元AKB48チーム8の長野県代表だった近藤萌恵里が2019年3月21日から開催される舞台『出雲の涙』に「睦月」役として出演する。『出雲の涙』は笑いあり、涙ありの時代劇エンターテイメント。
チーム8を卒業してから約2年。近藤にとって初となる舞台出演。その近藤が舞台の見どころや意気込みを語ってくれた。
「初挑戦の日本舞踊にも注目してください」
まず今回の舞台の見どころと自身の役で注目して欲しい点について、近藤は「安土桃山時代の女性芸能者「出雲阿国」一座を演じます。戦がやまない時代に、彼女が選んだ手段が『踊り』です。そのため、舞台ではダンスなどもあります。また一人一人の衣装もかわいいので、注目ポイントです。
私は『睦月』という阿国一座の一員の役を演じます。睦月は、一座の中でもお姉さん的な存在ですが、天真爛漫で元気なキャラです。面白いことも大好きで、変顔とかも舞台でやりますので、そこも注目してください(笑)演技が初挑戦なので、今でもわからないことが多い中で試行錯誤をしています。睦月の踊りと芝居への情熱を注目してください。これで戦を止めたい、全国に広めたいという想いで演じています。ダンスも舞台では披露します。日本舞踊とポップスのダンスも披露します。アイドル時代からダンスは凄く好きでしたが、日本舞踊は初挑戦でしたので、そこも注目してほしいです」と意気込みと見どころを語ってくれた。
「ファンの皆さんの期待に応えたい」
また近藤は「日々、わからないことだらけなので、周りの役者さんの皆様にもアドバイスを頂いたり、たくさん助けてもらっています。今回、ファンの方も凄く楽しみにしてくださっていますし、ラジオに出演した時にもファンの方から『舞台、頑張ってね』と応援してくださったりしているので、ファンの皆さんをがっかりさせないように、全力で取り組んでいます。皆さん、是非期待して見に来てください」とも。
舞台をやることになるきっかけについて近藤は「私はアイドルを卒業してから、美容学校で美容師の免許を取りました。美容師にもなりましたが、舞台出演のオファーを頂き、悩みましたが、チーム8のメンバーの舞台やコンサートでの姿を見て、挑戦してみようと思いました。特に中野郁海(AKB48チーム8鳥取県代表)の舞台は印象的でした。また美容室の方々も背中を押してくれました」
「演技は本当に難しいです」
元AKB48チーム8だった近藤萌恵里。アイドル時代との違いについて「アイドルだった頃とは全然違います。当時は歌って踊って笑顔の『アイドル』でしたが、役者としての演技は、自分とは違う人格を演じるということは今までなかったので、本当に難しいですが、楽しいです。またアイドル時代は、周囲は女子ばかりでしたが、演技の世界では男性の役者もいますので雰囲気も全然違います」と語ってくれた。
また「共演者のみんなとは凄く仲が良いです。私は舞台が初めてで、不安なことがたくさんありましたが、みんなすごく優しくて、和気あいあいとアットホームで仲良く稽古をしています」と舞台裏での様子も語った。
「これからも様々なことに挑戦したい」
さらに近藤は「今回の初舞台を通じて、これからも様々なことに挑戦したいです。演技は凄く楽しいので、これからも機会があればやりたいです」と語った。
最後に近藤はファンの方へ向けて以下のように語ってくれた。
「私はチーム8を卒業してから、2年半の間、ファンの皆様の前に出ることがなかったのですが、今回の舞台を見に来てくれると言ってくださる方がたくさんいて、本当に嬉しいです。いきなり舞台出演ということになり、驚いているファンの方も多いと思いますが、応援してくださっているファンの方には本当に感謝しています。楽しみにしてくださっているというファンの皆様の期待を裏切らないように頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いします!」
「演技力が高まってきているのが目に見えてわかります」
また、今回の舞台のプロデューサーを務める田屋幸治氏は、近藤萌恵里について「稽古場でも常に全力投球で挑んでくれています。ダンスもアイドル時代からやっていたので際立っています。人一倍の努力家で舞台やダンスに挑戦してくれているのが伝わってきます。稽古を重ねるに連れて、近藤さんの演技力が高まってきているのが目に見えてわかります。是非、舞台での近藤さんの演技やダンスに注目して欲しいです。
また、近藤さんは無茶振りにも対応してくれますし、稽古の場を和ませてくれています。ふいにやってくれる変顔などで、みんなの雰囲気を明るくしてくれて、キャストのモチベーションをあげてくれています。無くてはならない存在です。近藤さんのおかげで、今回の座組も勢いがつきました」と絶賛していた。
チーム8を卒業して約2年。大人の女性に成長し、女優としての新たな挑戦を始めた近藤萌恵里の初舞台とこれからの活動に注目が集まっている。『出雲の涙』は3月21日から24日まで全8公演、中目黒キンケロ・シアターで上演される。