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AKB48選抜総選挙、SKE48の2人がワンツーフィニッシュ!

「大家ファンがいたことを証明できた」

『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙 ~世界のセンターは誰だ?~』開票イベントが2018年6月16日(土)にナゴヤドームにて開催され、立候補した339名のうち上位100位の順位が発表された。第10回目で海外グループも参加し、初の世界選抜を決めるイベントとなった。

 

 

10年の歴史を経て初の世界選抜総選挙となった今回もまた、多くのドラマが繰り広げられた。「第10回世界選抜総選挙記念枠(81位~100位)」が新設された為、100位からの発表。

 

100位にランクインして、トップを飾ったのはAKB48の大家志津香。バラエティで活躍し、司会の徳光氏とも親しい大家らしく「大家ファンがいたことを証明できた」と茶目っ気たっぷりに挨拶し開票イベントの幕開けを飾った。

 

馬嘉伶「スピーチする夢が叶いました」

AKB48の馬嘉伶は97位にランクインし、「AKB48に憧れていましたが海外にいたので夢で終わるはずでした。でもスピーチする夢が叶いました」と、初の海外オーディションでAKB48入りをしてからこれまでの道のりを振り返りながら、喜びを噛みしめていた。

 

全く予想できない総選挙らしい記録も飛び出した。AKB48の篠崎彩奈は、偶然にも3年連続の94位に。

 

また1票差で順位が続く組み合わせ(92位のAKB48山内瑞葵15,619票と93位のSKE48水野愛理15,618票、83位のHKT48豊永阿紀17,558票と84位のHKT48運上弘菜17,557票)があった。

 

会場から盛大の「命コール」

42位には、これまでの過去9回の総選挙に出馬しながらもランクイン経験がなく、さらに昨年は81位でぎりぎりでランクインできなかったというSKE48の内山命が10度目の正直でランクイン。ある意味48グループらしさを象徴する内山の姿に、会場中から各グループのファンの垣根を越えて大きな「命コール」がおくられた。

 

センター小栗「AKB48を進化させる先頭を走ります!」

25位は、最新シングル「Teacher Teacher」でセンターを務めるAKB48の小栗有以。「プレッシャーもありましたが25位という順位(過去最高)をいただけて嬉しい」と語り、さらに「AKB48を進化させる先頭を走りたいです!いや先頭を走ります!」と、AKB48の未来を見据えていた。

 

向井地「AKB48グループ総監督になりたい」

13位で選抜に返り咲きした向井地美音も、まだまだ及ばない未熟な人間ですと前置きしながらも、「いつかAKB48グループ総監督になりたい」と、AKB48センター試験1位の成績で証明した誰にも負けないAKB48への愛をこれからも貫き通すことを誓っていた。

 

「なこみくコンビ」の快挙

選抜には、昨年のランクインメンバーもいる中、HKT48の最新シングルでWセンターを務める「なこみくコンビ」の田中美久が10位、矢吹奈子が9位と盟友揃って初選抜入りを勝ち取った。

 

横山総監督は過去最高の6位

48グループ総監督の横山由依は、過去最高の順位6位に。ステージでかがみこんでしまいながらも、支え続けてくれているファンのみなさんやメンバーへの感謝の気持ちを切々と語り、メンバーもその姿に心を打たれていた。

 

「さっしーが守ってきた1位を守れなかった…」

3位は、HKT48の宮脇咲良。「さっしーが守ってきた1位を守れなかった…」と過去最高順位にも関わらず悔しさをにじませながらも、最後にはこれからも尊敬する指原莉乃とともにHKT48と48グループを盛り上げていくことを誓った。

 

須田「覚悟を決めればここまで来れる」

2位は、SKE48須田亜香里。その発表がされると、1位が確定した松井珠理奈と抱き合いました。雑草魂でここまで上り詰めて来た須田は、決して恵まれていなかったこれまでの道のりを振り返りながら、後輩たちに「覚悟を決めればここまで来れる」と笑顔で爽やかにメッセージを送った。

 

「名古屋で総選挙が出来たのはAKBのおかげ」

そして、初の世界選抜総選挙1位に輝いたのは、SKE48松井珠理奈。「名古屋で総選挙が出来たのはAKBのおかげ。AKBがいるからSKEがいる。後から追いかけてくれる後輩がいるからSKEがいます」と先輩と後輩グループの存在が原動力となって10年を走り続けてきたことを告白。

 

さらに「やっと気づきました。48グループにまだ必要だと思ってもらっているんだな」と卒業をきっぱりと否定し「48グループを1位にしないと気が済まない」とこれからも48グループを引っ張っていくことをSKE48の仲間たちに見守られながら語った。

 

地元開催のSKE48は、珠理奈と須田のワンツーフィニッシュを筆頭に選抜に5人が入り、100位中に24名がランクイン。強さを見せつけた。

 

「AKBがなければSKEはありません」

松井珠理奈はステージで以下のように語っていた。

 

「私をここまで連れて来てくださってありがとうございます。名古屋で選挙ができたのはAKB48のおかげです。AKBがなければSKEはありません。そして、後から追いかけてくれる後輩たちがいるからSKEはいます。日本だけじゃない、世界にも48グループがいる。それが私たちの強みです。本当にありがとうございます。

 

だから大切なファンの方をがっかりさせるようなことは言いたくないけど...。私は総選挙1位がゴールだと思っていました。今1位になりました。...だから、卒業しません。やっと気づきました。48グループにまだ必要と思ってもらえてるって。本当に嬉しい。

 

偉大な先輩たちの近くで歌ってきたからこそ言えます。今の48グループが1番最高です。それはと゛んな時でも皆さんがそばにいてくれるから。何があっても私たちの近くにいてくれる。でも、今日のみんなのスピーチを見てたら、すごいさみしそうだった。私はメンバーのさみしい姿を見たくないです。それを助けられるのはファンの皆様しかいません。だから どんなことがあってもずっとずっとそばにいてください。約束です。

 

これで一旦総選挙の戦いは終わりですけど、まだ私たちが戦わなければいけないところありますよね。私は本気で、AKB48グループを1位にしないと気が済まない。こんなに頼もしい後輩がいてくれるんです。こんなにあったかいファンがいてくれるんです。いま、テレビで応援してくれる方もいるんです。だからみんなを信じてお互いを信じあえば、また48グループはアイドル界のトップになれます。なりたいんじゃタ゛メなんです。なるんですよ。

 

今日ここナゴヤドームで開催してもらえたこと、本当に名古屋の皆様が、愛知の皆様が頑張ってくれたからです。だから、私たちから感謝の気持ちを言わせてください。ここナゴヤドームで第10回目の総選挙をやらせていただき、本当にありがとうございます」