「AKB48グループ特別公演」と銘打って、博多座(福岡県・福岡市)で2019年11月9日(土)より上演される『仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~』。 AKB48グループのアイドルたちが、東映の実録路線映画の金字塔、「仁義なき戦い」(1973年 公開 監督:深作欣二/脚本:笠原和夫)の舞台化に体当たりで挑む。
10月24日(木)、東京近郊の稽古場にて囲み取材と公開稽古が実施され、囲み取材には、<AKB48>岡田奈々(AKB48/STU48)・小栗有以・向井地美音・横山由依、 <SKE48>斉藤真木子・須田亜香里 、<NMB48>白間美瑠・吉田朱里、<HKT48>田島芽瑠・田中美久、 <NGT48>本間日陽、 <STU48>瀧野由美子らメインキャストたちが参加。
『仁義なき戦い』といえば、原作映画では、主人公の広能晶三を菅原文太が演じ、松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、田中邦衛、金子信雄らが出演し大ヒットを記録した作品。メンバーたちは、名優たちの演じてきた登場人物にそれぞれに挑み、広島弁はもちろん、激しい殺陣やアクションの猛稽古中。
小栗有以「普段からガニ股歩きをして男性役を意識」
男性役の役作りについて、横山由依と共にWキャストで主演を務める岡田奈々(AKB48/STU48)は「日頃から声を低くして会話をするようにしている」とドスの効いた声での返事を再現。小栗有以(AKB48)は「普段からガニ股歩きをして男性役を意識しています♪」と話し、メンバーたちから「本当!?(笑)」とツッコミが入る一場面も。
また、舞台の題材にちなみ、アイドル界での「仁義なき戦い」について質問が飛ぶと、「お弁当を選ぶ時や差し入れを頂いた時、HKT48では早い者勝ちなので、まさに“仁義なき戦い“です(笑)」と田島芽瑠(HKT48)。
現在グループの総監督を務める向井地美音(AKB48)は、「移動のバスで、横山(由依)さんがシートのリクライニングをすごく倒してくるんです!後ろに座らないように戦っています」と前総監督にかわいいクレームも。
須田亜香里(SKE48)は、「アイドルが『仁義なき戦い』を舞台化することについて、どうなるんだろう?と多くの人が感じているかと思いますが、仲間だけれど友達ではない、夢を追いかけて本能のままに頑張るという点においては、アイドルと通じるものがあると思います」とこの舞台に挑む意義を語った。
横山由依「持ち前のガッツで乗り越えて行きたい」
話題は、福岡にちなんだ二つのおめでたいニュースにも及んだ。AKB48のOGであり、先日第一子妊娠が明らかになった篠田麻里子さん(福岡県出身)について、横山は「絶対素敵なお母さんになると思います!体調が落ち着いたらお子さんを連れてAKB48にも遊びに来て欲しいです」と笑顔で祝福。
また、三年連続の日本一に輝いたソフトバンクホークスについても、「三年連続って本当にすごいです!今とても博多が盛り上がっているなと感じます!私たちもこの舞台で博多を盛り上げていけたら」、と田中美久(HKT48)がホークスと共に地元を盛り上げる決意を語った。
これまでテレビドラマや映画で、ヤンキーやプロレスラーなどアイドルとはかけ離れた様々な世界に挑戦して来たAKB48グループ。
「今までいろんなことに挑戦させていただきましたが、今回は『仁義なき戦い』を舞台化させていただきます。男役や広島弁、大変なことはたくさんありますが、持ち前のガッツで乗り越えて行きたい。ぜひ博多座に遊びに来ていただけたら!」と、最後は横山由依が“座長”として締めくくった。