HKT48の1期生として、7人組みのユニット・Chouのメンバーとして、10年間駆け抜けてきた森保まどかが5月29日(土)に卒業する。卒業を記念して、アイドル生活の10年間を詰め込んだ「HKT48 森保まどかラストフォトブック スコア」が5月26日(水)に発売される。
森保まどかがフォトブック発売に向けて、撮影時の裏話やエピソード、HKT48での思い出などをたくさん語ってくれた。クールビューティな印象の強い森保だが、撮影時を振り返って終始笑顔で取材に応じてくれた。
「むちゃくちゃ自然体な写真ばかりです」
―― フォトブック発売の話を聞いたときはどう思いましたか?
森保:ビックリしました!私がフォトブックを出していいんですか?と思いました。最初に「フォトブックを出せるかもしれないよ」と聞いた時は、まさかこんなに凄いしっかりしたフォトブックとは思ってませんでした。ミニフォトブックのようものかと思っていましたので(笑)だから、撮影もしっかりしてくださって、凄く嬉しかったです!卒業に向けて手厚いお見送りをしてくれて、本当にありがたいです!
―― フォトブックの見どころは?
森保:エッセイですね。初めてエッセイを書きました。ふだんツイッターなどSNSでは書きにくいことも言葉にして文章で表現しました。照れくさくて、書くのには勇気がいりました(笑)フォトブックの写真とエッセイが連動されています。例えば食べ物について書いているところでは、食事シーンのところに掲載されています。文章も写真もお互いが生かされていますので、そこが見どころです。是非注目してください。
―― おすすめの写真は?
森保:最後の方に掲載されている、夕焼けのシーンがエモくて素敵です。もともと撮影する予定はなかった写真です。
このフォトブックには朝・昼・夜と1日の全てのシーンでの写真が掲載されています。奇跡的にこの夕焼けのショットが撮影できました。糸島の海もキラキラと輝いています。卒業を前にして、ちょっと憂いのある表情も見せています。このカットはお気に入りです!
また撮影に向けてダイエットもしていましたので、実は3日間とも、心身ともコンディションが落ちていました。だから出来上がりが不安でした。でも完成した写真を見たら、凄く良い感じで嬉しかったです。そして水着の撮影に備えてダイエットしていましたが、撮影の3日間とも美味しい食事を食べていましたね(笑)食事シーンも自然な感じの写真がたくさん掲載されていますので注目してください!
「HKT48」「ピアノ」をエッセイのテーマに入れなかったその理由とは
―― 今回の撮影で意識したことは?
森保:ふだんは大人っぽい表情、クールな表情などを撮影の際には求められることが多いです。このフォトブックでは喜怒哀楽の全てが入っています。今回は素に近い表情で撮影することができました。劇場でのカットは、私物のレッスン着です(笑)素の表情を撮影していただくことは、あまりなかったので、逆に「これで大丈夫かな?」と不安になりながら撮影していました(笑)演じていない自分を写真で撮影されるのは慣れていなかったので、最初は緊張していました。でも撮影をしてみたら、むしろやりやすかったです!自然体な写真が多いので、是非注目してください!
―― エッセイのテーマ10個あります。
森保:「言葉」「嫌い」「音楽」「夢」「性格」「趣味」「好き」「1期生」「Chou」「アイドル」と10個のテーマで書きました。最初は、そんなに書けるかな?と思ってました。前から日記で書いていたことや、頭の中で考えていたことや、撮影中に思い浮かんだことも書きました。10個のテーマのうち9個は、自分の思いをつづった独り言のようなエッセイです。最後の「アイドル」のテーマでは、ファンの皆さまに向けて想いを伝えて書いたエッセイです。読んでもらえたら嬉しいです!
―― エッセイのテーマに「HKT48」はありませんでした。
森保:「アイドル」というテーマはあります。HKT48は卒業してしまいますが、メンバーとはこれからも仲良しですし、卒業生とも仲良いです。卒業生も含めて「HKTファミリー」と言ってくださるファンの方も多いです。「アイドル」はもうこれから先はやらないし、アイドルという職業は終わってしまいますが、これからも「HKTファミリーの一員」という意識があったのかもしれません。
―― 「ピアノ」もテーマにありませんでした。
森保:「音楽」というテーマではピアノについて触れました。私自身、ここまで自分がピアノキャラになるとは思っていませんでした(笑)ピアノ自体、アイドル活動中に続けていたわけではなく、仕事の依頼があるたびに合間を縫ってレッスンに行って弾いていました。だから「私、ピアノやっていないのに」と思いながらもピアノを演奏していることもあったので、悩んだことも多かったです。あまりピアノキャラを押し出したくないという気持ちもありました。たくさんの葛藤がありました。
HKT48に加入する前からピアノはやっていました。クラシック一筋でコンクール三昧でした。コンクールを終えるたびに、また次のコンクールに向けたレッスンでした。だから自分としてピアノを楽しいものとしてとらえることができませんでした。でもHKT48の活動を通して、ピアノを弾くことが楽しいなって思えるシーンが増えてきて気持ちの変化がありました。
ピアノが自分の特技や武器になっていた部分も多かったですが、その分プレッシャーになっていることも多かったです。そのようなこともあったので「ピアノ」というテーマでは書きませんでした。ピアノについて書くとしたら、エッセイでなくて1冊の本が書けちゃいます(笑)ピアノに対してはそのくらい様々な想いがあります。
「HKT48での10年での一番の思い出は紅白歌合戦」
―― 秋元先生が帯のコメントをくれましたが、どう思われましたか?
森保:お言葉をいただきました!ステージで秋元先生の前でピアノを演奏することもありました。秋元先生にとって私はピアノ演奏の印象が強いんだろうなと思いました。「彼女から、いつも音楽が聴こえて来るような気がする。」というコメントが凄く嬉しかったです。私自身、音楽を聴くことが凄く好きなので、いつでも音楽と関わる人でありたいなと思いました。
―― 「1期生」「Chou」のメンバーとは手書きのメッセージで手紙のようにやり取りしています。印象的な手紙はありますか?
森保:後輩の松本日向ちゃんが「まどかさん以上の素敵な先輩は現れないと思います」とまで言ってくれました。そんなふうに思っていてくれたんだと凄く嬉しかったです。
また同期の下野由貴ちゃんは「まどかから褒められると、いつも嬉しい気持ちになった」と言ってくれました。私も同じことを思っていたので、お互いに思っていたんだ!とフォトブックの手紙で知りました(笑)読むのが楽しかったです!
―― 残った1期生のメンバーに伝えたいことはありますか?
森保:頼もしい同期たちに、これからのHKT48を託したいなと思って卒業発表をしました。後輩に対して、私は行動で示したいなと思って活動していました。他の1期生は言葉で伝えて、注意もしていました。HKT48はどんどん進化していきますが、1期生だけは変わらないスタンスでいてほしいです。
―― HKT48での10年間の活動で一番の思い出は?
森保:2014年の大みそかにHKT48で出演した紅白歌合戦です!衣装の早替えや全員での出演など、とにかくこだわって作ったステージでした。しかも紅組一番での登場でした。凄く思い出に残る年末年始でした。
「美の秘訣は食事中に鏡を見ること」
―― 後輩メンバーからも「森保さんは美しくて綺麗」という話をよく聞きます
森保:嬉しいです!でも「本当かな?」って疑っています(笑)後輩にも「本当に思ってる?」とツッコんじゃいます(笑)私自身の照れ隠しなんでしょうが、素直に受け取れるようにならないといけないですよね(笑)
―― 美しさを表現するための秘訣や普段から意識していることは?
森保:ご飯を食べる時には、できるだけ鏡の前で食べるようにしています。食事している表情を自分で見て、見るに堪えない表情であれば、可愛くいられると思っています。初めて言いました(笑)
「聖地巡礼してください!」
―― ファンの方へのメッセージをお願いします。
今までの10年間のアイドル生活が濃縮された1冊になっています。「こういうふうにみんなの目に映っていたんだな」と発見することも多かったです。喜怒哀楽全てが詰まったフォトブックになっています。朝昼夕晩の全てのカットもあり、どのシーンも楽しめます。
あと福岡県で全て撮影しましたので、聖地巡礼をしてほしいです!福岡の名物や名産品もたくさん出ています。このフォトブックを見て、ももち、糸島、能古島の海などを訪れてほしいです!