2018年3月10日、「AKB48グループ センター試験」後にサプライズ発表で、AKB48の入山杏奈のメキシコ行きが発表された。
入山はメキシコで放送され世界各国で人気を博したドラマ「レベルデ」に次ぐ、新たなTVドラマシリーズ「LIKE」に日本人キャストとして参加することになる。発表された時は、「メキシコに1年間留学」という、あまりにものサプライズにファンもメンバーも驚きを隠せなかった。
2018年4月1日、さいたまスーパーアリーナで行われた『AKB48単独コンサート~ジャーバージャって何?~』の夜の部で、入山の壮行会も行われた。
アンコールで披露された「10年桜」では入山がセンターで、ステージには桜が舞い散っていた。横山由依総監督から「これからメキシコに1年間留学する、あんにん(入山のニックネーム)の壮行会を行います」と言うと、横山は手紙を取り出した。
「あんにんのことが大嫌いです」
「私はあんにんのことが大嫌いです。一生AKB48は帰って来ないでください。今日はエイプリールフールです」と横山が切り出すと、入山は「何かと思った」と笑い、「ちょっとした嘘をついてしまいました」と横山が言うと、「ちょっとしてないよ」と突っ込みが入った。
続いて横山から真面目な挨拶。横山と入山の付き合いは8年になる。はじめは誤解もあったことを明かしたり、入山からメキシコ行きの話を聞かされた時のエピソードなどを話した。
「素直に甘えてください」
そして横山は「あんにんがAKB48としてメキシコに行くことが嬉しい。AKBにいることが辛いこともあったけど、あんにんはAKBにいることを選んでくれた。
私がいっぱいの時にあんにんに相談するといつも『大丈夫だよ』と言ってくれて、入山の笑顔に救われた。一人で海外にチャレンジするあんにんにもう甘えるわけにはいかない。
あんにんが心細くなったら、今度は私が『大丈夫だよ』と言ってあげる番です。離れているぶん、本音を言ってください。素直に甘えてください」と入山への想いを伝えた。
会場からは大きな「あんにんコール」
入山は悩んだ末に海外での挑戦を決意したことを言葉を詰まらせながらも明かした。「時間を無駄にせず、ビッグになって海外でもAKB48の名前を知ってもらえるように頑張って帰ってきます!」と意気込みを語っていた。
また覚えたスペイン語(メキシコの公用語)は「おはよう」「ありがとう」と紹介。さらに「領収書ください」とスペイン語で言うと、横山から「それ使うの?」と突っ込みも。
最後は「ここがロドスだ、ここで跳べ」を歌い終わる時には、AKB48メンバー全員が作った花道を通って、メンバーの方を振り向くとスペイン語と日本語で「離れていてもAKB48が大好きです!行ってきまーす!」と笑顔でステージを降りていった。
会場のファンとステージのメンバーからは大きな「あんにんコール」が起きていた。1年後に成長した入山が戻ってくることが今から楽しみだ。