「この曲を最初に送ってきてくれた時には感動しちゃいました！」

2022年10月22日、東京・秋葉原のライブハウスで元AKB48チーム8の長久玲奈と谷川聖のハロウィン・イベントが1部と2部の2部構成で開催された。長久玲奈と谷川聖が卒業後に2人でイベントを開催するのは初めて。

ハロウィンということで1部では長久玲奈は和服を着た鬼の衣装なのだが角がなくて、イベント冒頭から谷川に突っ込まれていた。谷川は婦人警官の出で立ちで登場。

長久玲奈が「エイトの時って、めっちゃ仲良しってわけではなかった？？」と問いかけると、谷川がすかさず「やめてよ！！そんなことないでしょ（笑）まぁ"よこひじ（横山結衣と谷川聖）"みたいなのはなかったですよね。でも卒業してからの方がずっと仲良しで関係も親密ですね」と語っていた。

ライブパートではシンガーソングライターの長久玲奈がソロで自身が作詞作曲した「弾き語り」を熱唱。谷川は「初めて生で久玲奈が自分で作った曲を聴きました！」と感動。続けて谷川聖、長久玲奈、岡部麟が2018年4月のチーム8結成4周年記念祭の時に日本ガイシホールで披露した「思い出す度につらくなる」を2人で披露。長久玲奈は「この曲はコードが見つからなかったんです。やばいって思っていたんです。でも当時使っていたギターのケースに1枚だけ、この曲のコードが入ってたんですよ！！！この曲はメロディが素敵ですよね」と裏話を披露。谷川は「当時は私と麟ちゃんだけがボーカルでしたね」と語ると長久玲奈は「今日は歌えてうれしかったです！」とにっこり。

長久玲奈が「今日の聖とのイベントのために新曲を作りました！」と語ると会場から大きな拍手。谷川も「嬉しい！最初は久玲奈のオリジナル曲を一緒に歌おうって思ったんですけど、なんと作ってくれたんですよ！本当に嬉しいです」とコメント。長久玲奈が「タイトルはmemoryです。歌詞にも注目して聞いてください」と紹介して2人で熱唱。

歌い終えると谷川が「この曲を最初に送ってきてくれた時には感動しちゃいました！夜に家で泣きそうになりました」とコメント、長久玲奈が「お互いのアイドル時代の思い出が残っていますので、そのようなことを思い出しながら作詞しました！ひじの声、大好きなんですよ。落ち着く声なので、しっとした楽曲にしました。しんみりしちゃいましたかね？」と語ると、谷川は「本当にありがとうございました！」と感謝を伝えていた。

「2人の共通点あるじゃん、ダンスで追い出されたっていう！」

その後、ファンからの質問を元にトークを展開。「エイト時代の思い出のイベントなどは？」の質問に長久玲奈は「ネ申の合宿！」と語ると谷川が「あぁ、、、あれはやばいよね・・思い出して鳥肌が立った。最近TikTokで当時の動画が出てきたようで、私がダンスできなくて追い出されるシーンが出てきて、結構バズっているようで、美容師さんからも送られてきたんですよ（笑）あ！！！2人の共通点あるじゃん、ダンスで追い出されたっていう！全然胸張れないけどね（笑）」と語ると会場からも笑い声が起きていた。

長久玲奈は「当時は魂抜けていたよね（笑）久玲奈がよしよしってしてあげていたよね（笑）」と語ると谷川が「私が追い出されて壁で泣いていたら久玲奈が"ひじちゃん、大丈夫だよ"って言ってくれたけど、最近その画像送ってきたよね！！なんで、あの時もっと頑張らなかったんだろうって思いますよね」と語ると会場も大爆笑。

また谷川は「秋田ツアーでリベンジで2回やらせてもらったことも思い出です。あとはTDCでの年始のコンサートですね。インフルエンザにもかかってしまって出られなかったこともあります」と思い出を語っていた。他にも2人で兼任していたチームAのトークでも盛り上がっていた。

「最近、現役メンバーに会っていますか？」の質問に谷川は「岡部麟ちゃんと食事に行きました！ずっと食事したかったんです」と語り、長久玲奈は「有菜（服部有菜）はLINEで未読スルーするので、私も対抗して未読スルーしています（笑）」と語ると会場も爆笑。

谷川が「もう出会って9年になりますね。13歳だったよね。時が経つのは早いですよね。もう22歳ですからね。。今でもこうやって2人でイベントができて、ファンの皆様が来てくれるのもエイトのおかげです」とコメントしていた。長久玲奈も「14歳じゃなかったっけ？そうだ私は4月にエイトに加入して5月にすぐに誕生日だったからか！9年も友達で付き合っている人はプライベートではいないですよ（笑）」と語っていた。

1部の最後に長久玲奈は「また一緒にイベントしたいですね！YouTubeでのコラボもしたいですね！」とコメント。谷川は「是非！今日、こうやって久玲奈が私のために曲を作ってくれたので、またイベントなどで披露したいです。YouTubeのコラボもいいですね。今、相方の菜々美（山田菜々美）がママさんやっているのでね（笑）」と挨拶すると会場からも大きな拍手。

エモい「47街」弾き語りバージョンで会場魅了

2部は長久玲奈は「アーニャ」のコスプレにピンクの髪型で登場。「東京リベンジャーズのマイキー」のコスプレで登場した谷川からも「こんなにピンク色の髪が似合うなんてすごいね！びっくりしました。可愛いよね」とにっこり。長久玲奈が「クーニャだから！」とツッコむと、谷川も「設定がしっかりしていますね（笑）」と。

ライブパートでは長久玲奈が「君がいるから」をソロで熱唱。続けて2人が所属していたチーム８の「47の素敵な街へ」を弾き語りバージョンで２人で熱唱。エイト時代のエモい楽曲を２人が弾き語りバージョンで披露するシーンに会場のファンも聞き入って、歌い終えると大きな拍手が起きていた。長久玲奈が「現役時代からギターで、この曲もよくツアーなどで披露していました。ずっと演奏していなくても覚えていますね」と語ると、谷川も「本当に凄い！コードなしでも演奏していたよね。エイトのツアーを思い出しました。さすが、クーニャ！！！」と絶賛されると長久玲奈も照れながら「ありがとう、ヒジキー？」と言うと谷川が「あ！マイキーとかけてるの？？？なんか嫌だな（笑）」と爆笑。

最後には１部でも披露した長久玲奈が谷川聖のために作詞作曲した新曲「memory」を２人で熱唱。歌い終えると長久玲奈は「私はこういう２人でのイベントが初めてで、どういうのが良いのかわからなかったのですが、３日くらい前に曲を作ろうって思いました。それからなのに急いで覚えてもらいました」と語ると、谷川は「３日で曲が作れてしまうのは卒業後も久玲奈があちこちで頑張っているからこその実力なんだろうなと思いました。流石プロですね。クーニャには頭が上がりません（笑）久しぶりに人前で歌を歌って緊張しました。現役時代にもいろいろなことに挑戦させていただきましたが、今振り返ってみると歌とダンスが一番好きでした」と語っていた。

「当時でも自分は全力で踊れている！って思っていたんですけど」

続けての企画は「当時の曲、まだ踊れるのか！？」で2人が属していたAKB48の楽曲を2人がどこまでダンスを覚えて披露できるかを披露。谷川が「ふだん、もうダンスをすることなんてないですからね、、」と語り、長久玲奈は「ひだあや（左伴彩佳）が”Teacher Teacher”って一生懸命に踊るとクビレができるって教えてくれたんですよ。だから時々やるんだけどさ（笑）途中までしかできないの・・・」って振付を少しだけ披露すると、谷川から「絶対にそれじゃクビレできないでしょ（笑）」とツッコミ、会場も爆笑。

「10年桜」が流れてダンスを披露すると、谷川が「10年桜は2人の思い出の曲じゃん！！！あの追い出された（笑）でも、あの頃よりも踊れてない（笑）10年桜は合宿でやってから、正直嫌いになった時期もあるんですよね・・・トラウマで、、、でもいい曲ですね」と語って会場も大爆笑。「大声ダイヤモンド」を踊ると、長久玲奈は「地方イベントで大声ダイヤモンドはよく披露していましたよね！だからどのポジションでも踊れるよね」と、谷川は「そうだね、6人バージョンとかよくやっていましたね。昔は踊れたけど今は踊れません（笑）自分、あの頃凄かったなぁ」とにっこり。

半分の5曲まで披露すると谷川が「疲れてきましたね、、、でも意外に今でも踊れますね！」と語ると、長久玲奈が「当時でも自分は全力で踊れている！って思っていたんですけど、スタッフさんに怒られてました・・・めっちゃ頑張っていたのに・・・」と当時の"くれにゃんダンス"を語ると会場も大爆笑。谷川が「あの頃はよく、こんなに踊れていましたね・・・」と語り、長久玲奈が「1日3公演の時とかありましたよね。意識朦朧としていました（笑）」と振ると谷川も「いっそのこと殺してくれてって思っていました（笑）夏休みの時期でしたよね。青春でしたね」と語ると会場も大爆笑。

チーム8の楽曲「蜂の巣ダンス」のダンスを披露すると谷川は「ちょっと待って！これはやばい。自分の名前の書いてあった立ち位置表のある曲なのに、これはやばい（笑）蜂の巣ってこんなに難しいんだね。。。結衣（横山結衣）って凄いんだね」と語ると会場も再び爆笑。

最後は「River」を2人で披露すると会場もヒートアップ。ファンの投票で罰ゲームは長久玲奈がアーニャの物まねをキュートに披露するとさらに会場も盛り上がっていた。

「また一緒にイベントをしましょう！」

最後に長久玲奈は「今日はありがとうございました！ひじと2人でイベントが実現したのは本当に嬉しかったです。ずっと前からイベントやりたいって言ってました。お互いのファンの方々とこのような空間で時間を共有できてとても楽しかったです。ちょっと早いハロウィンでした。また一緒にイベントをしましょう！」とコメント。

谷川聖は「1年ぶりくらいに皆さんの前に出るイベントでした。なかなか皆さんの前に出る機会が少ないのですが、数年ぶりにお会いする方もいました。家族以外に、ホームのようなものが自分にはあるんだなということを再確認できました。少しでも好きでいてくれたら嬉しいです。またイベントしたいです。これからも応援よろしくお願いします」と挨拶すると会場から大きな拍手が起こり幕を閉じた。

ライブでは熱唱して聞かせるけど、トークとダンスは最初から最後まで緩いけど温かく、爆笑で盛り上がる。9年間の長い付き合いの2人の絆とファンとの絆の強さを感じるイベントでした。