NMB48 もっと高みを目指して!次世代メンバー38人『NMB48 次世代コンサート~難波しか勝たん!~』

NMB48の次世代を担う5期から7期生による全力パフォーマンス!

2020年10月24日(土)、大坂城ホールで『NMB48 次世代コンサート 〜難波しか勝たん!〜』がおこなわれた。こちらはNMB48の5期生/ドラフト3期生/6期生/7期生の若手メンバーだけで構成されたステージで、新ユニットも続々登場、様々な趣向を凝らして魅了した。この模様はニコニコ生放送、LINE LIVE、SHOWROOM、Fansteamでも生配信された。

 

梅山恋和と山本彩加がWセンターの『だってだってだって』で幕を開けた「次世代コンサート」。乃木坂46の『ガールズルール』など、5期生と6期生が一気に4曲をパフォーマンスした。

 

MCでは7期生をステージに呼び込み、自己紹介などを。山本望叶のファンという佐月愛果と和田海佑が緊張した面もちで望叶とトークを繰り広げる場面も。7期生で『ピーク』を、力強いパフォーマンスともに歌い上げた。続いて6生期が『てっぺんとったんで』を、ドラフト3期生が『純情U19』を、5期生が『HA!』を、リレー方式で披露。それぞれ強さのある楽曲だけに、各期が火花を散らすステージとなった。

 

その様相は、次世代ナンバー1を決めるバトルを繰り広げたコントでも顕著に。それぞれ可愛さや強さをアピールするなか、ドラフト3期生の貞野遥香はバレエ、安部若菜は小噺、7期生の真鍋杏樹は新体操、芳野心咲は英語を披露と、得意分野で惹きつけるメンバーも。その勢いで38人全員による渾身の『マジジョテッペンブルース』へと突入。梅山の「11年目も難波しか勝たん!」、山本望叶の「マジでテッペンとらしてもらいます」の決め台詞で締めた。

 

事前にメンバーを発表していたユニットでは、8組が趣向を凝らしたステージを展開した。小嶋花梨、河野奈々帆、菖蒲まりん、中川美音によるユニット「THE iDOL」は『涙の表面張力』を。間奏では事前にファン投票したポーズも披露。安部若菜、前田令子、山崎亜美瑠、坂本夏海、小川結夏による「メゾンレートル」はそれぞれのメンバーカラーをつけた衣装で『甘噛み姫』を歌唱した。

 

南波陽向、北村真菜と7期全員のユニットは、お笑い感満載の『なんでやねんアイドル』をフレッシュに。事前に募集したなぞかけも歌いだしに披露した。山本彩加、山本望叶の「W山本」は『わるきー』を。思いっきりキュートなパフォーマンスでファンのハートをつかんだ。

 

後半は坂道AKBの『国境のない時代』から始まり、ダンスナンバーの『僕以外の誰か』や、『ワロタピーポー』、『北川謙二』といったNMB48のアンセムをたて続けに披露。ステージが進むにつれ自信を帯びてくるメンバーの表情も印象的だ。客席を埋め尽くすペンライトの光が1つになった様からもわかるように、大阪城ホールという大きな会場をもろともしない盤石な一体感を作り上げた。本編最後は『高嶺の林檎』を。空間をいっぱいに使ったダンスと力強い歌声で、次世代の台頭を高らかに宣言した。

 

アンコールは『虹の作り方』から。白のTシャツにデニムのショートパンツ、スニーカーとフレッシュな装いで、きらめくような笑顔をふりまいた。

 

MCで小嶋が4人のメンバーにコンサートの感想を尋ねた。清水里香は「今日は5期生が一番先輩にあたります。私はいつも同期メンバーについていく感じですが、年齢も正規メンバーでは最年長になるので、先輩だという意識を持って挑みました。先日、あかりん(吉田朱里)さんに『二代目おしゃれ番長は清水里香』だと言ってもらえたので、みんなからもそう言ってもらえるように頑張りたい。どうすればかわいくなれるか、きれいになれるか、先頭に立って発信していきたい」と意欲を語った。

 

河野奈々帆は「今回は次世代コンサートで自分のポジションや歌割があって、自分がアイドルをしていると思った。だからこそ、もっともっと上に上がりたいとも思いました。チームNとしても、もっともっと成長できるよう、頑張っていきたいです!」と目を輝かせた。

 

新澤奈央は時折、涙ぐみながら「『次世代コンサート』ではトークを任せてもらえる場面も多くて。7期生も入ってきたので、自分が前に出て頑張っていかないという自覚も芽生えました。今までは一歩引いていたけど、ゆくゆくは副キャプテンとかになれたらなと思うので、これからも自分らしく頑張っていきます」と新たな目標も明かした。

 

この「次世代コンサート」のまとめ役を担当した塩月は「NMB48に加入して3年経ちます。今までは若手という立場に甘えていたけど、今回まとめ役をやらせていだいて、ドラフト3期生がもっと前に立ってNMB48を引っ張っていかないといけないと思った。これからもNMB48と次世代メンバーに期待してもらえたら」と力強く語った。

 

キャプテンの小嶋はそんな塩月を「本当に頼もしかった」と称えた。続けて「10年という節目に『次世代コンサート』ができたことを嬉しく思います。『立場が人を変える』と、山本彩さんからキャプテンを引き継いだ時に言われました。今日、その時だと思いました。みんなにこれからのNMB48を作っていくとうい自覚をもってもらいたいと思っていたけど、、私が思っていた以上にみんな熱くて、みんなで支え合ってここまで来ることができたので、NMB48にさらに自信がつきました!」としっかり前を見つめた。

 

そして「私たちはもっと高みを目指していきたい。なので、もう一度、次世代のメンバーでライブをさせてください!」と猛烈アピール。「また『次世代コンサート』ができたら、皆さんまた会いに来てくれますか?」と会場に尋ねると、観客も大きな拍手で応えた。

 

小嶋が「私たちはこれからのNMB48を背負っていくという強い気持ちを持って歌いたい」と添えて、メンバー全員で『難波愛』を堂々と歌い上げ、次世代を担う覚悟を見せた。次に「NMB48はどんなことがあってもずっと前を向いて走っていくグループです。私たち次世代メンバーはこのグループをいっぱい盛り上げていきます!」という山本彩加のあおりで『青春のラップタイム』を全力パフォーマンス。Wアンコールの『てっぺんとったんで!』まで、全28曲を走り抜け、確かな存在感をアピールした。最後はまとめ役の塩月が先頭に立って挨拶を。「ありがとうございました!」と手を振りながら、名残惜しそうにステージを後にした。

©NMB48

 

<セットリスト>

NMB48 次世代コンサート 〜難波しか勝たん!〜

2020年10月24日(土)@大阪城ホール

M00:overture

M01:だってだってだって

M02:らしくない

M03:ガールズルール

M04:ナギイチ

M05:ピーク

M06:てっぺんとったんで!

M07:純情U-19

M08:HA!

M09:マジジョテッペンブルース

M10:制服レジスタンス

M11:涙の表面張力

M12:嘆きのフィギュア

M13:天国野郎

M14:甘噛み姫

M15:なんでやねんアイドル

M16:恋愛被害届け

M17:わるきー

M18:国境のない時代

M19:僕以外の誰か

M20:ワロタピーポー

M21:ササササイコー!

M22:北川謙二

M23:僕らのユリイカ

M24:高嶺の林檎

EC1/M25:虹の作り方

EC2/M26:難波愛

EC4/M27:青春のラップタイム

WE/M28:てっぺんとったんで!