2018年4月25日に発売する乃木坂46の20thシングル『シンクロニシティ』のMVがついに公開された。
撮影は3月中旬に、長野県にある建築家・三澤文子氏がデザインした木造作品で敢行。
偶然の一致を意味する「シンクロニシティ」を、ダンスやフォーメーション、一人一人の表情などで表現する事がコンセプトとなっており、笑顔のメンバーもいれば、無言や話しているメンバー、急に歩いたり止まるメンバーなどがいる中で「ある瞬間、 全てが偶然一致する」というMVに仕上がっている。
メンバーは全編裸足で踊り、床がコンクリート、外が大雨の中で撮影が始まった瞬間、全員が足の冷たさに悲鳴をあげ、撮影現場にはジェットヒーターの他に足湯が準備されたというエピソードもある。乃木坂メンバーが身にまとっている天使のような真っ白なワンピースの衣装も綺麗で印象的だ。
2017年のNHK「紅白歌合戦」のオープニング映像や、乃木坂46では『制服のマネキン』『扇風機』『孤独兄弟』のMVを演出した映像ディレクターの池田一真氏を監督に迎え、2017年の日本レコード大賞受賞曲『インフルエンサー』の振付を手掛けたSeishiro氏が、この作品の振付を手掛けた所にも注目。
歌詞の中にも「誰だってあるだろう、不意に気づいたら泣いてること 理由なんて何も思い当たらずに涙がこぼれる それはそばにいる誰かのせい」「抱え込んだ憂鬱とか 胸の痛みも76億分の1になった気がする」とある。
新学期や新生活が始まって不安を抱えている人も多いだろう。今までと環境も大きく変わった人もいるかもしれない。大勢の見知らぬ人たちの中にいて、不安を感じている人もいるかもしれない。人見知りで、友人たちの輪の中に入っていけないで孤独を感じているかもしれない。新しい世界や生活になかなか溶け込んでいくことができずに苦しんでいる人もいるかもしれない。
それでも大丈夫。世界には76億人の人がいる。その世界の誰かと必ずシンクロして、誰かと共感できる。歌詞からもそのような想いが伝わってくる。