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太田奈緒 舞台『真・三國無双』振返り「小喬をどう演じていくかずっと考えていました」

卒業後初・初2.5次元・初殺陣「3初」

2020年8月20日から24日まで日本青年館ホールにて「舞台 真・三國無双 ~赤壁の戦いIF~」が開催されていた。今回、孫権軍の小喬役で出演していた太田奈緒にとっては、AKB48卒業後初の舞台であり、初の2.5次元の挑戦であり、初の本格的な殺陣の挑戦と「3初の舞台」だった。

 

太田は小喬を忠実に再現したオレンジ色のかわいらしい衣装と髪型で登場。ステージでも映えていた。出演者全員がダイナミックでハードな剣での殺陣が繰り広げられる中、両手に扇子を持って初めてとは思えないダイナミックで華麗な殺陣を披露。躍動感ある扇子の殺陣だけでなく、キュートな仕草や表情、人懐っこい笑顔での台詞など、太田奈緒らしさも見事に発揮された小喬で戦場に華を添えていた。

 

「殺陣もたくさん教えてもらって、とても勉強になりました」

その太田奈緒が千穐楽後の8月25日にSHOWROOM配信で、舞台の思い出を振り返っていた。太田は「無事に初日を迎えられてホッとしました。舞台の初日は久しぶりだったので緊張しました。結構な運動量で体力がきつかったです。7公演目には足に力が入らないで尻もちついてしまいました。そのくらい結構ギリギリな感じで戦っていました。そのようなハプニングもありましたが、無事に千穐楽を迎えることができました!」と想いを伝えていた。

 

ファンからの「殺陣は難しかった?」というコメントには「殺陣も初めてでしたし、扇子も特殊なので難しかったです」と語っていた。また「殺陣ではくるくる周るパフォーマンスがありましたが、最初は慣れなくて2回周るくらいで頭がクラクラしてバランスもとれなかったです。これではまずいので、鍛えて欲しいと言われて、家でも練習して出来るようになりました!」と苦労話も披露。

 

「2.5次元はどうでしたか?」という質問には「どこまで小喬らしさを出せるのかを考えると難しかったですよ。天真爛漫な女の子というイメージだったので、私のキャラとは違うので、どうやって小喬を演じるかを考えると難しかったです。小喬の台詞はかわいいですからね(笑)」と振り返っていた。

 

「振り返ってみて舞台はいかがでしたか?」というファンからの質問に「とても不安でした。1人ずつのソロ殺陣がありましたが、そのシーンの時だけ、みんなの足を引っ張ってしまっていないかな?観ているお客様が私のシーンで突然現実に戻ってしまっていないかな?とずっと怖かったです。小喬をどう演じていくかもずっと考えていました」と想いを吐露していた。

 

さらに「このような状況で舞台に立てたこともとても嬉しかったです。卒業して初めての舞台で、初めての2.5次元と初めての殺陣で、初めてが重なり過ぎてて不安しかありませんでした。『小喬が自分で大丈夫なのか?』という不安もありました。でもネガティブに考えても仕方ないですし、キャスティングされたことには意味があると思い、自分が思うような小喬を演じるしかないと思いました。自分の出来なさにもどかしい想いもしました。

 

でも、悩めることも舞台に立てるからであって、このような状況で悩めることは有難いことだと思います。舞台に立てて改めて気づけることもあり、とても良かったです。殺陣もしてみたかったので、経験させて頂けて嬉しかったです。本当に優しい皆さんばかりでした。標準語のアドバイスも頂きました。殺陣もたくさん教えてもらって、とても勉強になりました」と気持ちを伝えていた。

 

最後にファンに向かって「無事に千穐楽を迎えられました。本当にありがとうございました。『卒業してから会えなくて、今回の舞台で会えて嬉しかった』と言ってくださいました。また皆さんにお会いできるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!」と謝意を伝えていた。