3年ぶり2回目のソロコン、前田敦子の衣装も
2020年1月18日から9日間に渡り「AKB48グループ2020 TDCライブ祭り」を開催したAKB48グループ。1月26日の夜の部で大トリは、AKB48のスーパーアイドル小栗有以のソロコンサート『YUIYUI TOKYO』が開催された。
2017年1月の初のソロコンサート『新春!チーム 8 祭り~小栗有以の乱~』から3年、AKB48グループ初の2度目のソロコサート『YUIYUI TOKYO』。「3年ぶりにソロでこのステージに立つことができて凄く嬉しいです!」とファンに挨拶。
冒頭、小栗の主演ドラマの主題歌『百合を咲かせるか?』からスタート。映像をふんだんに使った演出で『バラの儀式』へと続き、『Blue rose』『風は吹いている』ではダンサーと共に大人っぽいパフォーマンスで、3年前からの成長を感じさせるオープニングで会場を魅了。
一転、『ぐ~ぐ~おなか』や『キスだって左利き』『永遠より続くように』では可愛らしい小栗のパフォーマンスを見せた。小栗が好きな曲だという『ラッキーセブン』では卒業生で絶対的エースだった前田敦子の衣装を着てパフォーマンス。
「前田敦子さんの衣装が着たいと思っていました!前田敦子さんのぬくもりやパワーを頂いて引き続き、頑張りたいと思います!」と語っていた。
“新しい表現世界への挑戦” コレ・オグリ・ファーYuiYui振付も
ライブ中盤には“新しい表現世界への挑戦”ということで、Ruu・辻本知彦・Seishiro のコレオグラファー3人に指導を受け、K-POP系・コンテンポラリーダンス・JAZZ系コレオグラフィと3種のパフォーマンスに挑戦。圧倒感のあるパフォーマンスの最後には、小栗扮する「コレ・オグリ・ファーYuiYui」として、小栗自身が振り付けを考えた『抱きしめちゃいけない』を披露。それぞれ小栗の“新たな魅力”を存分に披露。
先生方からは、「凄さというか、緩みを感じないというか、しっかりと何かに向かって来きてるなというのが一瞬で伝わりました」とRuu氏からのコメントを頂き、K-POP系なダンスで『プラスティックの唇』を披露。
「最初に感じたのは純粋に受け入れる素直さ。努力したんだと思う。伝わりますよ」と辻本知彦氏からコメントを頂き、コンテンポラリーダンスの振付で『この涙を君に捧ぐ』を披露。
「誰よりも懸命に、強く、努力を惜しまず、表現ができる力、炎のような根性だなと思いました」とSeishiro氏からコメントを頂き、JAZZ系パフォーマンスで『すべては途中経過』を披露。
「コレ・オグリ・ファーYuiYui」(小栗)は「振付にとって重要なのは、秒数を大切にしています!」とコメント。また「ソロコンのグッズのペンライトを振付に取り入れております。ペンライトを使って会場を盛り上げてください!」とアピール。『抱きしめちゃいけない』ではコレ・オグリ・ファーYuiYui振付のキュートなダンスでファンを魅了、会場からも大きな声援が起きていた。
小栗は「いつものダンスとは全然違い、最初はうまくできない自分にすごく悔しくて…というのがあったんですけど、、」と涙ぐむと会場からも「頑張って!!」と大きな声援。小栗も自分自身に「泣かないで!」と言い聞かせてから、「いっぱいご指導いただいて本当に勉強になったし、これまで知らなかったというか、気づけなかったこととかもいっぱい気づいて、この挑戦をしてよかったなと思いました」と、改めて先生方に感謝の気持ちを述べると会場からも割れんばかりの大きな拍手。
「コレ・オグリ・ファーYuiYuiは、皆さんもわかると思いますが、実は私なんですよ!!」と暴露すると、会場からも「えぇー」の声が上がり、小栗は「えぇ!!なんで?!?わかっていましたよね!」と戸惑いながらもにっこり。
『47の素敵な街へ』では「とうきょ!」を一人で
また小栗が好きなアーティスト・大原櫻子の『瞳』を熱唱。続けて『愛する人』をしっとりと披露。続けて『ハイテンション』、小栗が初センターを務めた『Teacher Teacher』と盛り上がる楽曲をパフォーマンス。
チーム8の新曲『好きだ 好きだ 好きだ』、『ランナーズハイ』、『ハッピーエンド』では小栗が広い会場中を走り回りながら撮影タイムに。その後『ごめんね、好きになっちゃって…』、『法定速度と優越感』という爽やかでキュートな楽曲で会場を盛り上げると、会場からも大きな「ゆいゆいコール」が起きた。
いつもはチーム8メンバーと一緒に披露する『47の素敵な街へ』では、ソロコンでも最大級のガチ恋口上で会場はヒートアップ。さらに東京代表の小栗が一人で「とうきょ!」を22回連呼し続けると、その度に会場のファンから「とうきょ!」の呼応で大いに盛り上がりを見せ、小栗は「YUYUI TOKYO(ゆいゆい東京)!!」と会場に叫んだ。
本編最後はピアニストmaki氏による演奏で、「私の大好きな言葉が入っています。ふだんお伝えできてないこともお伝えできればいいなと思います」と語ると、ファンに感謝の気持ちを込めて『アリガトウ』をしっとりと歌い上げた。間奏では「いつも応援ありがとうございます!」とファンに呼びかけた。
「成長しましたか?どうですか?」
アンコール明けは『制服の羽根』、『夢へのルート』とチーム8の盛り上がる楽曲で会場をさらにヒートアップさせた。
小栗は「高校最後なので制服を着ました!私はソロコンサートは2回目ですが、MCでは私以外は誰もいないので、心細いなと思っていましたが、皆さんのお顔やウチワが見えたり、声援が聞こえて、心細さがなくなり、パワーになりました。こうしてソロコンサートを迎えられたのも皆さんのおかげです」と挨拶すると大きな拍手と声援。
「最近ではAKB48での歌番組などにも多く出演させて頂いており感謝していますが、振り返ってみると、チーム8に加入したばかりの頃は東京代表でしたが、特に目立っていたわけでもなく、ただAKB48が大好きな中学1年生でした。AKB48グループにはたくさんのメンバーがいますが、その中で私のことを見つけてくれて、好きになってくれたことに感謝します。そのようなファンの方にパワーやエネルギーをたくさんをもらって、人に応援してもらう嬉しさ、人を笑顔にする楽しさを知りました!私を愛剃るにしてくださったのはファンの方だなと改めて思いました」と謝意を伝えると大きな拍手。
「あっという間に6年が経つんですけど、総監督のみーおんさん(向井地美音)がメンバーそれぞれにアイドルとしての物語があると言っていて、私も自分が納得するまで『小栗有以のアイドル物語』って本が1冊できるくらい物語を作っていきたいな!と思いました。分厚い1冊の本ができるくらい、何があっても前を向いてポジティブに頑張って素敵な1冊ができるように頑張りたいと思います。
そしてこれから、『AKB48巻き返しの章』をファンのみなさんとメンバーみんなで作りあげていきたいです。みなさんの支えのおかげでこうしてステージに立てているので、感謝して、みなさんにたくさん嬉しい報告だったり恩返しだったりができるように頑張っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」とファンへの感謝の気持ちと 15周年を迎えるAKB48の先頭に立っていく決意を誓った。
小栗はMCの最後に思いついたように「2017年のソロコンサートにも、来てた人??」と会場に聞くと「はーい!」と半分以上のファンが手をあげた。小栗は「成長しましたか?どうですか?」とファンに聞くと、会場からも大きな声援と拍手。「寂しいけど行くしかない!最後の曲、どうぞ!」と曲振りをして『大声ダイヤモンド』を披露。歌い終えると「最高に楽しかったです!あぁ寂しい!みんな大好き」と会場に呼びかけた。と最初から最後まで多いに盛り上がった小栗有以のソロコンサートだった。
セットリスト
AKB48小栗有以ソロコンサート 『YUIYUI TOKYO』セットリスト
No. タイトル メンバー
0 overture -
1 百合を咲かせるか? 小栗
2 バラの儀式 小栗
3 Blue rose 小栗
4 風は吹いている 小栗
5 ぐ~ぐ~おなか 小栗
6 キスだって左利き 小栗
7 永遠より続くように 小栗
8 ラッキーセブン 小栗
9 プラスティックの唇 小栗
10 この涙を君に捧ぐ 小栗
11 すべては途中経過 小栗
12 抱きしめちゃいけない 小栗
13 瞳(オリジナル:大原櫻子) 小栗
14 愛する人 小栗
15 ハイテンション 小栗
16 Teacher Teacher 小栗
17 好きだ 好きだ 好きだ 小栗
18 ランナーズハイ 小栗
19 ハッピーエンド 小栗
20 ごめんね、好きになっちゃって… 小栗
21 法定速度と優越感 小栗
22 47の素敵な街へ 小栗
23 アリガトウ 小栗
~アンコール~
EN1 制服の羽根 小栗
EN2 夢へのルート 小栗
EN3 大声ダイヤモンド 小栗。