「知って、肝炎プロジェクト」は2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性をわかりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動。
2024年9月28日(土)に広島県広島市にて、「知って、肝炎プロジェクト」× 肝活ライフスタイルセミナー in LECTが開催されました。ステージでは「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター STU48 岡田あずみと、 広島大学病院 肝疾患センター 教授 柘植 雅貴先生によるトークショー、「健康一番プロジェクト」サポーター Maasa氏による健康ダンス企画などが行わた。
岡田氏と柘植先生のトークショーでは、肝炎とはどのような病気であるのか、また本イベントの開催地でもある広島県の取り組み等を紹介。岡田氏は、「私の地元でもあるここ広島県は、今年全国の中でも積極的に肝炎の啓発を行っていく積極的広報地域に選定されています。広島県の皆さんには、このイベント通して肝炎や健康について考えるきっかけになればと思います」と述べた。また、「肝炎ウイルスは年齢問わず感染し、肝炎を発症してしまう可能性があるため、常日頃から意識を持つということが大切です」と呼びかけた。
柘植先生は肝炎ウイルスと肝臓の関係性について、「肝炎ウイルスに感染することで、慢性的な炎症が繰り返され、肝臓が硬くなり、肝機能が悪化してしまいます。進行していくと肝硬変や肝がんなどに重症化してしまう可能性があります」と伝え、「肝臓の特性から、軽い炎症であれば健康な状態へ再生できるため、早期発見・早期治療をすることがとても重要です」と訴えました。続いて岡田氏は、肝炎ウイルス検査はたった一回の血液検査で診断が可能であることを伝え、「一生に一度でもいいので肝炎ウイルス検査を受けてもらいたいです。私も前回のイベントで検査を受けて陰性であることがわかりました。結果を知ると、とても安心感があります」と話しました。最後に柘植先生は、「会社等で行われる健康診断の採血ではB型肝炎、C型肝炎の検査をしていない場合が多く、オプションでお願いすれば検査をしてくれることが多いです」と伝え、今後に役立ててほしいと呼びかけた。
トークショーの後は、「健康ダンス」を実施。この「健康ダンス」は、「健康一番プロジェクト」のサポーターを務めるMaasa氏と、東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員の宮﨑氏、久留米大学医学部 内科学講座消化器内科部門 主任教授の川口 巧氏らを中心として、国民の健康増進を目的として制作をしたもので、幅広い層へ向けたダンスプログラム。本イベントには、肝臓の正しい知識を広める活動をしているマスコットキャラクターの「肝美ちゃん」も登場し、Maasa氏、岡田と共に会場の皆さんと健康ダンス。
Maasa氏から「今日をとても楽しみにしていました」と挨拶があると、会場からは温かい拍手が送られた。ダンスタイムは、Maasa氏の会場に一体感を持たせるような元気なかけ声と軽快なトークで進められ、会場中の皆さんが音やリズムに乗って踊ることを楽しみ、最後まで積極的に参加。最後にMaasa氏は「毎日少しでも身体を動かすことが大切です。毎日の運動習慣の一つに繋げてもらいたいです」と話し、岡田氏からも「最近は食べ過ぎ、飲み過ぎからくる肝炎も増えているので、ご自宅でもぜひ健康ダンスをやってもらい、ご自身の健康に繋げてもらいたいです」と会場の皆さんにメッセージ。