2024年6月21日から東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロで舞台「SEPT Presents WORLD BROKER」が開幕した。初日を迎える6月21日の午後にはゲネプロが開催された。

今回、雛役で出演しているのが女優の今村美月。2024年3月31日にSTU48を卒業したばかりの今村が、卒業後初の舞台に挑んだ。ゲネプロ終演後に今回の舞台の見どころや意気込みを語ってくれた。

「これからは今村美月"個人"として戦っていかなくてはいけないんだな」

――　舞台出演が決まった時はどう思いましたか？

今村美月：ここ5年くらいSEPTさんのこのステージに立っています。少しずつ名前は変わっていますが、ずっと一貫して雛役を演じています。STU48を卒業してからも、またこうやって呼んでくださって、とても嬉しかったですし、期待に応えられるように頑張ろうと思いました！

――　STU48卒業後、初の舞台です

今村美月：STU48に在籍していた時は、パンフレットやポスターなどで私の名前の後ろに（STU48）と書かれていることが多かったですが、今はそのようなことがないです。そういうところで、「ああ卒業して一人になったんだなぁ」と実感していますし、少し緊張もしました。

これからはSTU48の今村美月ではなく「今村美月"個人"として戦っていかなくてはいけないんだな」と気を引き締めています。これからも頑張っていきたいと思っています。今回の舞台での経験を生かして、これからもさらにステップアップしてきたいと思っています。

「私の大好きなものが全部詰まっている舞台です！」

――　舞台の見どころは？

今村美月：今回、舞台でも初挑戦することが多かったです。まず殺陣を演じるのが初めてでした。今回の舞台での殺陣は大きく斬り合うような本格的な殺陣ではなく、音楽に合わせてダンスをしながら殺陣をする剣舞です。相手の人を斬るという心構えでの殺陣ではなく、誰かを守るための剣舞です。殺陣に初挑戦でしたが、かえって難しさを感じました。とても気合の入ったシーンなので是非注目してください！

他にもダンスや歌唱でも見どころがたくさんあります！STU48時代では歌ったこともないようなハードな楽曲も披露しています。ダンスも様々なジャンルのダンスのプロの方が集結しています。「こういう動きがとても綺麗だな」と、いつも刺激をもらっています！ステージでのダンスパフォーマンスは圧巻です。どの角度から見てもとても綺麗だと思いますので、「私もそのステージの一部になれるように頑張ろう！」という心意気でダンスを披露しています。

ステージを降りて客席に出て演じるシーンもあります。お客様の目の前で演じていますので、緊迫感やドキドキ感があると思います！私自身も久しぶりに客席で演じるので、今からとても楽しみです！

今回のステージは歌う場所もあり、踊る場所もあり、私の大好きなものが全部詰まっている舞台です！とても貴重なステージで見どころもたくさんです！

「自分にとって大切な人を守っていく強さを兼ね備えた女性を見せていきたい」

――　雛の注目ポイントは？

今村美月：自分にとって大切な人を守っていく強さを兼ね備えた女性を見せていきたいと心がけて演じていますので、注目してください！前作とつながる部分がありますので、前の舞台を見ている方はさらに楽しめるかと思いますが、見ていなくても安心して見に来てください！

また衣装も通常なら衣装さんがデザインしますが、この舞台ではイラストレーターさんがデザインしてくれたものが形になっています。殺陣にも初挑戦して強そうな雛ですが、今までのSEPTさんの舞台の中でも一番強そうな衣装になっています。楽しみにしていてください！

「24年間ロングだったので落ち着きます（笑）」

――　髪型はどうですか？

今村美月：プライベートではばっさりとショートにしてしまいましたが、ウイッグを着用してロングだと落ち着きますね（笑）24年間、ずっとロングだったので体のあたりまで髪の毛があるほうが、まだ落ち着きますね（笑）また私は人生で髪の毛を染めたことがないので、ピンク色の髪色がとても刺激的で、毎日楽しい気分です！

――　役作りで意識したことや工夫したことはありますか？

今村美月：私の役を「活発で無邪気で責任感のある雛」と説明されるシーンがあります。そのため、そのような役として演じないといけないということは常に意識して役作りに臨みました。ちゃんと活発で無邪気で責任感のある雛を演じられているか見に来て確かめてください！