2011年に誕生したHKT48は今年で7周年。AKB48グループの原点である劇場公演をスタートした記念すべき日を迎え、今年は朝から夜まで全5公演、「777んてったってHKT48 ~7周年は天神で大フィーバー~」と題し、公演拠点である福岡市天神のソラリアステージ内・西鉄ホールにてイベントを開催し、大勢のファンとHKT48の7周年を祝った。
今年のテーマは<ディスコ>。朝10:00に開演したイベントは、各期ごとに分かれて「め組の人」「今夜はブギー・バック」「EZDO DANCE」など懐かしのダンスナンバーから、「U.S.A.」など現代のダンスナンバーまで網羅したステージを披露。
また3期生・4期生・ドラフト生が出演する【Part I】ステージでは、平均年齢18歳・HKT48メンバーのフレッシュメンバーで構成される<F24>による博多座でのコンサート開催をサプライズ発表。
そしてメンバーが総出演する7周年記念特別公演では、今年9月に最終オーディションを開催した5期生14名の初お披露目、ドラフト3期研究生5名のチーム昇格、そして最後に、福岡ソフトバンクホークスが開業する<エンターテインメントビル(仮)>の1階にHKT48劇場が新たにオープンすることを発表し、笑いあり・涙ありの7周年は大変な盛り上がりとなった。
今年のテーマ<ディスコ>
7周年イベントのトップバッターは、HKT48のフレッシュメンバー、ドラフト生・3期生・4期生の20名がステージに登場。
今年のテーマ<ディスコ>にちなみ、劇場ロビーはダンスホール、劇場内にはミラーボール、ステージにはDJブースが登場し、83年にヒットした「め組のひと」や数多くのアーティストがカバーしてきた「今夜はブギー・バック」、そして「U.S.A.」など新旧ダンスナンバーをメドレーで披露。
そして最後にはチームTIIキャプテンの山下エミリーから<F24>による博多座でのコンサート決定をサプライズ発表。メンバーも驚きの声を上げ、お客様からも大きな歓声が上がっていた。松岡はなは、今回の7周年イベントのレッスンで苦悩したことを明かし、「この公演でいっぱい悩んだから、そう思うと本当に出来て嬉しいし、もっと頑張ろうって思います」と大号泣しながらも意気込みを語り、大きな拍手が送られてた。
<F24>は平均年齢18歳・HKT48のドラフト生・3期生・4期生のフレッシュメンバー25名で構成され、来年1月8日(火)9日(水)の2日間、九州最大級の劇場「博多座」にてコンサートを開催。<F24>による博多座でのコンサートは昨年9月以来、2回目。
次にバトンを繋いだのは2期生。「気分上々↑」や「そばにいるね」では、練習を重ねてきた秋吉優花がラップパートを担当し、2期生へ向けて作ったという自作のラップを堂々披露する場面も。メンバーからは「すごい!」と称賛の声が上がり、秋吉も「HIPHOP好きがここで活きたなと思いました」と自慢げな表情。
坂口理子からは「ラッパーの秋吉さん」と呼ばれていた。なお、怪我で活動を制限していた朝長美桜は今年の1月30日以来の劇場公演出演となった。
盛大な<智代梨コール>も
そして、7周年を迎えた1期生と指原莉乃のステージでは、指原がソロで「DESIRE」を力強く歌い上げ、DJブースでは村重杏奈が大活躍。「EZ DO DANCE」では迫力のダンスパフォーマンスで盛り上がりは最高潮となった。
MCでは活動休止中の1期生・兒玉遥と宮脇咲良のお面をつけて登場した指原と村重だったが、2014年にAKB48に移籍した、同じく1期生の中西智代梨のお面を準備し忘れ、周りから総ツッコミを受ける一幕も。その後披露した「恋するフォーチュンクッキー」では盛大な<智代梨コール>も起き、最後まで爆笑に包まれた公演となった。
18:30よりメンバー総出演による「7周年記念特別公演」は、1期生の「Begineer」でスタート。続いて2期生は「エリアK」、3期生は「フライングゲット」、指原莉乃・ドラフト生・4期生は「ハイテンション」をパフォーマンス。
冒頭のMCでは、Part Iステージでの<F24>博多座コンサート発表を受け、周りから祝福されたF24メンバーの松岡はなは「泣いてしまったんですけど、みんなで頑張りたいと思いますので、どうか応援よろしくお願いします!」と話し、指原も「楽しみ!頑張ってね!」と声をかけていた。
初お披露目・5期生14名
続いてサプライズ登場したのは、今年9月の最終オーディションを経て、本日が初お披露目となる5期生14名。指原と松岡菜摘は「(5期生の)リハーサルを見たら一生懸命で初期を思い出すね」と感慨深げ
に語っていた。
5期生は、緊張した面持ちで自己紹介を行い、これまでレッスンを重ねてきた「覚えてください」「メロンジュース」を披露し、初々しい劇場デビューを飾った。HKT48は5期生が加わり、総勢63名となる。
本村「8年目もよろしくお願いします」
チームKIV・キャプテンの本村碧唯は「こうやってファンの皆さんにお祝いしていただくことが出来て、頼もしい後輩がたくさん増えて、大好きな仲間がそばにいてくれて、今日は本当に楽しかったし幸せでした。これからもきっと壁にぶつかることはいっぱいあると思うんですけど、でも、メンバーみんなで力を合わせて、ファンの皆さんの力もいっぱい借りて、HKT48らしく、どんどん大きくなって前に進んでいきたいなと思います。皆さん、8年目もどうぞよろしくお願いします」と挨拶。
盛大なアンコールに包まれる中、再びメンバーがステージに登場すると、アップテンポナンバーを2曲続けて披露。今日を振り返り田中美久は「この7周年の公演を通して、もっと頑張らなきゃという気持ちが強くなりました」と話し、田島芽瑠は「後輩たちのキラキラに負けないように私たちも、もっともっと頑張るので見守っていただけたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。
ドラ3研究生・昇格
そんな中、スタッフから指原に一通の封筒が手渡され、HKT48ドラフト3期研究生5名全員のチーム昇格をサプライズで発表。伊藤優絵瑠と渡部愛加里はチームHに、馬場彩華はチームKIVに、石安伊と松田祐実はチームTIIにそれぞれ所属。
さらにサプライズ発表は続おた。直後、ステージのスクリーンが突如ダウンし、上映されたのは<HKT48 新劇場決定>の文字。その瞬間、劇場内に大きな歓声が上がり、メンバーも驚きと喜びの声をあげ、涙する姿も。松岡菜摘は「嬉しいです!最後、涙が出てきそうだったんですけど…2年後!?」と笑わせつつも、「本当に(元の劇場の場所に)戻れるっていうのがすごく意味があるなと思う」と話し、指原は「それにしてもすごいね!嬉しいニュースですから、これがあると待てるかんじがするよね」と話していた。