NMB48「NAMBATTLE~戦わなNMBちゃうやろっ!~」「NAMBATTLE公演~舞~ FRONTIER」

2021年、NMB48がさらなる活性化のために始動した新プロジェクト「NAMBATTLE〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜」が本格的にスタート。

 

1月29日に「NAMBATTLE公演~舞~」がスタート。先陣を切ったのは、リーダー・中野未来、鵜野みずき、上西怜、中川美音、安部若菜、中野未来、浅尾桃香、瓶野神音の7人による「FRONTIER」。

 

「overture」の後、Wセンターに7期生の浅尾と瓶野を抜擢した「だってだってだって」で始まり、フレッシュなパフォーマンスを展開。「冬将軍のリグレット」では鵜野がセンターを務め、長い手足を生かしてダイナミックに見せた。3曲目は最新シングル曲「恋なんかNo thank you!」。このグループのエース・上西がセンターに立ち、安定感のあるダンスでグループを牽引。

 

3曲を歌い終えたところで自己紹介をして、グループ名の名付け親の浅尾が「“FRONTIER”は未開拓地という意味で、この7人で未開拓地をひらいていって、これからのNMB48を引っ張っていく、そんな存在になりたいと思って名付けました」と説明。続けて、「FRONTIER」に対する思いを漢字1文字で発表。「勉」と表した中川は「中野未来さんに向けて。リーダーをやってくれてるんですけど、まぁ、話が通じないんです。まず漢字が読めないのをなんとかしてもらいたい。“匿名”を“ちょめい”ってずっと言ってるから『何を言ってるんかな?』って。みんな、お勉強会を開きたいぐらいです」とリーダーの中野にクレームを入れた。逆に、「謝」の文字を発表した浅尾は「未来さんに神音と個別レッスンをしてもらいました。出来なさすぎて、レッスン後とかお休みの時間にも教えてくれました」と感謝の気持ちを伝え、中野は嬉しそうな顔を見せた。

 

安部が「助け合いながらも、7人の中で競い合って成長していこうとしていますが、競い合うだけじゃなくて、その過程を大切にしていきたいと思います」と思いを語り、中川がセンターの「365日の紙飛行機」へ。難波鉄砲隊其之八のユニット曲「全力グローイングアップ」ではオリメンの安部がセンターを務め、生き生きとしたパフォーマンスを披露。続けて「まさかシンガポール」「床の間正座娘」を聴かせて残り1曲となったところで、上西が「こんなに0番(センターポジション)に立たせていただいたのは初めてです。自分はセンターに向いてないのかなって思ったこともあったんですけど、センターを目指しちゃいけない人なんていないし、センターっぽくない人なんていない。それを決めるのは自分自身なんだって思ったので、NAMBATTLEを通して、それを見せていきたいです」と決意を表明。上西がセンターで「難波愛」を歌い、本編を締めくくった。

 

アンコールはグループのメンバーが選んだ自由枠。1曲目に「虹の作り方」を爽やかに歌唱。続いて、アイドル力高めの「なめくじハート」を安部センターで聴かせ、「グループ名のFRONTIERは未開拓地。新たなNMB48を作っていくぞ!という気持ちで付けました。そんな気持ちを胸に最後の曲、聴いてください」と中野が曲紹介をし、全員が真剣な表情で「Pioneer」を熱唱した。

 

「劇場公演」もバトル種目ということで、第1クールの審査員を務めるMAYU氏(コレオグラファー)、AKIRA氏(NMB48チーフダンスインストラクター)、舞台監督スタッフがそれぞれ100点満点で採点する。金子劇場支配人が3人の採点と評価コメントを持ってステージに登場。MAYU氏は「始まった時は緊張で声とダンスが小さく感じましたが、1回目のMC後から緊張がほぐれて元気にパワフルになっていった」と77点を付けた。舞台監督スタッフは「昨日のリハは30点でしたが本番に向けて上げていきましたね」と63点。AKIRA氏は「一番練習期間が短い中、よくやったと思います。曲の変わり目のメリハリをつけることができればもっと良くなる」と58点。合計198点。トップバッターということで1クール目の基準となるわけだが、メンバーを近くで見ている審査員だけに、愛情を込めながらも平均66点というガチな採点となった。

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