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SHOWROOMでファンの前で台詞の練習「劇団れなっち」にも抜擢された太田奈緒

2018年2月26日、SHOWROOMにて「劇団れなっち」のオーディション結果が発表された。

 

今年で3回目となる「れなっち総選挙」にAKB48グループから全部で211人が立候補。今回は「劇団」がテーマ。第1次オーディションとして、立候補したメンバーはSHOWROOMでスマホの前のファンに向かって、事前に配布された「ロミオとジュリエット」の原稿を「ひとり二役」で演じた。

 

2018年1月に開催された第2次オーディションでは、第1次オーディションを通過した71人が、総合演出を務める堤幸彦監督らを前にして台詞やアドリブでの演技を披露した。そして32人が「劇団れなっち」として2018年5月にAiiAシアターに立つことが決定した。

 

その中でも注目が「バルサザー役」に選ばれたチーム8の太田奈緒だ。

 

「ファンのみんなとの一体感を感じられた」

太田は2018年2月月8日にSHOWROOMでの「毎日アイドル」が1年続いたことを記念して、「まいにちアイドル365日達成記念特別配信」を行った。その中で、SHOWROOMで「とっても励まされたコメント・トップ3」で3位にあげていたのが、まさに「劇団れなっち」だった。

 

「劇団れなっち」の第1次オーディションはSHOWROOM配信で実施した。だがオーディションに向けて台詞を覚える時間がなかった太田は、SHOWROOMでファンの前で台詞の練習を行っていた。ファンもアドバイスやコメントをしながら太田の練習をスマホ越しに応援。

 

太田はファンの人が「『いくらでも練習していいよ』『いくらでも付き合うから』と言われたのが嬉しかったし、心強かった。ファンのみんなとの一体感を感じられた。そのおかげで二次審査に行くことができた」と番組の中で語っていた。

 

「クレヨンしんちゃん」の物真似で、舞台オファー

「劇団れなっち」の二次審査では、太田は堤監督らを前にして「女優になることが夢」と語り、得意なことは「ピアノを弾くことと『クレヨンしんちゃんのボーちゃん』の物真似」と伝えた。

 

その言葉を聞いた堤監督はすかさず「クレヨンしんちゃん、やってみてよ」。そう言われると、太田は躊躇することなく堤監督や審査員が並んでいる前で「ボ、ボーちゃん」と物真似を演じてみせた。もちろん、物真似だけでなく、SHOWROOMでファンを前にして練習した台詞を審査員の前で披露した。

 

太田が得意な「クレヨンしんちゃん」の物真似が堤監督の目に止まった。堤監督がプロデュースしている「上野パンダ島ビキニーズ」という女性ユニットが出演する舞台へのオファーを2018年1月13日に開催された「AKB48チーム8選抜コンサート~僕たちは熱狂する~」終盤でサプライズで知らされることとなったのだ。

 

「この子、うまいな、と思った」

サプライズで画面に堤監督が登場し、「先日、お会いしたメンバーの中で、実にささやかで小さな舞台だけど、出演してほしいなという方が現れまして」と語ると会場からはどよめきが上がった。

 

続いて「太田奈緒さん、ぜひ私の舞台に出演していただきたい」と画面を通じて堤監督が太田にオファー。太田は緊張しながらも堤監督の舞台出演を快諾していた。

 

堤監督は太田について「オーディションのときに、『クレヨンしんちゃん』の物真似をしたり、芝居もとても上手。この子、うまいな、と思った。アドリブでやった芝居も説得力があった」と評していた。

 

昭和女子から女子プロまで

「女優になることが夢」と語っている太田は2016年9月には舞台「絢爛とか爛漫とか」にチーム8のメンバーと出演し、昭和時代の女子「小林すえ」を演じたことがある。

 

そして2018年2月23日には『豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館』に出演し、「エブリバディ奈緒」という女子プロレスラーの役を演じたばかり。いつもとは全く違う表情と声の太田の迫真のレスラー役に、多くのファンが驚いたことだろう。

 

そして、太田は2018年3月には堤幸彦監督の舞台「上野パンダ島ビキニーズ『マイナス2.5』」に出演する、2018年4月には舞台「殺しのリハーサル」に出演することが決まっている。そして、今回の「劇団れなっち」にも抜擢された。