2018年4月3日、AKB48チーム8の結成4周年記念特別公演がAKB48劇場で行われた。
最後の挨拶で岡部麟(茨城)は「兼任発表があって、それぞれのチームでも活動することにもなりますが、チーム8はなくならないし、これからもずっと会いに行く活動はしていくので、みなさんも安心して、このままチーム8が大好きなままでいてくれたらいいなと思います。私たちも精一杯頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」と締めくくった。
すると、ステージ端に立っていた早坂つむぎ(山形)が「ここで私からひとつお話があります!」と声をあげた。どよめくメンバーと会場のファンの中、突然の卒業発表。
5年目に向けてのスタートの日にまさかの卒業発表に会場のファンやメンバーも動揺していた。岡部から「残された時間も少ないけど、笑顔でたくさん思い出作って、つっちゃんが掴んでくれたファンを離さないように…」とコメント。「え?推し変?」とメンバーや会場から総ツッコミに、しんみりした空気が少しだけ和やかに変わった。
早坂つむぎ卒業発表のコメント
「私、早坂つむぎはAKB48を卒業します。4年間ほんとにありがとうございました。アイドルを好きになって、アイドルになれて、凄い夢みたいだったんですけども、やっぱり私は他のメンバーに比べて愛嬌とかかわい子ぶったりとか、アイドルらしくない一面とか、苦手な部分がたくさんあったりして、自分自身でやってて、自分らしくいればいいって思うこともたくさんあったんですけども、やっぱりつらい時もありました。
それで、ステージをするのが凄く楽しかったはずなんですけど、だんだんステージに立つのが怖くなってしまうようになりました。人前に立つのに勇気が出なくなったりして、逃げてしまうことがとても増えて、いろんな方に迷惑をかけたりしたんです。そんな時でもファンの皆さんやメンバーはいつも優しくて、いつも『私の居場所はあるからね』って凄く優しく待っていてくれてるんです。
だけど、いつまでもその優しさに甘えてても、自分自身が前に進めないなって思って、本当は『やりたいことが見つけたので卒業します』といった前向きな卒業、みんながいいって思ってくれるような卒業をしたかったんですけど、私は私なりにこれは前向きな決断です。自分自身、人としてまずきちんと自立して、今は自分が本気で楽しんでやっていけることを見つけていきたいなと思ったので、卒業するという形をとらせて頂きました。
私の最後のステージは4月29日にあるガイシホールでのコンサートになります。卒業公演は自分の意思で決めたことなんですけども、やらないという形をとらせていただきました。本当に、残された時間は本当にあっという間ですけども。
今日のステージも心から楽しいなって思えたし、やっぱチーム8のみんなは本当に素敵なので、みんないつも笑顔で優しくて。私みたいに悩んでたり苦しい思いをしてる子も少なからず、アイドルをしてる人たちの中でいると思うんです。
本当にいい人たちばかりなので、チーム8をこのままで終わらせないで、もっともっと世の中の人に知って欲しいって思います。AKB48のチーム8として、もっともっと上を目指して、それぞれ頑張っていってほしいなって思います。私もチーム8のことはずっと大好きですし、ずっと応援していきます。私も違う道で頑張ります。本当に4年間ありがとうございました」