SKE48から選抜された若手メンバーによって構成されるユニット「カミングフレーバー」が、中京テレビ放送が開催する、ビデオ会議システム「Zoom」を利用した演劇『Zoom劇場 カミングフレーバー(SKE48)は一週間で女優になれるのか!?』に出演。2020年6月5日に初演を迎えた。
初日に出演したのは、「カミングフレーバー」から赤堀君江、大谷悠妃、野村実代、中野愛理、平田詩奈の5名。メンバー全員が演劇初出演にも関わらず、ビデオ会議システム「Zoom」を利用して打合せ・稽古・本番出演までを全てメンバー本人の自宅から、しかもわずか1週間で行うという無謀とも言える挑戦となった。
開演時間の20時になると画面には主人公サクラ(野村実代)が1人登場。友人のアイ(大谷悠妃)に招待を受け、Zoomに参加したものの誰の姿も見えず不審に思っていると、ミキ(平田詩奈)とカエデ(赤堀君江)が現れた。この日はサクラの誕生日で、サプライズのオンライン誕生会が開催された。
自粛生活が続く中、久しぶりに顔を合わせた仲間たちと楽しい時間を過ごすサクラ。しかし、ふと見ると誰だかわからないメンバーが一人いて・・・。彼女が画面から消えると不可解な出来事が次々と起こっていく。
終演後Twitter上では、“緊張感があって面白かった!”、“怖くて鳥肌たったくらいに熱演だった!”、“みんな演技初挑戦?って思うくらい自然にできてた”、“リアルとバーチャルのか間がわからなくなる感じ”など、続々と感想を寄せられた。
新型コロナウイルスの影響によって、様々な制約のある日々の中、身近に起こり得るような設定で、女子会をのぞき見しているようなドキドキ感もあり、思わず観入ってしまうストーリー展開。
自宅からパソコン、スマートフォン、タブレットなどで、感染リスクを抑えながら生演劇を観賞できる。千秋楽の公演終了後には、公演本番にいたるまでの苦悩やこぼれ話などを出演メンバーが語る「打ち上げトークショー」も実施される。
追加公演も発表された。次回はカミングフレーバーから、青海ひな乃、鈴木愛菜、田辺美月、西満里奈、野村実代が出演。野村は今回の公演とはまた違う役柄を演じることになっており、メンバーが変わることで、また別の世界観が生まれてくる。
野村実代「驚きと感動が絶えないグループにしたい」
主演の野村実代は以下のようにコメントを寄せている。
握手会や劇場公演などファンの方に会える機会がない中、こうしてファンの方に楽しみにしていただけるお仕事ができたことが本当に嬉しくて、無事に初日を終えられて、ホッとしています。
カミングフレーバーは若手で結成されたグループなので、ファンの方も大丈夫かな?という気持ちが、きっと少しはあったかと思います。私はそんなファンの皆さんをビックリさせられるような演劇がしたい!という一心で1週間、必死に取り組んできたので、ファンの方から良い反応をいただき、よっしゃ!と内心嬉しかったです。
正直なところ、あんなにたくさんの方が観てくださるとは思っていなくて、緊張もしました。でも、生演劇をするからには期待に応えたいという気持ちの方が勝っていて、素直に楽しむことができました。嬉しいことに追加日程も決まり、これからますます楽しみです。
カミングフレーバーはまだまだ可能性しかないと思うし、驚きと感動が絶えないグループにしたいです。
たくさんの皆さんに私たちの生演劇を観てていただきたいです!お待ちしてます!