NMB48梅山恋和 卒業コンサート~恋のおまじないが解ける前に~

3月26日、NMB48 梅山恋和の卒業コンサート「NMB48梅山恋和卒業コンサート 〜恋のおまじないが解ける前に〜」が京都・ロームシアター京都にて開催。2016年に5期生としてNMB48に加入し、2018年に18thシングル「欲望者」で初選抜入り。2020年1月にソロコンサートを実現させ、同年3月発売の23rdシングル「だってだってだって」では同期の山本彩加とWセンターに抜擢。今年1月に卒業発表を行い、ラストとなる26thシングル「恋と愛のその間には」で同期の上西怜とWセンターを務め、オリコンランキング1位を獲得して有終の美を飾った。

 

「無事に卒業コンサートを開催できて嬉しい気持ちでいっぱいです」と嬉しい気持ちを伝え、「私の思い出がいっぱい詰まった曲を準備してきたので楽しみにしていてください。私のアイドル集大成を目に焼き付けてくださると嬉しいです!」とファンに呼びかけた。

 

ライブではサプライズゲストとして、梅山と仲の良かった元5期生・溝川実来が登場し、研究生時代の曲「太陽が坂道を昇る頃」を披露。さらに、「だってだってだって」では山本彩加が登場し、1年ぶりに『梅山本』のWセンターが復活。

 

「恋和から連絡をもらって、『卒業コンサートに出てほしい』って言っていただけて、今回来させていただきました。セットリストを見せてもらった時に、恋和が最後にやりたいことを全部ギュッと詰めて、恋和らしさがすごく出たコンサートになってるんじゃないかと思ったので、普段見れない恋和も、そして可愛い恋和もたくさん見られるライブになっていると思います。皆さんはどうぞ最後まで楽しんでいってください!」と観客に山本彩加の視点で卒コンの魅力をしっかりとアピール。後半は、上西怜とWセンターを務める最新シングル「恋と愛のその間には」、初選抜入りしたシングル曲「欲望者」などを全員でパフォーマンスし、「僕らのユリイカ」で紙吹雪が舞う中、本編が終了。

 

オーディションの時から卒業発表の時までのヒストリー映像が流れた後、ピンクのドレス姿の梅山がステージに登場。「今日もこうしてたくさんの方に集まっていただいて、皆さんの愛を感じながらステージに立っています。約6年前、まさか私の卒業コンサートを開催させていただけるなんて思ってもいませんでした。加入当初はダンスや歌、笑顔でさえぎこちなくて、同期が前に進んでいくばかりで、自分はずっと端っこのポジションで、公演の初日メンバーにも選ばれませんでした。悔しくてちょっと泣いていた自分が嫌いでした。でも、いつもファンの皆さんが応援してくださったから、期待して待っていてくださったから、あきらめずに頑張ろうと思いました。今日このステージに立っているのも皆さんのおかげだと思います。」と加入当初の頃を振り返り、応援してくれたファンへの感謝の気持ちを伝えた。

 

メンバーやスタッフへの感謝の気持ちも届けた後、「いつも一番近くで応援してくれて支えてくれた家族のみんな、感謝の気持ちが有り余るぐらい、感謝の気持ちでいっぱいです。反抗期だったり、ワガママを言ったり、たくさん迷惑かけました。今日、このステージで親孝行できたんじゃないかなって思います。」と家族への感謝も言葉にした。そして、「頑張った分、必ず明るい未来が待っているんだと思います。なので私も自分を信じて第二の人生を頑張ります。NMB48は私の青春でした! アイドルになれて幸せでした! たくさんの愛を本当にありがとうございました!」という思いを笑顔で届けた。

 

ソロ曲「秘密日記」、赤い風船を持ったメンバーたちが梅山を囲みながら「約束よ」を歌った後、上西怜が用意していた梅山への手紙を読み上げた。「私にとって恋和はいつもかっこいい背中をしていて、堂々としていて、すごく大きな存在でした。でも、NMB48に入った頃はフニャフニャで少し頼りなくて、いつも泣いていたイメージがあります。5期生としてお披露目した後の初めてのステージデビューとなる前座ガールズのオーディションで、私たち2人だけ最後まで合格できなかったことがあったよね。あの日の私たちに『シングルでWセンターをしたよ』と伝えたいです。最初は同じスタートやったのに、いつの間にか恋和の背中が見えなくなっていって、ソロコンサート、梅山本によるWセンター、どんどん自分の夢を叶えて前を走っていく恋和が、いつの間にかライバルではなく憧れになっていました。あーやん(山本彩加)が卒業して1年、私は少しだけでも恋和のライバルになれてたかな? 私たち2人だけにしか分からない、言葉を交わせずとも伝わる何かがあった気がして、そんな関係が心地よくて好きでした。NMB48の次世代として先頭に立ち、そして今、NMB48を背負い、引っ張ってきてくれてありがとう。6年間お疲れ様。怜より」

 

そして、赤い風船にはメンバーそれぞれが梅山へのメッセージを書いたチェキが付けられていて、それを「大声ダイヤモンド」の歌唱中に渡された。

 

さらなるアンコールを求める手拍子が鳴り響き、再度「落とし穴」を歌唱。何度も「ありがとう!」と伝えて、「皆さんと出会ったのは本当に運命だと思います。本当に本当に本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝えて卒業コンサートの幕が下ろされた。

©NMB48

 

<セットリスト>

M00:Overture

M01:やさしくするよりキスをして

M02:落とし穴

M03:彼女になれますか

M04:恋なんかNo thakyou!

M05:最強ツインテール

M06:てもでもの涙

M07:ハート型ウイルス 

M08:投げキッスで撃ち落せ! 

M09:ハートの独占権

M10:モニカ夜明けだ

M11:絶滅黒髪少女

M12:阪急電車 

M13:届かなそうで届くもの

M14:てっぺんとったんで 

M15:太陽が坂道を昇る頃

M16:わるここ

M17:おNEWの上履き

M18:抱きしめられたら

M19:美しき者 

M20:恋愛被害届け

M21:だってだってだって 

M22:恋と愛のその間には(26thシングル)

M23:欲望者

M24:ナギイチ

M25:サササ サイコー! 

M26:僕らのユリイカ

EC1/M27:秘密日記

EC2/M28:約束よ

EC3/M29:大声ダイヤモンド

WEN/M30:落とし穴