2024年9月19日から東京・シアター風姿花伝で舞台「終わらない歌を少女はうたう ~エターナルメロディ~ 2024」が開幕。初日前にはメディア向けゲネプロが開催された。
AIと人間の触れ合いや宿命を描くSF青春群像劇の人気作、『終わらない歌を少女はうたう』の7年ぶりの再演。3つの話で構成されるAIと人間の触れ合いや宿命を全21名のオール女性キャストで描いている。今回、主役を務めるのは舞台での初主演となる髙橋彩香。
元AKB48チーム8のメンバーで卒業してからいくつもの舞台に出演している髙橋彩香だが、主演を務めるのは初めて。その髙橋彩香がゲネプロ終演後に舞台の見どころ、役作り、座長としての心意気など語ってくれました。
普通の人の行動や仕草を研究!
―― 出演が決まった時はどう思いましたか?
髙橋彩香:主演での出演ということで驚きました。人を引っ張っていけるようなタイプではないので、初の主役ということで嬉しかったですが、どうしよう・・自分にはできるかなという不安もありました。
―― 台本を読んだときは?
髙橋彩香:頭が良くてAIの開発をする高校生役を演じますが、私は学生時代にプログラミングを習っていましたので知っている単語などもありましたが、これをスラスラと頭が良い感じで言うのかぁと思うと心配になりました(笑)また感情の起伏が激しい子を演じるので、カロリーが高そうだなって思いました(笑)
―― 役作りで工夫したことはありますか?
髙橋彩香:普通の高校生の役なので、普通の女子高生や普通のサラリーマンの方々がどういう表情や仕草、行動をしているのかなと思って、電車に乗った時や街中を歩いている時に、普通の人はどういう行動をしているのかなって観察して改めて研究しました。
私は普段、怒るようなことがほとんどないので、怒るシーンがありますが、どうやって怒るんだろうと思って「怒っている人の動画」を見て研究しました。
座長としての心がけ「現場を明るくしよう!」支えてくれたみんなに感謝!
―― 女子高生役を演じるのはいかがでしたか?
髙橋彩香:私は今年で23歳になりますが、顔が童顔なので、まだまだいけるんじゃないなかって思っています(笑)でもちょっと不安になって、SNSでファンの人に「女子高生役はまだいけますかね?」ってなげかけてみたんです。そうしたら、みんな「まだまだ大丈夫!」って背中を押してくれましたので、自信をもって女子高生役を演じています!
―― 座長として心がけたことはありますか?
髙橋彩香:人の前に立って指示したり、グループをけん引していくようなタイプではないのですが、現場の雰囲気は良くしよう、明るさを保とうと常に心がけていました。物語がAからCまで3つあり、それぞれに稽古をしてましたので、最後まで座長らしいことはあまりできませんでしたが、稽古場でもいつも笑顔でニコニコしていました。話しかける時も大きな声で笑顔で明るく、周りの人も巻き込む感じで会話をするように心がけていました!
女性ばかりの演者ですが、みんな、とても優しくて支えてくれて、本当に嬉しかったです。とても居心地の良い座組でキャストの皆さん、スタッフの皆さんにとても感謝しています!
後半でのキュートなデレとのギャップに注目してください!
―― ゲネプロを終えていかがですか?
髙橋彩香:本番前にいつも緊張するタイプですが、この舞台では私の出番が後の方なので、あまり緊張しませんでした。稽古場と同じ雰囲気で演技に臨めました!歌って踊るのが大好きなのですが、この作品では冒頭で歌って踊るシーンがありますので、気分も上がるし、緊張もほぐれるし、楽しい気持ちになって演技に臨めています!
また2年くらい前までは、動いたり歩いたりしながらセリフを言うことが苦手でした。今回、動いたりしながらセリフを言うシーンが多いです。改めて成長したなって思いました。是非注目してください。
―― 舞台での見どころは?
髙橋彩香:今まで演じてきた役は真面目で優等生の役が多かったです。今回は先生に楯突いたり、怒ったりしていますので、あまり見せたことがない表情を見せています。またツンデレなキャラなので後半にはキュートなデレな部分も出ていますので、そのギャップを是非楽しんでください!
舞台「終わらない歌を少女はうたう~エターナルメロディー~2024」