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JKT48メロディ『日・ASEAN食料・農業友好親善大使』に就任:「広くASEANに向けて発信いただきたい」

(C) JKT48 Project
(C) JKT48 Project

日本政府は2018年2月26日、「日・ASEAN友好協力45周年」の節目に日・ASEANの友好関係を促進することを目的として、JKT48のメロディを「日・ASEAN食料・農業友好親善大使」に任命した。

 

「日・ASEAN食料・農業友好親善大使」に任命されたJKT48のメロディが、親善大使としての初の活動として、2018年2月27日にインドネシアのボゴール農科大学で学生に向けて講座開講の挨拶をした。

 

食料・農業分野の人材育成を通じ、ASEAN各国・大学と日本の食産業との連携強化、日本の食文化・食産業のグローバル展開が進展することを期待している。

 

食料・農業は、日本とASEANの国々にとって重要な産業。また基幹産業の1つであると同時に、独自の文化がそこに反映されている。日本はこれまでも農業分野では多くの協力を行ってきた。

 

日本政府では、この食料・農業分野に焦点を当て、同分野における日・ASEAN協力事業等の情報を積極的に発信することで、日・ASEANの友好関係の促進を図っていきたいと考えている。

 

JKT48のメロディは、これまでJKT48のメンバーとして日本とインドネシアの友好関係強化に貢献。さらにメロディ自身がインドネシア国立パジャジャラン大学で農業を専攻している、いわゆる「リケジョ」(理系女子)だ。

 

「日本とASEANの関係をより一層深めてくれることを期待」

ASEAN日本政府代表部はプレスリリースで以下のように述べている。

 

「メロディさんは、これまでJKT48のメンバーとして日本とインドネシアの友好関係強化に貢献してきたほか、インドネシア国立パジャジャラン大学において農業を専攻した経験を活かし、日本の技術でインドネシアの農業を良くしたいとの強い気持ちをお持ちです。我々は,そうした思いを是非、インドネシアはもちろんのこと、広くASEANに向けて発信いただきたいと思っています。

 

今後、メロディさんには、食料・農業協力事業への参加をはじめ様々な活動を通じて知ったこと、感じたことを広くASEANの皆さんに発信いただき、食料・農業の大切さを、また日本とASEANの絆をASEANの皆さんに伝えていただきたいと思います。彼女の活動が、日本とASEANの関係をより一層深めてくれることを期待しています」

 

JKT48の選抜常連メンバーとして現地でも大人気のメロディ

JKT48はAKB48の海外姉妹グループで、インドネシアではだれもが知っている大人気のアイドルグループ。ジャカルタにはJKT48専用劇場があり、ほぼ毎日公演を行っており、いつも多くの現地のファンが集まっている。メロディはJKT48の中心メンバーで、選抜の常連メンバー。

 

2014年に行われたJKT48第1回選抜総選挙では1位で、その後も毎年上位にランクインしている人気メンバー。さらにメロディはJKT48劇場支配人も務めるなど、インドネシアでの知名度は抜群だ。

 

スマホが普及しSNSが大好きなインドネシアで、メロディのツイッターは230万人、インスタグラムは公式とファンで40万人以上のフォロワーがおり、情報発信の影響力はかなり大きい。

 

またメロディは2014年7月には岡山県の「おかやまフルーツ大使」も任命されている。岡山県の果樹農家にホームステイをして、収穫、出荷の手伝いをしたこともある。2018年3月でJKT48は卒業するが、タレント活動は継続していく。