ジュピターテレコム(J:COM)は、国立西洋美術館で「ルーベンス展-バロックの誕生-(ルーベンス展)」が開催されることを記念して、「TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ」(TBSチャンネル2)と協力し、10月21日に「J:COM Wonder Studio」(東京ソラマチ内)にて、評論家の山田五郎と、SKE48鎌田菜月がスペシャルトークショーを開催した。
ルーベンスとバロック時代
山田:「ルーベンスはバロック時代を代表する画家で、5~7ヶ国語を操る外交官でもありました。バロック時代の作品の特徴は”とにかく濃い!”昔のフランス料理のように「多い、大きい、くどい、分からない」
山田:「僕が選ぶこの1枚は、『エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち』です。これもくどいでしょ」と口火を切リ、描かれている内容を背景とともに解説。
「なぜ裸なのか?」クイズに
鎌田:「ルーベンスの趣味・・・?」と笑いをとりつつ「神話を描いた作品だから?」
山田:「正解!実在する人間ではなく、神々を裸で描いているんです」との話に一同感心
鎌田:「(女性たちは)スレンダーではないですね・・・」
山田:「最近はやせている方がもてはやされる風潮だけど、本来人間はふくよかな方が豊かな象徴なんです。そして、ルーベンスはこのふくよかさの表現がすごい!肌の質感を表すのにセルライトまで描いてます(笑)」
鎌田:「”美”って、いきすぎると分からないですね(笑)」
『フランダースの犬』ネロでお馴染みの
鎌田:(「フランダースの犬」のネロがずっと見たがっていたアントワープ聖母大聖堂の祭壇画を4Kで見て)「本当に素敵ですね!憧れます!!」
山田:「この祭壇画は日本人に大人気なんです。『フランダースの犬』はイギリスの作品ですが、実は日本でだけ流行ったからなんです」
山田:「ルーベンス展は、生で観に行ってほしい!でも濃すぎてお腹いっぱいになるから、空腹で行った方が良いですね」
鎌田:「私も観て、お腹いっぱい、胸いっぱいになりました(笑)」
山田:「観たあとは、お茶漬けをサラッと食べる位がいいですね(笑)」
鎌田:「教科書では知っていましたが、生で観ると印象がガラッと変わりました。肌の質感も、涙の表現も、本当に素晴らしかったです!!」