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大西桃香 舞台『キミノタケ』出演「愛着がわくような”りんりん”を目指しています!」

謎の少女「りんりん」演じる大西桃香

2021年2月17日から東京・新宿の全労災ホールで舞台「キミノタケ」(作・演出:春間伸一)が開演した。初日の17日にはメディア向けゲネプロが行われた。舞台は2月25日まで開催。

 

生霊が見えると評判の神乃圭人とその弟の修二。兄弟の側で働く謎の少女りんりん。彼らのもとに悩める者からの依頼は絶えないが、霊視するのは限られた人だけ。条件は大金を払える者のみ。兄弟の前に現れる不穏な影。虚像の世界に巻き起こる予想外のトラブルの数々。

 

今回の舞台に謎の少女「りんりん」役として出演し、舞台に華を添えているのが女優・大西桃香だ。いつもの活動では見せない大西桃香が演じる謎の少女「りんりん」の喜怒哀楽の全てを表現した表情、仕草、台詞にも注目だ。

 

ゲネ終了後に大西桃香が取材に応じてくれた。

「りんりんの優しさを意識して表現しました」

―― ゲネプロを終えてみて、いかがでしたか?

 

大西:舞台上で通しを行うのが、今回のゲネが初めてでしたので、とても緊張しました。ゲネで「なるほど!」と思えるところも多かったので、本番に活かしていきたいと思います。

 

―― 今回の「りんりん」役の見どころを教えてください。

 

大西:今回の「りんりん」は奇抜な役です(笑)他のキャストのみんなよりも人一倍、元気に演じたいと思っています。最初は「明るい子だなぁ、変わった子だなぁ」と思われると思います(笑)でも、途中で「りんりん」の過去を伝えるシーンがあります。そこで「りんりんにも、こんな過去があったんだな」と見てくださっている方に伝えられたらいいなと思います。見てくださる方々に愛着がわいてくださるような「りんりん」を目指して演じたいと思います!是非、楽しみにしていてください。

 

また衣装も南国感のある変わった感じのスタイルです。帽子もかぶっています。衣装にも是非注目してください。

 

―― 今回の「りんりん」を演じるにあたって苦労したこと、工夫したことがあれば教えてください。

 

大西:今まで演じてきた舞台の役柄は、オリジナルでなくて元からあった作品や原作をモチーフにしたものでした。そのため、参考にするべきキャラがありました。でも、今回の舞台はオリジナル作なので、「りんりん」もオリジナルの役柄です。参考にすべきモデルがありませんでした。そのため、どのように演じて「りんりん」を表現しようかといろいろと考えて(笑)片言だったり、暴言を吐いたりと演じるにあたって苦労するところは多かったです。苦戦しました。

 

特に「りんりん」は不思議な少女の役で、自分とは全く違うキャラです。私自身と共通する点がほとんどありません。でも「りんりん」という役が持っている優しさを稽古中に見つけて、「りんりん」の優しさを表現することを意識して稽古に挑んでみたら、演技しやすくなりました。

「技術面でたくさん学びました」

―― 次に挑戦してみたい役柄とかありますか?

 

大西:サイコパスな役柄に挑戦したいです(笑)!

 

―― 大西さんにとって演じること、表現することとはどういうことですか?

 

大西:私自身にとって、とても勉強になることです!

 

―― 今回の舞台を通じて、一番勉強になったことは何ですか?

 

大西:他のキャストさんや、演出の方に技術面を特に教えていただきました。例えば、熱量の上げ方やどうやったらその上がった熱量を伝えることができるのかといった見せ方、さらに演じる時の息を吸うタイミングや、客席からの見え方についてたくさん学ぶことができました。是非、見に来てください。