10年半ぶりとなるNMB48劇場オリジナル新公演 開幕
2024年5月14日、NMB48が大阪・難波のNMB48劇場で「天使のユートピア」初日を迎えた。本公演は、2013年11月に初日を迎えたTeamN 3rd Stage「ここにだって天使はいる」公演、約10年半ぶりの待望の新オリジナル公演。
本公演は13人編成で、初日メンバーに選ばれたのは、安部若菜、泉綾乃、瓶野神音、川上千尋、小嶋花梨、坂田心咲、桜田彩叶、
塩月希依音、上西怜、新澤菜央、出口結菜、芳賀礼、山本望叶。
「Overture」が流れ、メンバーが登場し、「OUR STORY」でスタート。続けてクール系の「青い春よ」、セクシーさを感じる「愛デンティティ」、元気で明るい「ROUTE48」を披露し、メンバー全員で「NMB48です!」と挨拶。
MCコーナーでは出口が「今回の公演も10年半の歴史はもちろんですけど、今の私たちをしっかりとお届けできる公演になっています」
と新公演に対する自信と期待を込めたメッセージを伝えた。
ユニットでは、メイド服衣装の可愛い曲「君はエイリアン」、小道具に手錠を使った禁断の恋の歌「チュッてギュッてグッと♡」、爽やかダンス系「SPARK」、小嶋によるソロ曲「美しく激しく咲く」を披露。
桜田が「衣装は歌詞に出てくるパスタ屋さんをイメージしたメイド服です。頭のペロペロキャンディは、エイリアンの触覚もイメージしたものになっているんです。私たちちゃんと宇宙人です」と「君はエイリアン」の見どころを伝えた。「チュッてギュッてグッと♡」について、1期生の木下百花(アーティスト名“ぶっ恋呂百花”)が作詞・作曲・編曲を手がけたことを新澤が伝えると、一緒に歌った山本望叶が「嬉しい!あの“ぶっ恋呂さん”ですよ」と歓喜。新澤も「手錠とかで繋がれたり、最後には誓いのキッスが!」と大興奮。
後半はポジティブで力強さを感じる「僕らはまだ」をはじめ、「脇役・学生Z」、公演のタイトル曲「天使のユートピア」、疾走感あふれる「全部抱きしめろ!」などでさらに盛り上げていきました。塩月が「僕らはまだ」について「山本彩さんと田中マッシュさんに作曲していただきました!」と報告。
続けて「この曲を作っていただくにあたって、かりんさん(小嶋)とさかたん(坂田)とれいぽん(芳賀)と私も一緒に打ち合わせをさせていただきました。彩さんが私たちの思いを『うんうん』ってずっと聞いてくださって、『今のNMBも諦めず、キラキラ輝いてるね』って言ってもらえました。『僕らはまだ』は、その一言が詰まりまくってる最高な曲です」と4人が話した言葉がキーワードとして歌詞に入っていることと、山本彩への感謝の気持ちを伝えた。
泉が「私はこのステージから見る景色がすごく好きです。ファンの皆さんの笑顔、たくさんの声援、共にステージに立っているメンバー、いつも支えてくださってるスタッフの皆さん、そしてNMB48の歴史を築き上げてくださった先輩方、本当にたくさんの方の力が合わさっているから、このNMB48劇場という居場所が存在しています。同時に、NMB48もずっと進化し続けています。すべての関わってくださってる皆さんに感謝の気持ちを込めて」と伝えて、本編最後の曲「HOME〜ずっと友達〜」を全員で歌唱。
アンコールでは「繋ぎ歌〜世界の国からこんにちは〜」を披露した後、キャプテンと副キャプテンが発表された。キャプテンとなった泉は「約10年半ぶりのNMB48のオリジナル公演、偉大な場にいられることにも感謝しています。そんな中でキャプテンという大きな役割をさせていただくことは、嬉しい気持ちもありますが不安だったりプレッシャーも感じながらリハーサル期間を過ごしてきました。いつか『泉綾乃が新公演のキャプテンでよかった。安心できた』って、皆さんやメンバーにも言ってもらえるようなキャプテンになれるように、頑張ります」と宣誓。
副キャプテンに選ばれた瓶野は「最初はすごく不安でした。でも選んでいただいたからには、この公演をより良くするためにも、自分も出来ることは精一杯やって、みんなのことを引っ張っていけるような存在になりたいです。副キャプテン、頑張ります!」と。コメント。
川上は「(ここにだって天使はいる公演がスタートした時)自分は研究生でした。同期(4期生)の西村愛華ちゃんが早く昇格して、オリジナルメンバーだったので、嬉しいけど羨ましいなという気持ちで見てました。今回、オリジナルポジションで、オリジナルの歌割りが嬉しいです。本当に念願だったんです」と新公演への喜びを語った。
他にもメンバーがそれぞれ新公演への思いを語った後、キャプテンの泉が「2013年に幕が開いた『ここにだって天使はいる』公演から10年半経ち、私たちメンバーが理想郷を目指してガムシャラに挑戦し続ける姿や、これからの未来を描いていく姿を見ていただこうという思いからタイトルが付けられました。ここからまたNMB48がスタートを切って、大阪から世界へ羽ばたいていく一つとして『天使のユートピア』公演を
楽しんでいただければと思います」と、改めて新公演のタイトルの由来を説明した。
29thシングル「これが愛なのか?」、NMB48メドレーを披露した後、塩月が「今日ここで会えた奇跡が永遠であり、いつかまた皆さんと出会えるように、私たちはこの場所で歌い続けます」と言って、「永遠のメロディー」を全員で歌唱して新公演初日の幕が下ろした。
概要
NMB48
オリジナル新公演「天使のユートピア」公演
セットリスト
00 overture (NMB48 ver.) 作曲:尾澤拓実 編曲:尾澤拓実
01 OUR STORY 作詞:Carlos K. 作曲:Carlos K. 編曲:Carlos K.
02 青い春よ 作詞:YuyaFujinaka 作曲:Yuya Fujinaka 編曲:Yuya Fujinaka
03 愛デンティティ 作詞:鈴木エレカ 作曲:oni/ 鈴木エレカ 編曲:oni
04 ROUTE48 作詞:AyakaMiyake 作曲:田中マッシュ 編曲:田中マッシュ
05 君はエイリアン 作詞:JOE / Carlos K. 作曲:JOE / 今川トモミチ 編曲:今川トモミチ/ JOE
06 チュッてギュッてグッと♡ 作詞:ぶっ恋呂百花 作曲:ぶっ恋呂百花 編曲:ぶっ恋呂百花
07 SPARK 作詞:丸谷マナブ 作曲:丸谷マナブ 編曲:丸谷マナブ
08 美しく激しく咲く 作詞:YuyaFujinaka 作曲:Carlos K. 編曲:中野悟朗/ Carlos K.
09 僕らはまだ 作詞:山本彩 小嶋花梨/塩月希依音/坂田心咲/芳賀礼
作曲:山本彩/ 田中マッシュ 編曲:田中マッシュ
10 脇役・学生Z 作詞:鈴木エレカ 作曲:鈴木エレカ/ pw.a 編曲:pw.a
11 天使のユートピア 作詞:Carlos K. 作曲:Carlos K. / oni 編曲:oni
12 全部抱きしめろ! 作詞:Carlos K. / Yuya Fujinaka 作曲:Carlos K. / oni 編曲:oni
13 HOME~ずっと友達~ 作詞:秋元康/多田慎也 作曲:多田慎也 編曲:中野悟朗
14 繋ぎ歌~世界の国からこんにちは~
・繋ぎ歌 作詞:Carlos K. 作曲:T4K / Carlos K. 編曲:T4K / Carlos K.
・世界の国からこんにちは 作曲:島田陽子 作曲:中村八大
15 これが愛なのか? 作詞:秋元康 作曲:ナスカ 編曲:野中“まさ”雄一
16 NMB48 メドレー
・恋を急げ 作詞:秋元康 作曲:ムラマサヒロキ/ Carlos K. 編曲:Carlos K.
・僕だけのSecret time 作詞:秋元康 作曲:Carlos K. 編曲:Carlos K.
・僕以外の誰か 作詞:秋元康 作曲:Carlos K. / Akira Sunset 編曲:Carlos K. / Akira Sunset
17 永遠のメロディー 作詞:Akira Sunset / SoichiroK 作曲:SoichiroK / Nozomu.S 編曲:Soulife
プロデューサーコメント
プロデューサー
剱持嘉一
「天使のユートピア公演」をプロデュースさせていただきました剱持嘉一です。まずは本日の公演にお越し頂いた皆様、お申し込み頂いた皆様、配信等でご覧頂いた皆様、誠にありがとうございます。公演を行う上で最初に考えたコンセプトですが、2013年11月19日に幕を開けた「ここにだって天使はいる」公演の初日メンバーは、今は全員卒業しています。
その後、約10年半、メンバー達が理想郷を目指して、がむしゃらに挑戦者であり続ける姿勢。そのメンバーが過ごした10年半と、これから向かう未来を描こうと考えました。ここからまた新しい物語が始まり、大阪から世界へと羽ばたいていく演目の一つである「天使のユートピア」公演。楽しんで頂ければ幸いです。
最後になりますが、何度ものリライトにお応えいただいた、Carlos K.さんをはじめとする作曲家、作詞家の皆様。共に楽曲を作り上げたユニバーサルシグマの皆様。振り付けのAKIRA先生。公演制作スタッフの皆様。衣装、ヘアメイクの皆様。そして1967年にリリースされた名曲「世界の国からこんにちは」の、一部使用許諾を取るためにご尽力頂いた、八大コーポレーションの中村様に感謝致します。
サウンドプロデュース
Carlos K.
今回NMB48の新公演のサウンドプロデューサーを務めさせていただき、総合プロデューサーの秋元さんはじめ、公演プロデューサーの剱持さん、そしてメンバーの皆さん、作家のみんなで一つの作品を作り上げられたことを光栄に思います。そして自信を持って一曲一曲が魂のこもった素晴らしい作品になったと思います。大阪から世界へ、そして世界が大阪へ
この楽曲たちが皆様の心に届きますように。