2018年3月28日で、AKB48チーム8行天優莉奈(香川)がSHOWROOMでの「まいにちアイドル」200日を突破した。
SHOWROOMとは、誰でもライブ配信や視聴ができるライブ動画配信アプリで、視聴者(ファン)もコメントを書き込むことができる。AKB48グループのメンバーもSHOWROOMでリアルタイムにスマホの前のファンとインタラクティブなコミュニケーションを楽しんでいる。
「まいにちアイドル」とはSHOWROOMのアイドルカテゴリにおいて毎日15分以上配信すること。土日や年末年始も毎日15分以上欠かさず、配信を続けることは容易なことではない。
「何度も途切れて、ようやく200日まで来れた」
現在のチーム8で「まいにちアイドル」200日を突破したのは大西桃香(奈良)、太田奈緒(京都)、人見古都音(岡山)に次いで4人目だ。だが行天は、この200日突破よりも、前からSHOWROOM配信を続けていた。
AKB48チーム8の個人配信が開始したのが2016年10月。当時、香川県の高校生だった頃から行天はSHOWROOMで毎日ファンとコミュニケーションをしていた。だが100日目や60日目を迎えたころに、配信が途切れてしまった。配信が途切れていなければ、大西桃香に並ぶほどの配信日数だ。
行天いつも夜9時30分からSHOWROOM配信をしている。仕事の都合で配信できない時には朝や夕方にも配信している。いつも自身で描いたかわいらしい絵や、出演する舞台のポスターや握手会の日程などが貼られた壁をバックに配信している。
香川弁でのまったりした他愛のないトークと、ファンからの突っ込みコメントに対する無邪気な笑顔が人気だ。外出しない日はすっぴんでも配信をしている。自虐的なネタやネガティブなトークを発しても、いつも温かく見守ってフォローしているファンがいて、最後はいつも明るい笑顔になっている。
200日目の3月28日もいつものように夜9時30分から配信が始まった。そして200日を突破しても、特に記念イベントなども実施せず、いつものようにファンからのコメントを返しながら、スマホの前のファンとトークを楽しんでいた。
「今度こそ365日達成したい」
配信後、約1時間くらいが経ってファンからのコメントで200日であることを思い出し、以下のようにコメントしていた。
「ようやく200日まで来れた。嬉しい。前の時は100日ちょっとで途切れた、そのあとも60日ちょっとで途切れてしまった。それからようやく200日。200日も見に来てくれている皆さん、本当にありがとうございます! あと160日頑張ります!そのあとも170日、180日と頑張りたい!」
「あと160日?」「1年は365日」というファンからの突っ込みに「1年は360日と思っていた」と。こういうところも行天の人気の1つだ。
「SHOWROOMでファンの人も増えた」
「優莉奈がこうやってSHOWROOMでも話せるようになったのは、毎日配信していたから。高校生の後半から毎日SHOWROOMで配信している。その頃のSHOWROOMを見ていた人は、今の私とは全然違うと思っているはず。今みたいに、スラスラ喋ってない。もっと喋るのがへたくそだった。もう配信を始めてから1年以上が経っている。毎日のコツコツの積み重ねで、SHOWROOMでペラペラ喋れるようになった。SHOWROOMの前だけでは、人見知りでなくなった。始めた当初はSHOWROOMでも人見知りだった。これからは、先輩の前で人見知りしないように頑張ろうと思っている。
握手会にもSHOWROOMきっかけで初めて来てくれる人が凄く増えた。『SHOWROOMを見て、気になったので握手会に来た』『優莉奈ちゃんのSHOWROOM、毎日見ています』『元気もらっています』とか言ってくれて、本当に嬉しい!SHOWROOMを毎日コツコツやっていたおかげで、ファンの人も増えた。めっちゃ嬉しい!
昔のSHOWROOMは本当につまらなかった(笑)。ただひたすらコメントを返すだけだった。コメントを読むことも苦手だった。文字を読むのが遅いから、コメントに追い付かなかった。めっちゃ変なSHOWROOMだった。今でも実はコメントを読むのは苦手(笑)。読もうとすると無言になっちゃう。でも、SHOWROOMを続けていて、一人でペラペラ喋れるようになった。こんなに喋れるようになったのはSHOWROOMのおかげ。何度も途切れてようやく200日を達成。今度こそ365日達成したい」
あどけなさと大人びた表情が混在し、香川弁で話す行天のSHOWROOMに魅了され、気になって握手会に行くファンも増えたようだ。行天はチーム8の公演だけでなく、チームAのアンダーとしても劇場公演によく出演していた。行天はSHOWROOMだけでなく劇場公演や握手会でもいつも明るく元気だ。
「モットーは全力投球」
また行天は200日目を迎えた日のSHOWROOMで世界選抜への意気込みも語っていた。
「総選挙の目標順位は65位。今年は勝負の年。私は代々圏外だから、100位でもランクインできたら嬉しい。もうすぐチーム8での活動も5年目に突入する。そして20歳にもなるので1つの分岐点。
4月からは新しくチーム4も兼任する。今年こそ何かの選抜に入りたい。現状から脱したい。迷わず立候補した。結果につながるかどうかは別として、与えられたチャンスを無駄にしたくない。
AKB48としてもっと上に行きたい。AKB48だからこそ出来る仕事をもっとたくさんやりたい。今年の抱負は何事にもチャレンジ。『モットーは全力投球』だから!」と1万4000人以上の視聴者に想いを伝えていた。
「舞台をもっと頑張ってドラマにも出られる女優になりたい」
そして、将来の夢が女優の行天は2015年2月には地元・香川を舞台にしたWebドラマ「うどん先生」で女子高生役を演じたことがあり、最近では2017年11月には朗読劇「我が輩は狸である:イメージプレイ版」、わずか1か月後の2017年12月には舞台「Great Punish ~放課後の報復~」、2018年3月にはミュージカルコメディ「セレブ気取り」に立て続けに出演。
舞台ではSHOWROOMで毎日見る行天とは全く違う表情やパフォーマンスを披露し、 それぞれの舞台で行天らしい個性的な役を演じていた。
SHOWROOMでは舞台の裏話や思い出なども聞くことができる。またファンも感想やコメントをSHOWROOMで伝えている。
行天は「演技力を身につけるには、舞台が一番良いと聞いている。舞台をもっと頑張ってドラマにも出られる女優になりたい」と語っていた。さらに「さらに雑誌モデルの仕事もやってみたい」とも語っていた。チーム8のメンバーが「週刊少年マガジン」の「ソロ表紙」をかけた企画で、エリアごとの予選が行われていた。行天が属する中国・四国エリアでは、行天は残念ながら1位にはなれなかったが、ファンからのグラビアへの期待は物凄く高く、予選では常時2位を維持。「行天にグラビアをやってほしい」「行天のモデルが見たい」というファンの声はとても多い。
SHOWROOMだけでなく劇場公演や握手会でもファンに愛されている行天。4月からはチーム4とも兼任する。さらに牧野アンナ氏プロデュースの公演メンバーにも選出された。