2024年8月13日に舞台「楽園の女王」2024プレミアム上映会ミニトークショーが開催された。トークショーには作・演出の吉田武寛、音楽のhoto-D、メアリー役で主演の沖侑果が登壇。
舞台『楽園の女王』は2024年6月27日(木)から東京・六行会ホールで行われていた。「誰も救われない、誰も報われない物語」をテーマに、血塗られた実在の悲劇をモチーフにし、女優のみで描く「女王ステ」シリーズ。今回で第11弾。再演希望の声も多かったシリーズ2作目「楽園の女王」が5年ぶりの上演。「殺人島」伝説をモチーフに輪廻の運命に翻弄される女たちをダークでゴシックな世界観で描かれていた。
憧れの三田麻央とも共演
「出演が決まった時はいかがでしたか?」と聞かれると沖侑果は「私がまだSTU48メンバーだった頃に初演を観ていました。自分が好きな好きな世界観でした。女王ステに出たい!と思って運営の人に伝えていましたが、予定が合わずに出演できませんでした。そのため今回、長年の夢がかなってとても嬉しかったです」とにっこり。さらに「初演から演奏されていた楽曲は、以前から知っていましたが、今回の新しい楽曲は初めてでしたので苦労しました。楽曲が届くのも遅かったので、覚えるのに苦戦しました(笑)」と裏話も披露。
また沖侑果は「STU48を卒業して今の事務所に入る際に「今後、どんな芸能人になりたいですか?」と聞かれて、私が即座に「三田麻央さんみたいな人になりたいです!」と話していたら、なんと今回共演することができました!」と振り返っていた。
「純粋な女の子が苦しんでいくのが好きなんですか?笑」に演出家の吉田氏もタジタジ
演出の吉田武寛が「主演をはじめキャストの女性陣はみんな心優しくて純粋で良い子が多いんです。でもこの作品ではドロドロしたシーンを演じることに心を痛めてしまうことが多いんですよね。沖さんはいかがでしたか?」と語ると、沖侑果が吉田に対して「え!?そういう純粋な女の子が苦しんでいくのが好きなんですか?笑」と切り返すと会場も爆笑で、吉田も「いやいや・・笑」とタジタジに。
また吉田が5年前の作品との比較についてSNSに投稿していた話をすると沖侑果が「中学生の日記みたいに熱く語っていましたよね笑!」とツッコむと再び会場も大爆笑。
「ドロドロしたシーンが多いので、なかなかみんなに溶け込めずで・・」
「今作で一番苦労したことは何ですか?」との質問に沖侑果は「私は結構、人見知りをしてしまうタイプの人間なんです。だから共演者の皆さんやスタッフの皆さんと打ち解けるのが最初は苦労しましたね(笑)皆さん、とても優しく接してくれるんですが、私が出演するシーンは重たいドロドロしたシーンが多いので、稽古の後でもすぐに和気あいあいとした雰囲気にならないんですよね(笑)だから、ともに主演をつとめたさおりん(大滝紗織里)が稽古にいない日は、いつもどうしよう・・って不安でしたよ(笑)もっと自分らしさを前面に出して積極的にいけば良かったですね!」とコメント。
また「家で鏡に向かって台詞を言う練習をしていました。それで自分の表情も見ながら研究していました。舞台に出演する時は、いつも鏡向かって、自分の表情を見ながら台詞を覚えて、練習をしていますね。またご飯食べる時には、いつも初演の動画を流していました。だから初演の時の歌詞を覚えてしまいました(笑)」と振り返っていた。
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