2019年1月10日から舞台劇「からくりサーカス」が新宿 FACEで上演開始された。「からくりサーカス」は、名作『うしおととら』を世に送り出した藤田和日郎さんによる日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)で、1997年から2006年に渡り長期連載し、累計発行部数1,500万部を誇る超人気作品。連載終了から12年を経た現在でも多くの根強いファンに支持されており、2018年10月よりテレビアニメが好評放送中。
今回、AKB48チーム8大西桃香も出演している。1月10日の初日のゲネプロ前には囲み取材が行われた。
囲み取材には、深澤大河(才賀勝役)、滝川広大(加藤鳴海役)、大西桃香・飯田里穂 (しろがね・フランシーヌ役Wキャスト)、三浦海里(白銀役)、小坂涼太郎(白金役)の6人が登壇。
出演者がそれぞれ意気込みを語った。
「お客様と素敵な舞台を作り上げていきたい」
大西桃香は「この作品の舞台でしろがね・フランシーヌ役で出演できることが本当に光栄です。自分自身、あまり舞台の経験がなくて、スキルもなく、悩んだこともたくさんありました。
でもキャストやスタッフの皆さんのたくさんのアドバイスを頂いて、自分なりに凄く頑張ってきました。観に来てくださるお客様と素敵な舞台を作り上げていきたいです。頑張ります!」と意気込みを語った。
「衣装の変化にも注目してください」
衣装を着ての感想を聞かれると大西は「合計で12回の着替えがあるので、裏ではバタバタしています。セクシーな衣装も着たり、かわいい衣装を着たりとたくさんの衣装で登場していますので、その変化にも注目してほしいです」と笑顔で語っていた。
また、大西に「ふだんのAKB48の活動とは全く異なる外での舞台という経験でしたが、演技するにあたって心がけたこと、苦労したことと見どころは?」と質問。
大西は「AKB48の外に出ての舞台は初めてでした。ふだんはAKB48の中では年上の方なんですが、今回は周りが大人の方ばかりなので、凄く不安で緊張していた部分もありました。
それでもスタッフやキャストの皆さんが凄く優しく接してくれました。私はもともと人見知りでしたが、少しずつですが、お話しもできるようになりました。
舞台経験も少なく、スキルも至らないところも多いですが、頑張ってプロの皆さんの演技に張り合えるような演技をしていきたいと思いますので、そこを注目して観てもらいたいと思います。いっぱい頑張りたいです!」と想いと見どころも語ってくれた。
360度どこからも楽しめる舞台
今回の舞台が上演される「新宿 FACE」は360度舞台。客席360度、どこからでも楽しむことができる。さらに舞台のあらゆるところから主演者が登場してくる。いつ、どこから、誰が出てくるかを楽しむこともできる。
大西桃香の舞台での笑顔、真剣な表情、恋する少女の表情、切ない泣き顔など見どころが盛りだくさんだ。さらに、囲み取材でも語っていたように可愛らしい衣装からセクシーな衣装で客席を魅了。台詞量も多く、それぞれのシーンで役の中に感情移入して演じている大西桃香にも注目だ。
大西桃香は囲み取材で「プロの役者に張り合えるような演技をしていけるように頑張りたい」と語っていたが、プロの役者らの中でも全く見劣りすることなく、見事なパフォーマンスを演じていた。
大西桃香の新たな一面に注目
2018年12月1日に、サンリオピューロランドで開催された舞台劇「からくりサーカス」トークイベントで、プロデューサーの下浦貴敬氏が取材に応じて、大西桃香を抜擢した経緯を語ってくれた。
下浦氏が大西桃香を見つけたのは「SHOWROOM」だった。大西は今でも毎日SHOWROOMの配信を続けており、既に2年以上を突破。
下浦氏は「SHOWROOMを毎朝5時半から欠かさず配信をしている凄い子がいる」と聞き興味を持ち、大西の「コミュニケーション能力」と「継続できる能力」に可能性を感じ、大西桃香に舞台出演のオファーを出したと語っていた。
大西がSHOWROOMで「笑顔でファンに語りかけている姿」を見て、「大西の笑顔のパワーに説得力」があり、今回の舞台の役柄にも適任だと感じたそうだ。SHOWROOMでの「大西の笑顔」が舞台出演の決め手の1つになったと語ってくれた。大西の舞台での表情、表現力、コミュニケーション、パフォーマンスを観ていると、プロデューサーの直感は見事に当たった。
圧巻される舞台上で、いつものAKB48の劇場や握手会では見ることができない大西桃香の新たな一面を発見することができる。