2018年6月16日に開催される「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」。選挙前のアピール動画が今年も公開された。今年も出馬するメンバーがそれぞれの想いを語った個性的な動画ばかりだ。
「ランクインするぞ！」
多くの動画の中でも、耳に残りインパクトがあるのがAKB48チーム8の長 久玲奈（福井：「ちょう くれな」と読む）のアピール動画だ。「くれにゃん」の愛称でお馴染みの長はギターを持ちながら「すごいだよ くれな」の歌をアピール動画では披露。
過去の5回の選抜総選挙を振り返って、圏外だったことを自虐的に歌い、今年こそはランクインに向けて「一生懸命頑張ります」と決意をファンに向けて訴えている。
2013年のお台場合衆国で「恋するフォーチュンクッキー」を披露した際の小嶋陽菜の衣装に身を包んだ長久玲奈。本人も「かっこいい感じにした」と語る選挙ポスターでは深紅な壁をバックにクールな表情で立っている。
その長の姿からは、とても同じ人とは思えないようなコミカルな歌詞だが、印象に残るインパクトあるアピール動画だ。
オリジナルは「エンタの神様」で「すごいんだよ福井」
この耳に残るインパクトある楽曲は、もともとは2017年8月30日に日本テレビ系で放送された「エンタの神様 大爆笑の最強ネタ大大連発SP」で長が披露した『すごいんだよ福井』という歌ネタだ。「すごいんだよ福井」は、福井県出身の長が、「あまり知られてい福井県をアピール」するために作詞作曲したもの。
オリジナルの「すごいんだよ福井」も「場所がわからない県3位」や「アブラゼミでうるさい」「トラクターで渋滞」と福井県を自虐的にアピール。
「福井 福井 福井 すごんだよ福井～♪」のメロディに乗って、笑いを取りながら番組の大トリを務めた。「エンタの神様」での、長の表情、奏でるギターの独特の音楽、自虐的な歌詞は多くの人の耳に残って離れず、長久玲奈の存在を一気に全国区に。長自身も得意のギターで歌ネタという新境地を開拓した。
チーム8のライブでもお馴染みの長のギター
長のギターの実力は本格的で、チーム8のコンサートやライブでもお馴染みだ。長がギターを片手に弾き語りをしたり、ファンと一緒にメンバーが合唱するのはチーム8のコンサートでの名物だ。
いつもは可愛らしい言動の長だが、ライブでギターで弾きながらパフォーマンスを披露する姿はクールで見どころだ。
2018年4月29日に名古屋ガイシホール開催された「チーム8結成4周年記念祭 in 日本ガイシホール しあわせのエイト祭り」の昼の部では、長がギターを弾き、岡部麟（茨城）と谷川聖（秋田）が歌を披露した「思い出す度につらくなる」では会場のファンを魅了。さらにチーム8メンバーで結成されたバンド「エイトルズ」でも長はギターを担当。安定のパフォーマンスを見せ付けていた。
また、最近では2018年5月20日にイオンモール幕張新都心で開催されたイベント「IDOL CONTENT EXPO」でも長がギター弾きながらメンバーが「365日の紙飛行機」を熱唱。会場にいた1000人のファンも一緒に合唱していた。
目標順位は50位！
長といえばギターだ。その長は、2016年の選抜総選挙のアピール動画でも、自身が所属するチーム8の楽曲「一生の間に何人の人と出会うのだろう」を弾き語りで披露。2017年の選抜総選挙のアピール動画でも、ギターを持ち、同じくチーム8の楽曲「47の素敵な街へ」をアコースティックバージョンで披露していた。
長は今回の選抜総選挙で自身の目標順位を50位と定め、公約として「1人『野蛮な求愛』をフルで踊って配信」と掲げている。「野蛮な求愛」はAKB48グループの中でもかなりハードなダンスナンバーの楽曲だ。
「すごいんだよ くれな」と歌っているように長のギターの実力は凄い。長のウリはギターだけではない。高身長と美脚にも、多くの人々が目を奪われる。福岡アジアコレクションではモデルとしても出演するなど活躍の幅を広げている。
今年の世界選抜総選挙での大躍進と、長久玲奈のこれからの活躍が楽しみだ。
