2024年4月18日、東京・新宿シアタートップスで舞台「ろりえの復讐」が開幕。初日前にはメディア向けゲネプロが開催された。
主役の「ヲヲタ ナヲ」役で座長を務めるのが太田奈緒。太田が演じるナヲは映画を恨んでいた。映画を幼い頃、映画監督だった父親は悪しき【製作委員会】に騙され、潰され、腑抜けとなった。しかし、歳を重ねるにつれナヲも映画を好きになり、21歳になったナヲでは新宿のピンク映画館でアルバイト。そんなナヲの前に、あの悪しき【製作委員会】が登場。ナヲはピンク映画を武器に、【製作委員会】への復讐を誓う。
座長の太田奈緒がゲネプロ後に今回の舞台の見どころや意気込みをたくさん語ってくれました。
「私自身が一皮むけて成長できたらいいなって思いました!」
―― 出演が決まった時はどう思いましたか?
太田:この「ろりえの復讐」で脚本・演出を務めている奥山雄太さんとはYouTubeでの短編ドラマ「東京彼女」でご一緒させていただきました。今回、声をかけてくださって本当に嬉しかったです。ろりえさんの舞台は去年見させていただいたのですが本当に面白くて、あの奥山さんの世界観に入れるんだ!と、とてもわくわくしました。
―— 台本を見た時はいかがでしたか?
太田:面白くて台本を読みながら声を出して笑ってしまいました。私の役はピンク映画館で働いている女の子で、今まで言ったことないようなワードがたくさん飛び交うので、応援してくださっているファンの皆さんがどう思うのかな・・・?応援してくださっているファンの皆さんがどう思うのかな・・・?とと少しどきどきしましたが、今回の作品を通じて、私自身が一皮むけて成長できたらいいなと思いました。是非、劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。
―― 今回の作品でだいぶ成長できましたか?
太田:こんなに笑いが多くコメディの要素が多い作品に出演したのは初めてだったので、不安もありましたが、毎日の稽古が学びばかりで本当に楽しかったです。学ばせていただける環境にいられることがとても幸せでした。
「家族の愛や絆に注目してください」
―― 舞台の見どころは?
太田:奥山さんが作られる世界観がとても面白くて、共演者の皆さんのキャラクター、1人ひとりがとても濃いので注目していただきたいです!!見どころは全部ですが、私の出ている所だと両親とのシーンが好きです。また私自身、お芝居を始める前はグループとして活動していたので、今回「チームナヲ」としてチームを結成し活動していくシーンも好きです。
この舞台を見て「嫌なことを忘れて笑っていたな」とか「観に来てよかった」と思っていただけたらとても嬉しいです!
「自分のできることを精一杯やりました!」
―― 役作りで工夫したことは?
太田:思春期で反抗期の中2感(中学校2年生)を出すようにというアドバイスを奥山さんからもいただきました。私自身、思春期がなかったみたいなので、思春期のツンツンした感じを出すのは学生時代の友達を思い出して作っていきました。ナヲは21歳の設定なのでテンションも高めながら臨んでいました。
酔っ払うシーンもありますが、私はお酒をあまり飲まないので、どうすればよいか毎日その日の稽古動画を見返しながら学んでいきました。
ピンク映画の監督役を演じるのも初めてでした。今回の役のナヲも映画監督をしたことがない中で映画監督をやっていきます。私も同じ感じで演じながら成長していくという感じでした(笑)
―― 座長として心がけたことはありますか?
太田:ベテランの俳優さんも多いので、私はとにかく早くセリフを覚えてろりえさんの舞台の雰囲気、キャラクターの出し方だったり学んで、掴まないと!と必死でした。
奥山雄太さんはじめ、高畑裕太さん、山岸拓生さんだったり、座組の空気を作ってくださっていたので、本当に有り難かったです。座組の雰囲気がとても良くて大好きです。
「イラストにもなってて嬉しかったし、気合も入りました!」
―― ポスターのイラストも太田奈緒さんがモデルです
太田:とても嬉しかったです!まさか自分がイラストになるとは思っていませんでした。稽古が始まる前から公開されていましたので、気が引き締まる思いでした。
ちなみに、衣装もこのポスターに出ている通りで、色合いもとても可愛いです。映画監督ぽく動きやすいカジュアルでジーンズです。
―― ゲネを終えていかがでしたか?
太田:ゲネがいつも一番緊張します(笑)昨日の場当たりで不安だった箇所なども解消されたので良かったなと思いますが、まだまだ進化していきたいですし、素晴らしい作品をみなさまにお届けできるように頑張りたいです!!
「この舞台を通じて成長した私の姿も目に焼き付けてください」
―― 映像制作団体「おとぎ組」の一員としても活動も始めました。太田さんは他にもテレビドラマなど映像作品にも出演されています
太田:舞台は動きやパフォーマンスが大きく、セリフの声量も大きいです。リアルに目の前にいるお客様の前で演じるのが舞台です。舞台は毎回毎回、お客様も違いますし、反応も異なるのでライブ感があります。こういうところが舞台の良さであり醍醐味の1つです。
―― ファンの方へのアピールをお願いします
太田:このようなコメディに出演するのは初めてなので、是非楽しみして見に来てください!「復讐札」もたくさん劇場に届いています。ありがとうございます!このような声援をパワーにして、千秋楽まで頑張っていきたいです!みんながこの舞台を見て、本当に良かったなという作品をお届けしたいと思っています!また、この舞台を通じて成長した私の姿も目に焼き付けてください!お待ちしております!
概要
『ろりえの復讐』
脚本・演出:奥山雄太
2024年4月18日(木)〜4月24日(水)
新宿シアタートップス
公式サイト
https://rorie.jp/stage/2024-the-revenge/
キャスト:
太田奈緒
安藤理樹(PLAT-formance)
小見美幸
架乃ゆら
齋藤明里(柿喰う客)
鈴木研
高畑裕太(ハイワイヤ)
中嶋海央(柿喰う客)
仲美海(劇団4ドル50セント)
七海ティナ
松原一郎
山岸拓生(拙者ムニエル)
他