2024年８月29日に東京・原宿でマレーシアのクアラルンプールを拠点に活動しているアイドルグループKLP48の「JAPAN FAN MEETING」が開催された。AKB48からKLP48に移籍した行天優莉奈、山根涼羽、黒須遥香、STU48からKLP48に移籍した甲斐心愛の4人の日本人メンバーが久しぶりに日本でファン向けのイベントを開催。
2024年8月18⽇に「Zepp Kuala Lumpur」で開催された「AKB48 Group Live in KL 2024 ~First Cry~」でデビューを果たしたKLP48の4人がマレーシアでの生活やパフォーマンスまでたくさん語ってくれました。
甲斐心愛「いつかKLP48メンバー全員で手巻き寿司パーティやりたい」
―― マレーシアに移籍して生活や活動で大きく変化したことがあれば教えください
行天優莉奈：現地のご飯はとても美味しいので、食事の面では苦労することはないです。やはり言葉とコミュニケーションの壁が厚いですね。でもマレーシアの方はメンバーも含めて皆さんとても優しいのでフレンドリーに接してくれますので、なんとかコミュニケーションはとれています。これからもっともっと言葉の勉強をして、しっかりと自分の言葉でコミュニケーションとれるようにしていきたいです。基本的にはマレーシアの方は皆さん、英語が話せるので私たちも英語で話していますが、他にもマレーシア語や中国語もあるので、これからもっと語学の勉強は頑張りたいですね。私の英語は頑張り中ですが、本当にまだまだなので（笑）私がたどたどしい英語を話すと、メンバーが「これはマレーシア語でこういうんだよ」とマレーシア語も教えてくれます。そういう単語を使ったり、自己紹介では英語とマレーシア語を取り入れたりしています。はやくペラペラになりたいですね（笑）
甲斐心愛：生活はガラリと変わりました。一番変わったのは食事ですね。私はインドネシアから来たメンバーのDevi（名前はこちらでお願い致します）と一緒に生活しています。毎日いろんなことを英語で話しています。自炊しているんですが、Deviはインドネシア料理を作ってくれます。私は料理得意じゃないんで、日本料理をまだごちそうしてあげられていないんですが、いつかはメンバー全員で「手巻き寿司パーティ」をやりたいです！例えば、ライブの打ち上げとかでお疲れ様会を兼ねて、手巻き寿司パーティで盛り上がりたいです！唐揚げとか入れて食べたいですね（笑）
山根涼羽：素敵！！！
行天優莉奈：おお！いいね！！やろう！
黒須遥香：食生活は変わりましたね。日本にあったお店はマレーシアにないので、メンバーやスタッフさんにおすすめのお店を聞いて、そこに行って新しい食事に挑戦するのが日々の楽しみです！
黒須遥香と山根涼羽は「KLP48のお父さんとお母さん！」
山根涼羽：この２か月で言語や生活など何もかも変わりました。日本にいた時と比べて一番変わったのは、はあちゃん（黒須遥香）と仲良くなったことです（笑）16期で同期で７年半活動してきたので、日本でも決して仲悪くなかったんですよ！でも私がチームAで、はあちゃんはチーム４であまり活動で接点がなかったんです。マレーシアに来て、はあちゃんの魅力をたくさん発見したんです（笑）でも私たち２人はベストマッチなんですよ！
黒須遥香：そうなんですよ（笑）私もマレーシアに来て、ずんちゃんってこんな子だったんだってと思っています（笑）
山根涼羽：毎日、レッスンやお仕事から帰って、はあちゃんと一緒に数時間２人でダイニングテーブルで語り合っています！それが習慣になっています。はあちゃんと仲良くなったのが一番の変化です（笑）
甲斐心愛：周りから見てても、パートナーみたいです！ずんちゃんの隣にはいつもはあちゃんがいます（笑）
行天優莉奈：いつも「ずんちゃん、どう思う？」、「はあちゃん、どう思う？」ってお互い聞いているよね（笑）ほんまに仲良しなんだなって思います！
山根涼羽：夫婦みたいですね（笑）
甲斐心愛：KLP48のお父さんとお母さんです！
―― どちらがお父さんで、どちらがお母さん？
黒須遥香：私がお父さんです（笑）
山根涼羽：私がお母さんです！（笑）
行天優莉奈：たしかに（笑）
行天優莉奈「最年長なのでグループとメンバーを支えていきたい」
―― アイドルとしての経験豊富な皆さんですが、KLP48での現地での活動はいかがですか？
行天優莉奈：KLP48ではAKB48グループの楽曲を英語やマレー語、中国語で披露しています。私たちには馴染のある楽曲ですが、こちらも言語を覚えるのは大変です。日本でのダンスやパフォーマンスの経験を活かして、ダンスやパフォーマンスに悩んでいるメンバーには積極的にサポートしたり相談にのったりはしています。
私はKLP48の中で最年長でアイドルの歴も10年と一番長いので、お姉さんとして支えていきたいと思っています。現地のメンバーが私たちを頼ってくれているのはとても嬉しいです。これからももっと私たちの日本での経験を現地のメンバーに伝えていって、最高のグループにしていきたいと思っています！もっと言語を向上させて深いコミュニケーションができるようになりたいですね。
黒須遥香「チラシ配りでマレーシア人の優しさを感じました」
―― 現地ではチラシ配りもしていらっしゃるようですね。
行天優莉奈：私はチーム8香川県出身で、10年前に結成された当初は地方を回りながらアピール活動をしていましたので、当時を思い出しました。
黒須遥香：チラシ配りは通りすがりの見知らぬ人に「KLP48です！」と配布しますが、貰ってくれてとても嬉しかったですね。私たちのチラシ配りをきっかけにKLP48を知ってもらうことができるのも凄く嬉しかったし楽しかったです。マレーシアの皆さん、優しいのでとても楽しいです。
KLP48バージョンの「挨拶から始めよう」「抱きつこうか」「花は誰のもの？」を披露したい！
―― AKB48グループの楽曲を多言語でパフォーマンスするのはどうですか？
甲斐心愛：私たちが英語やマレー語でのパフォーマンスをやるのも大変ですが、マレーシア人やインドネシア人のメンバーが日本語の楽曲をパフォーマンスする方がもっと難しくて大変そうです。ステージで音楽が流れてパフォーマンスをすると、言語の壁も関係なく盛り上がってくれますので、凄くやりがいを感じています！
―― 今後、KLP48で披露してみたい48グループの楽曲はありますか？
行天優莉奈：私は元AKB48チーム8でした。「47の素敵な街へ」は日本の全都道府県が出てきますので、マレーシアの全地方を取り入れたりするのも面白そうですよね（笑）またエイトの楽曲で盛り上がるのは「蜂の巣ダンス」や「思春期のアドレナリン」だったので、元気いっぱいなKLP48には合っていると思います。
KLP48はデビューしたばかりのフレッシュなグループなので、「挨拶からはじめよう」も良いですね！挨拶は世界中どこでも重要ですからね（笑）「初めまして！」の挨拶にもなりますからね！
山根涼羽：私とはあちゃんは16期なので、やっぱり「抱きつこうか」ですよね。あと「恋するフォーチュンクッキー」がマレーシアでも人気があります。「おにぎり」ポーズが「かめはめ波！」と言われてて、現地で大人気なんですよ！
甲斐心愛：私はSTU48にいましたが、STU48の「花は誰のもの？」というのがKLP48にぴったりだと思います。歌詞の歌い出しから「もしこの世界から国境が消えたら 争うことなんかなくなるのに」と始まります。私たちKLP48も様々な国から国境を越えて集まったメンバーで構成されています。あとは「夢力」も明るいので素敵な曲なのでKLP48でやってみたいですね！
山根涼羽：「夢力」のダンスも特徴的で楽しい感じだから流行りそうだよね！
行天優莉奈「まずはマレーシアでの知名度を上げて世界へ」
―― 日本で開催されたファンイベントで「KLP48は世界一のアイドルグループを目指す」と宣言されていました
行天優莉奈：まずはマレーシアでの知名度を100％にしたいですね。マレーシアで誰もが知っているアイドルグループになりたいです。音楽のダウンロード1位獲得など1つ1つ着実にこなして世界一を目指したいですね。私たち日本人のメンバーだけでなくインドネシアや香港のメンバーもいますので、それぞれの国でSNSなどでも盛り上がっていき、知名度を少しずつ向上させていきたいです。
今回、日本に帰国してファンイベントができましたが、今度はKLP48で大きな会場でライブをして満員にしたいです。他にもインドネシアや香港などでライブやイベントに出演して武者修行をしていき、世界一のアイドルグループになりたいですね！
黒須遥香：私はライブが大好きなので、世界一ライブが盛り上がるアイドルグループにしたいです。マレーシアの方のライブの盛り上がりは凄いですし、SNSで動画や写真の拡散もたくさんしてくださります。ファンの皆さんと一緒に世界一のアイドルグループを作っていきたいです。マレーシアには7万人収容できるスタジアムがあるそうですが、まずはそこを満員にしてライブをやりたいですね！
甲斐心愛「”世界一のアイドルって誰ですか？”と聞かれた時に、“KLP48”とみんなが言ってくれるようなアイドルグループにしたい」
甲斐心愛：STU48にいた時は「瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ」がコンセプトでした。瀬戸内海周辺から集まったメンバーが瀬戸内の良さを広めよう！ということで頑張っていました。KLP48は多国籍です。マレーシアも多国籍で活気のある国です。現在、1期生は13人いますが、お互いを尊重していきたいです。私たち1期生が歩いていく道が「KLP48」になっていきます。まずはマレーシアの方に愛してもらって、いずれ世界一のアイドルグループになりたいです。
まずはデビューイベントで立ったZeppクアラルンプールでKLP48だけで立って満員にさせたいです。地道に一つひとつの活動を行っていきながら、いずれ「世界一のアイドルって誰ですか？」って聞かれた時に、「KLP48だよね」ってみんなが言ってくれるようなアイドルグループにしたいです。
山根涼羽：私は握手会やオンラインお話会などファンの方との交流イベントが大好きです。マレーシアまで握手会やイベントに来れない方も多いと思いますので、オンラインお話会などで日本のファンの皆さんや世界中の方とトークを楽しみたいです。そうやって世界中の方に私たちのマレーシアでの活動をもっと知ってもらいたいです！
黒須遥香「ずんちゃんはKLP48でも広報部長！」
―― 山根さんは自他ともに認めるAKB48の広報部長でしたが、KLP48でも広報部長でしょうか？
山根涼羽：どうでしょうかね、まだそこまでは・・・・
黒須遥香：ずんちゃんはSNSでKLP48メンバーの写真を掲載したり、一人ひとりのメンバーを紹介してくれたりしていました！ずんちゃんは意識していないかもしれないけど、しっかり広報部長がにじみ出ていますね（笑）もう既にKLP48の広報部長ですよ！
山根涼羽：ありがとうございます！旦那のはあちゃんが全部回答してくれました（笑）
行天優莉奈「また日本でライブやイベントがやれるように頑張りたい」
―― 久しぶりの日本でのイベントはいかがでしたか？
行天優莉奈：今回の日本でのイベントもチケットが1分もたたないうちに即完売になったと聞きました。本当に嬉しいです。KLP48に行って遠くに離れてしまっても今でも日本で応援してくれるファンの方がたくさんいることを確認できて、本当に嬉しかったです。まだ数か月ですが、久しぶりに日本のファンの方のリアクションや盛り上がりを見て、懐かしかったです！「これからも変わらずに応援しているよ」というコメントをたくさん頂いて、とても嬉しかったです！また近いうちに日本でもやりたいですし、日本でもライブやイベントが頻繁にできるように私たちももっと頑張りたいと思いました。
甲斐心愛：日本で待ってくださるファンの方が多くいて、このようなイベントに来てくださってとても感謝しています。日本のファンの方の優しさと愛を感じるイベントでした。
黒須遥香「久しぶりに本当の自分が出せました！」
黒須遥香：久しぶりに日本語だけでトークや自己紹介をして「本当の自分が出せたな」って感じました。マレーシアではMCやトークも英語かマレー語なので、なかなか言いたいことが出てこなかったりしますので。
マレーシアでいろんな壁にたくさんぶつかり、どうして良いのかわからずに悩んでしまったこともありました。でもこうやって久しぶりに日本のファンの方に会えて、自分がやってきたことは間違いじゃなかったし、また頑張ろう！って思えました。遠くで活動していても、こんなに多く応援してくださる人がいるのを見て、これからマレーシアでももっと頑張ろう！というガソリンになりましたね！
山根涼羽：久しぶりにお会いしたファンの方、今日私を見て泣いてくださった方もいました。自分がどれだけくじけそうになっても、私のことを応援してくれるファンの方が日本にこれだけいるんだということを再確認することができました。
黒須遥香「村山彩希さんに先生としてパフォーマンスを指導しに来てほしい！」
―― KLP48は多国籍メンバーで構成されていて、多くの国から集まっています。48グループのメンバーでKLP48に来てほしい人はいますか？
黒須遥香：村山彩希さんですね。パフォーマンスをとても大切にしていらっしゃる方です。7年前の2017年には私たち16期の「レッツゴー研究生！」公演もプロデュースしてくださり多くのことを学びました。KLP48はパフォーマンスをこれからも向上していきたいので、ゆいりーさんにはメンバーとしてというよりも先生として私たちを指導しに来てほしいですね！ゆいりーさん、お待ちしています！
[MV] Heavy Rotation / KLP48
