日に、AKB48グループのメンバーが、岩手、宮城、福島の各県の被災地に計24名のAKB48グループメンバーが伺い、小学校や市民ホールなど各会場でライブ形式のインベントを開催。「ヘビーローテーション」「恋するフォーチュンクッキー」などのシングル曲や、震災復興応援ソングである「掌が語ること」などを披露した。

 

ライブの他には、各会場を電話で繋いでメンバーがそれぞれの様子を報告し合ったり、じゃんけん大会でメンバーのサイン色紙をプレゼントしたりと、地元の方や各地からお越しいただいた多くの皆様と楽しいひとときを過ごした。さらに記念撮影会やハイタッチ会も実施。集った地元の方々との触れ合いを通して、AKB48グループメンバー一同、感謝の気持ちとともに、これからも被災地支援活動を継続していくことを誓う1日となった。

 

また、各会場では、メンバーが犠牲になられた方への献花と黙祷を行った。

 

「私たちも何か続けていけたらと思います」

<岩手県>

岩手県釜石市 釜石 TETTO

 

AKB48/岡部麟・高橋朱里・村山彩希

SKE48/松村香織

NMB48/山本彩

HKT48/田中美久

NGT48/荻野由佳

STU48/瀧野由美子

 

山本彩(NMB48)のコメント <岩手県釜石市>

 

「48グループは今まで被災地訪問を続けてきていますが、今年もこうやってライブをやらせてもらうことで、自分たちとしては、少しは何か出来ていることがあるのかなと思いますし、今日も私たちのライブを実際に観に来て頂けたりもして、多くの方々に何か届ける機会があるのがありがたいです。

 

私たちの曲を聞いてくれる方の幅がここ数年で広がったのかなって思っていて、今日も『365日の紙飛行機』を歌ったんですが、小さい子から「学校で歌いました!」とか、自治会長をされているおじいちゃんも『先陣をきってみんなで歌ったよ、今日聞けて嬉しかったよ!ありがとう!』と生の声を聞くことができて、自分たちが歌っている歌にすごく意味があったのかなってうれしく思います。

 

こうして実際にお会いして話し、音楽でつながったり、こつこつ気持ちの面での復興というか、幸せや喜びを重ねることで気持ちを更新できるのかなって思うので、今日やったステージもどれだけ皆さんの心に残せたのかわからないですが、皆さんの中で永く、幸せが、喜びが、ゆとりが続くように私たちも何か続けていけたらと思います」

 

荻野由佳(NGT48)のコメント <岩手県釜石市>

 

「思っている以上にたくさんの方がライブを見に来てくださっていて、皆さんの思い出に残るライブになっていたらいいなと思います。震災の時にテレビで見ていた光景より、街はかなり復興していて今では建物も綺麗になっていたりだとか、雪景色も綺麗だったなっていう印象があります。

 

7年前の震災があった時とは違って復興も進み、元気な街並みになっているなと感じました。震災当時は私も募金活動などをしていたりして、何か役に立つことが出来ないかなって感じている時に、ちょうどAKB48グループに加入させて頂いたんですが、こうやって誰かのためにプロジェクトに参加して被災地を訪問させていただくき、この活動を通してたくさんの方が私たちのパフォーマンスをみて、笑顔になってくれたり、元気になってくれたりする姿を見ると、私たちももっと頑張ろうという気持ちになります」

 

「私たちでも『何かできる事』をさせていただきたい」」

<宮城県>

宮城県牡鹿郡女川町 女川小学校

 

AKB48/岡田奈々・込山榛香・向井地美音・横山由依

SKE48/大場美奈

NMB48/白間美瑠

HKT48/松岡はな

NGT48/北原里英

 

 

「震災があったことを忘れない」

北原里英(NGT48 キャプテン)のコメント <宮城県牡鹿郡女川町>

 

「前回(2015年)の駅舎が完成した時の印象が強く残っています。本当にすごく素敵な駅ができていて、時間はかかってもどんどん女川町が前に進んでいる姿を見て、私たちもすごく勇気をもらいました。

今日は天気も良くて、海もすごく穏やかで。目の前に広がる海が当時たくさんの命を奪ったとは思えませんでした。

 

7年という月日が経ちましたが、その事を忘れてはいけないと改めて、強く思いましたし、今後もAKB48グループがこのような活動を続けて行くことで、『震災があったことを忘れない』という意識をずっと持ち続けていきたいです」

 

横山由依(AKB48 グループ総監督)のコメント <宮城県牡鹿郡女川町>

 

「以前、女川町の駅舎が完成した時(2015年)に、北原さんとも一緒に訪問させていただきました。今日、女川町長さんともお会いして、「ようやく住民の方の住む場所(仮設住宅ではない)が全て整うことになりました。」とおっしゃているのを聞いて、以前とは状況も変わってきているし、「でも、ここからがスタートだ」とおっしゃる町長さんを見て、私たちもさらにそれを応援したいと思いましたし、私たちでも『何かできる事』をさせていただきたいと改めて感じました。

 

被災地を訪問させていただくことは色々な意見もあったりすると思うのですが、こうしてライブを見に来てくださるみなさんがいらっしゃって、その方々が「また来てね」と言ってくださったり、「あなたたちの歌に勇気をもらったよ」とおっしゃてくださる方もいらして、私たちはこのようなこと(ライブ)しかできないかもしれませんが、私たちにできることでなにか復興のお手伝いになれればと思いますし、これからも(この活動を)続けていけたらなと思います」

 

「これからも微力ながらも活動を続けていきたい」

<福島県>

福島県南相馬市 南相馬さくらホール

 

AKB48/小嶋真子・柏木由紀・加藤玲奈・峯岸みなみ

SKE48/小畑優奈

NMB48/渋谷凪咲

HKT48/宮脇咲良

NGT48/中井りか

 

柏木由紀(AKB48/NGT48)のコメント <福島県南相馬市>

 

「2011年のクリスマスにこの南相馬市に越させて頂いたときに、「小さな子どもたちがまだ外で遊べないんです」と仰っていたのがとても印象的で、その日のライブの感想で「子どもたちの笑顔を久しぶりに見ました」と言って頂いたことを今でも憶えています。

 

震災から7年という月日の中で、今日みたいな震災復興のライブに行ったということで、震災を経験していない子どもたちにも何か感じることがあるのかなと思って、これからも微力ながらこういった活動を続けていきたいなと思います」

 

宮脇咲良(HKT48)のコメント <福島県南相馬市>

 

「さくらホールに来るのは2度目なのですが、以前と変わらないみなさんの笑顔と、 こんな未熟な私でも何かできることがあるんだなということを今回改めて実感しました。

 

私は震災当時、まだAKB48グループに加入前で、アイドルになったからこそ 歌とパフォーマンスで復興支援の活動に参加できるのかなと感じているので、 これからも被災地支援の活動を続けて、みなさんに笑顔を届けられたらと思っています」