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AKB48チーム8大西桃香、初写真集「夢の叶えかた。」発売記念インタビュー(後編)「身近な目標を決めて、楽しみながら積み重ねていく」

AKB48チーム8大西桃香。2018年10月3日についに夢だった写真集「夢の叶えかた。」が販売された。大西桃香が写真集の思い出や、現在の夢、チーム8など現在の心境について個別インタビューで本音を語ってくれた。

 

第2弾では、大西桃香を一躍有名にしたSHOWROOM、自身が所属しているチーム8、そして夢の叶え方がわからずにもがいている人たちへメッセージを寄せてくれた。

 

誕生日には人気の「母西」もSRに登場

大西桃香といえば、SHOWROOMだ。今回の写真集「夢の叶えかた。」もSHWOROOMでの毎日配信がきっかけだ。その大西は「朝5時半の女」をやめた。今では夜に毎日配信している。夜には多くのメンバーも配信しているが、何か工夫をしていることはあるのだろうか。大西は語ってくれた。

 

大西「朝5時半に配信していた時は、それだけで『朝5時半の女』と呼んでいただくようになりました。その頃も、いろんなコーナーをしていましたが、一番お気に入りだった天気コーナーができなくなって迷っていたこともありました。今も配信をしていますが、今度、ファンの方に『何かやってもらいたいこと』のリクエストを聞いて、それを挑戦していければいいなと思っています。」

 

今年の誕生日には、奈良の実家から、お母様と一緒にSHOWROOM配信を実施(声だけ登場)。大西のファンにも「母西」の愛称で大人気だった。大西も『お母さんは、いろんなことを知っていて凄い。愛想も良くて、みんなに好かれるキャラ。ファンの人と昭和トークで盛り上がっています』と笑いながら語っていた。

 

「恩返しできればいいな」

もうすぐ大西がSHOWROOMを開始してから、2年が経とうとしている。約2年間、毎日欠かすことなく、配信を続けてきた大西桃香。誰にでもできることではない。大西の配信を毎日楽しみにして見に来てくれるファンが多くいる。「見に来てくれるファンがいるからSHOWROOM配信も続けられます」と語っていた大西が、SHWOROOMに毎日来てくれているファンへの想いを語ってくれた。

 

大西「朝5時半にしか配信を見ることができない夜勤の方なども多かったので、朝5時半からの配信を私の事情でやめてしまって、申し訳ないと思っています。朝ずっと見に来てくれた方には感謝しかないし、皆さんが見に来てくれなかったら、私はここまで来ることができなかったですから。

 

夜の方が起きている人が多いので見に来てくれる人の数は多いですが、こうやって知名度が上がったのも、朝配信を見に来てくれた方のおかげだから、本当に感謝しかないです。そういう皆さんに、これから少しずつ恩返しできればいいなと思っています。」

 

チーム8の存在を多くの人に知ってもらいたい

大西桃香が所属しているチーム8とAKB48についても語ってくれた。チーム8も5年目を迎え、後輩メンバーやグループも続々登場し、グループの中でも中堅になった。

 

大西「チーム8には、かわいいメンバーが多いです。ダンスもうまいし、個性があります。デビューした時は、田舎から出て来た感が丸出しでしたが、今では大人になって、さらにかわいくなりました。だからもっともっとたくさんの人にチーム8の存在を見つけてほしいです。私はSHOWROOM配信を続けてきて、SHWOROOMをきっかけに大西のことを知ってくれて、さらにチーム8のことを知ってくれた人もいます。そのように、いろいろなきっかけでチーム8の存在をもっと多くの人に知ってもらいたいです。

 

最近ではチーム8メンバーが個々人で活動する機会が増えてきました。メンバー個々人がそれぞれの仕事をこなして、それをチーム8に戻して、チーム8がまとまってレベルアップしていきたいです。

 

さらに、私自身もチーム8の足を引っ張らないように、レベルアップもしていきたいですし、さらに後輩の指導もしていきたいと思っています。最近では人見知りの子たちもたくさん話しかけてくれるようになりました!

 

また、じゃんけん大会で仲の良いエイトメンバーと組んだユニット『RYMM ROOM(リームルーム:山本瑠香、服部有菜、大西桃香、寺田美咲の頭文字)』があります。じゃんけん大会は予選敗退してしまいましたが、頑張っている魅力あるメンバーばかりなので『RYYM ROOM』の4人で何か出来たらいいなと思っています。」

 

チーム4兼任、キャプテン村山を支える

またAKB48チーム4とも兼任している大西桃香は、AKB48での活動についても思いを語ってくれた。

 

大西「チーム4との兼任は凄く嬉しかったですが、最初は不安でした。憧れている先輩の岡田奈々さんや村山彩希さんのいるチーム4だったのですが、いざ兼任してみると後輩も多かったです。今ではチーム4との兼任も楽しいし、先日、大西がチーム4公演に出られなかった時に、キャプテンの村山彩希さんに『桃ちゃんがいなかったから、大丈夫か心配だったよ。ソワソワしたよ』と声をかけてくれたのが、私の存在を認めてくれて、頼ってくれていることがわかって一番嬉しかったです。

 

キャプテンの村山彩希さんを支えることが使命だと思っていたので、凄く嬉しかったです。もっともっとチーム4の役にも立てるように頑張りたいです。チーム4でも後輩の指導が出来ればいいなと思っています。」

 

ファンからも「ゆっくりでいいんだよ」

大西は写真集の中でも「この世界、しんどいことが8割」と語っていた。大西桃香にとって、この世界でしんどいのは、どういう時なのだろうか。

 

大西「体力的よりも精神的にしんどいことが多いです。どの楽曲にも序列があるし、『どうやったら上に行けるんだろう」って悩みます。今年の総選挙が終わってから、正直、自分自身もいっぱいいっぱいで、うまく笑顔にもなれなくて、義務感でやってしまっていました。総選挙が終わってランクインして、重要な時期だったのに、そういう時に自分で頑張れなかったのが申し訳なかったと思います。

 

自分の不甲斐なさを感じて、『自分は何をしているんだろう』と思って、そこからしんどくなってしまって。だから朝5時半からの配信をやめると決めて、だいぶ経ってからファンには伝えたんですが、何も語らなくても、わかってくれるファンの方が多く、『ゆっくりでいいんだよ』とコメントしてくれる方もいて、救われています。」と語り、しんどい時でもファンの存在が支えになってくれていることを改めて強調していた。

 

「私なんかが・・」って

今回の大西の写真集タイトルは「夢の叶えかた。」で、大西がファンと一緒に掴んだ夢の写真集だ。世間には夢を見つけられずにもがいている子や、夢を見失ってしまい落ち込んでいる人もたくさんいる。そのような人たちに大西が夢の叶え方についてメッセージを寄せてくれた。大西は『私なんかが語ることじゃないんですけど』と謙虚に前置きをしながらも力強く語ってくれた。

 

大西「私にとって夢とは凄く遠くの目標でした。だから写真集を出すことを夢にしていました。写真集なんて簡単に出せるものじゃないから、それを夢にしていたら色んなことも前向きに考えられるかなと思って、頑張ってきました。

 

AKB48の中でも端くれの端くれで、チーム8でも選抜に入れませんでした。初期の頃からずっと一番後ろで踊っていて、握手会や仕事にも呼ばれることが少なかったんです。そんな人間が今、こうやってたくさんの方に自分の存在を知ってもらって、いろんな活動や経験をさせてもらって、総選挙や写真集など自分の夢が叶いました。そういう人間が実際にいます。

 

私もずっと『私なんかが・・』って思っていました。でもそういう人こそ、行くときにはガッと行くと思っています。そのためには、日々の努力が大事になってくると思います。夢に向かって頑張るというのは、自分にとってしんどいこともありますが、身近な目標を決めて、それを楽しんでやっていくことを積み重ねていくと、自分自身が成長できると思います。」

 

ファンと一緒に毎日楽しみながらSHOWROOM配信を続けてきた。その中で多くのファンに自分の夢や希望、本音を語ってきた。そして多くのファンに支えられ、一つ一つの夢を着実に体現してきた大西桃香。言葉に重みと説得力がある。これこそ大西桃香の秘めたパワーの源泉なのだろう。

 

いつも側で支えてきた大西軍と母の存在

初の写真集「夢の叶えかた。」を出し、着実に夢を実現してきた大西桃香。「大西ドリーム」を掲げて、多くの大西軍に支えられてここまでやってきた。今回のインタビューで大西は、夢の実現までには、しんどいことや苦しいこと、大変なことも多かったと本音を語ってくれた。

 

そして大西桃香がどんなに辛い時でも、楽しい時でも大西軍がいつでもSHOWROOMや握手会などで大西桃香を支えていた。その大西軍に対して、大西は「これからは恩返ししていく」と。また大西は、自身の最終的な夢は「お母さんを楽にしてあげること」と述べていた。

 

夢だった写真集を出して、次の夢や目標を模索している大西桃香。次の夢も大西軍や母と一緒につかんでいくのだろう。これからも大西桃香の活躍が楽しみだ。