「カラスがカラスすぎた」

舞台『トワツガイ』が2023年6月16日から池袋サンシャイン劇場にて上演。初日前にはメディア向けゲネプロが開催された。主役の「カラス」は大西桃香で、ツガイのハクチョウ役には同じ事務所の渡辺みり愛。

大西が演じるカラスは苛烈に前へ進み続ける少女。言動は粗野だが、面倒見がいい一面も。ペア相手のハクチョウを最初は信用できないと突き放すが、次第に信頼を寄せていく。とある事情から今は組織『CAGE』に従う。度々同じ悪夢にうなされている。

ゲネプロ前にフォトセッションを終えると大西桃香は「約1か月間の稽古期間を経て、本日無事に、誰もケガすることなく初日を迎えられて幸せです。全部で13公演とたくさんありますが、みんなで最後まで一緒に気長に熱量をあげて頑張っていきたいと思います！」と挨拶。

ほぼフルタイムで舞台に出て「カラス」を演じている大西桃香。大西桃香のクールな表現力と周囲の仲間たちとのやり取り、さらに舞台ではダイナミックで圧巻の殺陣も披露して会場を魅了。デビューの頃を彷彿させるロングヘアにも注目。

ゲネプロを終えると座長の大西桃香は舞台の中央に登場して「本日はゲネプロに参加くださいまして、ありがとうございました！」と笑顔で挨拶。その後ステージの共演者を見て「みんな！ケガはないですか？ケガしないことが一番大切です！」と舞台でのクールな表情とは違い笑顔でにっこり。

続けて「本日の夜から初日が始まり、13公演続きます。殺陣や激しいアクションもあり体も疲れてくるかもしれません。でも最終日までケガなく突っ走っていきたいと思います！本日はゲネプロ見てくださって、本当にありがとうございました！」と座長として締めの挨拶をしてゲネプロは幕を閉じた。

主役で座長を務めている「カラス」役の大西桃香が今回の舞台への想いや役作りについて語ってくれました。

「座長として座長らしく頑張れ！」

――　舞台出演が決まった時の感想は？

大西：この舞台はオーディションがあって、オーディションの審査の時は確かカラスとスズメとツバメを読んでくださいってお願いしてもらったような気がします。そしてカラス役を預からせて頂くことになったのですが、私がもしスズメ、ツバメで受かっていたら、、っていう世界線も想像するとそれも楽しそうだなって思います（笑）！

今回はスタッフさんだったりキャストの方々で知り合いの方が多かったりで心強さもあり、演出の壱岱さんに出会った頃に「もっと座長として座長らしく頑張れ！」と言っていただいたことがあったので頑張らなきゃ！と思いました。

「少し怖い印象があるけど、仲間に対し

ての反応や表情に注目」

――　役での見どころ、注目点を教えてください。

大西：カラスは口が悪かったり少し荒々しいところもあるのですが、芯の通った優しい人だと思います。少し怖い印象があるけど、仲間に対しての反応や表情に注目して頂けたらなと思います。

あと、舞台を見てくださったお客様から「カラスがカラスすぎた」という嬉しすぎるお言葉を沢山いただけて嬉しかったです。そのお言葉達のおかげで自信を持てているのでそこも是非注目してください！