「千穐楽までみんなで頑張りたい」
2022年1月29日、舞台『赤の女王』が東京・六行会ホールにて開演。舞台初日前にはメディア向けゲネプロが開催された。
2019年、「誰も救われない、誰も報われない物語」をキャッチコピーに、血塗られた実在の悲劇をモチーフにし、女優のみで描いた『赤の女王』『楽園の女王』『純血の女王』の1stシーズン。2021年、続編を望む多くの期待に応え、”女王ステ”第4弾『女王輪舞』、第5弾『女王演義』と2ndシーズンがスタート。そして2022年1月女王ステシリーズ処女作となった、舞台「赤の女王」を実に3年ぶりに再演。
今回「赤の女王」でダブル主演を務めているのがAKB48の清水麻璃亜。16世紀の欧州で大きな屋敷で奴隷の扱いを受けていたリリィ役を演じている。「16世紀の欧州」という21世紀を生きる日本人には馴染みのない世界を舞台に清水が喜怒哀楽の様々な表情や仕草、パフォーマンスで魅了。ダブル主演でエル役の松田彩希とのやり取りも見どころ。
ゲネプロ後の舞台挨拶で清水は「本日18時から無事に初日の幕が上がります。こうやって初日を迎えられたことに、たくさんの方々に感謝でいっぱいです。千穐楽までみんなで頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶していた。
女優として多くの舞台に出演し活躍している清水麻璃亜が今回の主演舞台ついて想いや役作り、これからの意気込みなどたくさん語ってくれた。
「私には貴族とかお嬢様のお芝居は絶対にできない!」
―― 今回主演ですが、舞台出演の話を聞いた時はどう思いましたか?
清水:嬉しかったです!お芝居をもっと頑張りたいと思い始めてから、その機会がなかなかなかったので、ファンの方も喜んでくれてより嬉しかったです。
でも実際始まってみると、嬉しい気持ちよりも不安でいっぱいで、とても頼りない主演ですが、皆さんに支えていただいています!
―― 舞台の見どころと清水さんの見どころを教えてください。
清水:ダークな世界観です!
こういった作品は舞台ならでは、だと思うので、演じていて楽しいです。
―― 16世紀の欧州が舞台ということですが、役作りで工夫したことを教えてください。
清水:酷く使われる使用人の役です。お芝居中は心の中がずっとマイナスな暗い気持ちになるので、それをプライベートで引きずらないように心がけてます!笑
お話をいただいた時、私には貴族とかお嬢様のお芝居は絶対にできない!!と思ったので、使用人の役で良かった〜〜〜と今でも思っています。笑笑
「この世界と物語を掴むまでも難しかったです」
―― また役作りで苦労したところや困ったことがあれば教えてください。
清水:全部です!笑
この世界と、物語を掴むまでも難しかったです。
私の演じるリリィは、台本を何度読んでもリリィの気持ちがわからない部分も多くて、稽古を繰り返していくうちに少しずつ自分とリリィを重ねていけたような気がします。味わったことのない気持ちになることも多くて楽しいです。
―― 衣装の見どころと着てみての感想を教えてください。
清水:全員ほんっとに可愛いです!!
わたしは使用人の役なのでパニエも履けなくて地味な感じなのですが、水色でふわっとしている感じが実はすごくお気に入りです!
小物もすごく拘っていて、全員可愛すぎるので注目してほしいです!
―― 「16世紀の欧州」のイメージがつかないお客様が多いと思いますが、清水さんがイメージする「16世紀の欧州」とはどのようなものですか?
清水:実は小さい頃からあまりプリンセスとかに憧れたことがなかったので、あまり考えたことがなかったです!
でもこの作品は、全くのフィクションではなく、当時実際にあった事件を元にしていると聞いてゾッとしました!キラキラしたお城での暮らしも本当だろうけど、恐ろしい世の中でもあったんですね。
こういう時代って、電話とかないだろうから、どうやって人と連絡取ったり待ち合わせしたりしてたのか気になります!!
今年の漢字「演」への想い
―― ゲネプロを終えてみていかがでしたか?
清水:緊張して手が震えたし、汗だくになりました!
舞台上で照明や音楽がついて、そしてみんなで芝居を積み重ねていく感じがとっても楽しかったです。千穐楽まで頑張ります!
―― 1月12日の「エイトの日」では、今年の漢字として演技の「演」を掲げていました。昨年も舞台や映画に大活躍でしたが、今年演じてみたい役があれば教えてください。
清水:今後もいくつか舞台が決まっていて、全部役柄が違うのですごく楽しみです。
今回は歌が沢山あってミュージカルみたいですが、次回はがっつりお芝居の会話劇をしたいです!
―― ファンの方へのメッセージやアピールがあればお願いします。
清水:この状況で無事に初日を迎えられて本当に幸せです。
お客様の前で舞台に立って、やっと作品が完成すると思います。無事に届けられることに感謝して、千穐楽まで駆け抜けられたら、と思います!
個人としては、少しでもこの作品を支えられるように、とにかく全力で頑張ります!!!
でも、まだまだ不安でいっぱいなので応援していてください!
概要
【Story】
「救済」はいらない。欲しいのは「終焉」。
16世紀、欧州。
大きな屋敷で奴隷の扱いを受けていたエルとリリィは、「赤の女王」エリザベート・バートリの城に「礼儀作法の教育」で招待される。
これまでとは真反対の生活に生きる喜びを見い出すふたりだったが、エルの身体に異変が起こり、城内に不穏な空気が漂い始めるー
誰も救われない、誰も報われない物語。再び
公演概要
【上演期間】
2022年1月29日(土)~2月6日(日)
【上演会場】
六行会ホール(〒140-0001 東京都品川区北品川2丁目32−3)
【上演タイムテーブル】
1月29日(土) 18:00(Ark)
1月30日(日) 18:00(Coffin)
1月31日(月) 19:00(Ark)
2月1日(火) 14:00(Ark) 19:00(Coffin)
2月2日(水) 19:00(Coffin)
2月3日(木) 14:00(Coffin) 19:00(Ark)
2月4日(金) 休演日
2月5日(土) 13:00(Coffin) 18:00(Ark)
2月6日(日) 12:00(Ark) 16:30(Coffin)
合計:12公演
【出演】
※シングルキャスト
リリィ・・・清水麻璃亜(AKB48)
エル・・・松田彩希
ジェシカ・・・長月翠
エリザベート・・・三田麻央
タピカ・・・秋田知里(仮面ライダーGIRLS)
セシル・・・大滝紗緒里
アデル・・・花澤桃花
アメリア・・・千歳ゆう
<Arc>
フランツィスカ・・・植野祐美
ヒルダ・・・本条万里子
ミッシェル・・・平原ゆか
ニーナ・・・永瀬がーな
<Coffin>
フランツィスカ・・・日和ゆず
ヒルダ・・・山﨑悠稀
ミッシェル・・・天野きき
ニーナ・・・柏木椎名
<サーヴァント>
後藤楓
橋本愛美
杉下希美
宝川璃緒
【公式Twitter】
https://twitter.com/AKANOJOHOU
#女王ステ #赤の女王2022
【公式サイト】
https://www.queen-of-blood.site
【スタッフ】
作・演出 吉田武寛
音楽 hoto-D
振付 野村奈々 本条万里子
歌唱指導 漣さや香
殺陣 南武杏輔
舞台監督 丸山直己
美術 吉田竜一
照明 高橋文章
照明操作 山岡茉友子 大高藍香
音響 田中慎也
マイクオペレーター 高場勇真
効果オペレーター 熊谷健
マイクケア 長谷川愛
衣裳 後藤みなみ
衣裳進行 前田絵梨香
ヘアメイク 松前詠美子
演出助手 長谷川雅也 (高岡裕貴)
武器提供 矢花イサハル(MATE-REAL)
当日運営 宮野風紗音
票券 小々原奈奈子
制作 横濱なつ美 鶴岡あすか
制作プロデューサー 長谷川雅也
プロデューサー 小宮山薫
制作協力 style office
宣伝カメラマン 鶴田健吾
撮影補助 さかもときょういち 斉藤梨生 末吉理紗子
ビジュアルレタッチ 永野浩市
キービジュアルデザイン 鈴木宏治(luxis)
パンフレットデザイン 冨家弘子