「五彩の神楽」の中でも一番難解
劇団壱劇屋東京支部の舞台「戰御史」が2022年11月23日から東京・池袋のシアターグリーンBIG THREE TEATERで開催された。本番前にはメディア向けゲネプロが行われていた。
劇中に台詞は一切無し。言葉は黙して殺陣で紡ぐ、超攻撃型アクションステージという荘厳な舞台と展開。今回出演キャストで注目の1人が女頭領役を演じた中野郁海。中野郁海が今回の舞台への想いを語ってくれました。
「プレッシャーでいっぱいでした」
―― 出演が決まった時は?
中野:前回、出演した舞台「DARKNESS HEELS~THE LIVE~2022」で仲良しの小田えりなちゃんと披露した殺陣が初めての殺陣でした。2回目の殺陣でワードレスで殺陣を披露するのかと思いプレッシャーでいっぱいでした。
―― 見どころやポイントがあれば教えてください
中野:劇団壱劇屋さんの舞台は8月の「憫笑姫」などを観覧させていただきましたが、台詞がいっさいないので、パフォーマンスする側も見る側もそれぞれの受け取り方があります。
今回の「戰御史」は「五彩の神楽」の中でも一番難解と聞きました。私の役は「残留思念の女頭領」ですが、これだけではわからないですよね(笑)是非、舞台での演技を見ていただいて、それでも自分の考察に不安があったら、上演台本を見ていただければより面白いものになると思います(笑)!是非舞台でのパフォーマンスに注目してください。舞台設定や年代なども想像しながら見てください!
私が舞台で使用している銃剣も実際のものとは違います。銃の先に付いている剣は本当はもっと短くて刺すためのものです。それが長くなっています。現実離れした設定ですが、そこも見どころです!あと、衣装も和服テーストです。私はよく和服が似合うねと言われますのでとても嬉しいです。
強い女性を演じています。残留思念チームに4人いますが、女性は私1人なのでちょっと女らしさも出せるように右足も出ています。女性らしさも見てください(笑)
「台詞がない分、動作、仕草、表情といった体全体で見せています」
―― 台詞がいっさいないです
中野:今まで台詞がある舞台や演技が当たり前でした。台詞がない役で、女頭領はどういう役なんだろうと考えて演技するのは難しかったですね。
―― 表現するにあたって工夫したところは?
中野:銃剣使いの役ですが、銃の構え方は自分がなんとなくイメージしていたもので構えていました。でも実際の銃の構え方をしっかりと見せたくて、映画や動画をたくさん見て研究しました。
―― 苦労したところは?
中野:全部苦労しましたね(笑)台詞がない分、殺陣の分量がとにかく多いです。舞台のほとんど全てが殺陣のシーンです。台詞がないので、動作、仕草、表情といった体全体で見せないといけません。
劇団壱劇屋さんは殺陣のスペシャリスト集団です。そのような皆さんと一緒に殺陣のパフォーマンスをするのは凄く大変でした。でもすごくやりがいもありましたので、是非舞台で注目してください!
「強さを研ぎすまして、これからも強い役に挑戦したい」
―― 今回の「戰御史2022」での女頭領役も含めて、最近は「レイザーマーガレット~エピソード0~」「DARKNESS HEELS~THE LIVE~2022」と強い役が多いですね。
中野:私は身長が高いので、そういう強い役でお声がけしてくれるのは凄く嬉しいです!これからも、もっと研ぎ澄まして強く強くなって、強い役を極めていきたいですね!今回も強い女性を演じていますので注目していください!
―― 可愛い役には未練はもうない?
中野:AKB48時代から可愛い曲を披露することは多くなかったんです(笑)だからもともと「可愛い」に未練はないんですけどね(笑)
でもファンの方の前ではたまに可愛いも見せます(笑)昨日(11月22日はツインテールの日なので)もツイッターでツインテールの可愛い写真を披露しています(笑)こういう「可愛い」はファンの方の前だけにとどめておいて、ステージ上ではこれからも強くかっこいい私を見せていきたいなって思います!もちろん可愛い役もたくさん演じてみたいです!
―― ファンの方へのメッセージをお願いします。
中野:今年もたくさんの舞台に出演させていただきました。今年最後の舞台が今回の「戰御史」になります。11月29日までやっていますので、今年最後の私を是非ご覧になってください!成長した姿を目に焼き付けてくれると嬉しいです!この記事を目にしたらチケットフォームに飛んでください!