2021年11月17日から舞台「Kiss Me You ～がんばったシンプー達へ～」が開演。初日の17日昼にはメディア向けゲネプロが開催された。

キャッチフレーズは「これは遺書ではありません。幸っちゃんへの最初で最後のラヴレターであります。」時代は大東亜戦争末期。戦争一色に染まっている日本。一見、のどかな街で、武村軍曹率いる小隊は日々鍛錬に励みつつも、変な体操をしたり、ハナが営む大山食堂で騒いだり、いつもバカばかりやっていた。彼らは悩んで、笑って、恋する、ごく普通の青年たちだった。しかし、そんな彼らの日常も長くは続かなかった。やがて戦況はひっ迫し、いよいよ出撃の時が迫った。国のために、家族のために、愛する人のために。飛び立っていく青年たちと、彼らを見守る女性たちの青春群像劇。

70年以上前の戦争と当時の青年たちの想いに迫る圧巻の内容で、平和な21世紀の日本人必見の舞台。「戦争」という重たいテーマの内容だが、若者たちの日常を描いた明るく笑えるシーンも多い。

その中でも注目の女優の1人がヒロインの「幸ちゃん」こと木村幸子役を演じた清水麻璃亜。髪の毛も黒に染め、めったに見せることのないデコ出しで、戦争当時のような質素な衣装で登場。

素朴で純粋な表情や仕草からシリアスなシーンまで70年以上前の昭和時代のヒロインを白熱の演技で会場を魅了していた。

その清水が今回の舞台に向けた想いをたくさん語ってくれた。

――　今回の舞台の見どころと、清水さんが演じる役の見どころを教えてください。

清水：方言！難しい鹿児島弁を頑張ってます！

その時代に合わせたビジュアルで、前髪を止めて顔も全開に出してるので表情も注目してほしいです！

――　戦争がテーマの舞台です。ヒロイン役を演じることを知った時にはどう思いましたか？

清水：半年以上前からこのお話をいただいていたのですが、ずーっと楽しみでした！戦争がテーマの本や映画は今まで結構見てきて、興味があったのでいつか演じたいと思っていましたが、まさかヒロインだとは！

ヒロインとしてしっかり舞台上に立ててるか不安はありますが、精一杯楽しんで頑張ります！

――　戦争を知らない世代の清水さんですが、感情移入や役作りで心がけたことを教えてください。

清水：とにかく真っ直ぐに演じることです。

――　戦争をテーマにした舞台でのヒロインを演じるにあたって苦労したところはありますか？

清水：自信もないので自分でいいのか、作品の足を引っ張ってしまわないかと不安でいっぱいでした、、！

愛されるヒロインになれているのか、しっかりさっちゃんとして生きられているか、、不安はありますが、もうとにかく頑張ります！！！！笑

――　稽古場の雰囲気はいかがでしたか？今回の舞台と周囲の演者さんから学んだことがあれば教えてください。

清水：テーマがヘビーではあるのですが、すごく明るいチームです。でも全員がお芝居に熱くて、この作品やお互いへのリスペクトを持ちつつ、作り上げる過程がとっても楽しかったです。

とにかく毎日勉強だらけです！ベテランの先輩も、同世代の役者さんも、みなさん素敵な方だらけで、一緒に舞台に立てて嬉しいです！

――　今回の役を演じるにあたって戦争や特攻隊の歴史を勉強されましたか？どう感じられましたか？

清水：歴史の勉強をしたり、資料館に行ったり、戦争の本をたくさん読んだり、祖母が伝えた戦争の体験の話を父から聞いたりしました。

ひとつの時代の出来事でも、人の数だけ物語があってそれぞれの想いがあるんだと改めて思いました。

いろんな想いがありますが、とにかく今私がこうして居られることも奇跡で、毎日が幸せで溢れているんだなと思い知りました！日々精一杯生きようって思います！

――　ゲネプロ終えて、いかがでしたか？

清水：稽古も沢山しましたが、やっぱりセットの中で、照明や音響、いろんなものと一緒になりながら演じるのは最高に楽しいし、心が本当に動きます。

はやくお客さんに届けたいです。とにかく作品が素敵なので、この想いと歴史をたくさんの人に伝えられたらなと思います。

――　ファンの方へのメッセージや意気込みをお願いします。

清水：麻璃亜より幸子でいる時間、この作品について考える時間の方が圧倒的に長かったと思います。笑

やっと皆さんに届けられると思うとわくわくと、ドキドキと、不安と緊張と、いろんな気持ちでいっぱいです！

本当〜に素敵な作品です。素晴らしいチーム、演出、スタッフの皆さんにと共に、無事初日を迎えられる事が本当に嬉しいです！

あとはもう楽しんで真っ直ぐ舞台上に立つのみ！

みなさんに少しでも熱い想いを届けられるように頑張ります！

あ〜緊張する〜〜〜

舞台「Kiss Me You ～がんばったシンプー達へ～」

https://livedog.net/kissmeyou/