「岩佐美咲コンサート~演歌でめぐる 春夏秋冬VR編~」映像で歌の世界観を 初披露!

会場には黄色のハッピの岩佐ファン

2018年6月17日、岩佐美咲が神奈川県・横浜市にある世界初のライブホログラフィック専用劇場「DMM VR THEATER」にて開催された、最新のホログラフィック技術と演歌・民謡とのコラボレーションしたライブ「長良グループ×DMM VR THEATER ジョイントライブ」に出演。新たなライブ・パフォーマンスで観客を魅了した。

 

岩佐はAKB48に所属していた時から抜群の歌唱力をウリにしており、AKB48初の演歌歌手として、当時からファンの前で演歌を披露していた。卒業後も若手の演歌歌手として活躍しており、今でも当時からの多くのファンに愛されている。またAKB48時代の岩佐を知らない演歌ファンもライブに多く来ていた。若手女性演歌歌手としての岩佐への期待は大きい。

 

会場には岩佐のテーマカラーの黄色のハッピを着た岩佐のファンらが多く駆けつけていた。MCでのトークも上手で、客席にいるファンとの駆け引きで会場を多いに盛り上げていた。

 

青の振袖姿で登場した岩佐は、2枚目のシングル曲「もしも私が空に住んでいたら」をVRとのコラボで披露。タイトルに合わせた、空の上に岩佐が浮かんでいるような映像演出の中で切なく熱唱。会場中のファンを歌の世界へ引き込んだ。

 

「映像と歌のコラボという初の試み」

「ついにやってまいりました!今回は映像と歌のコラボという初の試みということで、どうなるのか本当にドキドキしているのですが、特別感のあるコンサートですので、楽しんでいただければ」と岩佐から会場のファンへ挨拶。

 

今回の公演では、春・夏・秋・冬それぞれの季節にちなんだ選曲で構成。春の部では「アンコ椿は恋の花」、「木綿のハンカチーフ」、「初酒」、「いい日旅立ち」とカバー曲・オリジナル曲織り交ぜて披露。

 

「面白い映像になっていますので、楽しんでください!」

夏の部では松田聖子の「夏の扉」、「恋する夏の日」、「ブルーライト・ヨコハマ」、「かもめが翔んだ日」、「涙そうそう」など、アイドル曲から大人っぽい歌謡曲や比較的新しいJ-POPまで、バラエティに富んだ曲調で魅了した。

 

「夏は苦手という岩佐だが、楽しくてかわいい曲が多い夏の歌は好き」と語り、「歌の世界では夏を楽しみたいので、夏が苦手な人も、夏の歌でテンションをあげてほしい」と語っていた。さらに横浜でコンサートをする時には、必ず披露するという「ブルーライト・ヨコハマ」も。

 

秋の部では「待つわ」、「時の流れに身をまかせ」、「秋桜」、「旅愁」を披露。昨年ロングヒットしたオリジナル曲「鯖街道」では、青を基調としたまるで海の中で歌っているかのようなVR映像とのコラボレーションで歌唱。岩佐自身が「面白い映像になっていますので、楽しんでください」と紹介したように、海の中にいるような幻想的な世界観で魅了した。

 

またテレサテンの名曲「時の流れに身をまかせ」で魅せた切ない表情と歌声はとても数年前までアイドルだったとは思えないようなものだった。

 

「昭和の名曲」も多数披露

岩佐がカバーで歌っているのは、演歌だけでなくJ-POPやアイドルの楽曲もあるが、どれも「昭和の名曲」ばかりで演歌ファンだけでなくとも楽しめる。また、当時の歌を知らない世代でも、岩佐の歌声に魅了されてしまう。

 

冬の部では「北の宿から」、「越冬つばめ」を切なく歌い上げた後、岩佐が演歌歌手デビューするきっかけともなった名曲「津軽海峡・冬景色」をVRとのコラボでカバー。岩佐のまわりを水しぶきがぐるぐると回る映像で、滔々と歌い上げた。「北の宿」の後に史郎したデビュー曲「無人駅」では、曲の冒頭で開いた真っ赤な花の上で歌っているかのような映像の中で熱唱。

 

演歌とVRという異色の組み合わせだが、迫力ある演出で会場を圧巻していた。

 

アンコール前には「わさみんコール」

AKB48時代からのファンも、演歌歌手になってから岩佐のファンになった人もみんなが盛り上がっていた。AKB48にいたということもあり、演歌歌手としては珍しく、アンコール前には「わさみんコール」で盛大に上がった。

 

そしてアンコールでは最新曲「佐渡の鬼太鼓」をVRとのコラボで披露。雪の積もる山並みを抜けたり、幾何学模様や螺旋模様がステージ上を渦巻くダイナミックな映像演出の中で歌い上げ、ファンもペンライトを振り大盛り上がりで「岩佐美咲コンサート~演歌でめぐる春夏秋冬VR編~」を終了した。