2025年1月9日から劇団プープージュース第30回記念公演『革命の家』が東京・新宿のシアターサンモールで開催。本番前にはメディア向けゲネプロが開催された。
これまで斬新な視点で、社会の問題に切り込む作品を作り続けてきた鬼才、山本浩貴の最新作。暴力を肯定するグループによる現代の『革命』を生々しく描き、世界で起きている<暴力の連鎖>という普遍的なテーマに切り込む。高橋メアリージュンを主演に迎え、劇団プープージュースが現代の『革命』を独自の視点で描き出す骨太社会派ドラマ。
今回の舞台『革命の家』にめぐみ役で出演しているのがAKB48の下尾みう。その下尾みうがゲネプロ終了後に取材に応じてくれ舞台の見どころなどをたくさん語ってくれました。
「初舞台で出演した劇団プープージュースさんにまた出られて嬉しい」
―― 舞台出演が決まった時はどう思いましたか?
下尾みう:今から4年前の2021年4月に初めて舞台に出演したのが劇団プープージュースさんの『フェイクニュース』でした。こうやって4年ぶりに、また劇団プープージュースの舞台に呼んでいただいて、とても嬉しかったです。前回とは全く違う内容ですが、是非、成長した私にも注目してください!
―― 台本を読んでみていかがでしたか?
下尾みう:社会の不条理や、被害者遺族の集まりであり、事件を起こした加害者を次々に制裁していく重たい内容でしたので演じるうえで留意しないといけないことがたくさんあると思いました。
「めぐみちゃんと同じ境遇の方の動画を見たり本を読んだりして勉強しました」
―― 役作りで意識したことや工夫したことや苦労したことはありますか?
下尾みう:私が演じるめぐみちゃんは、今回の舞台に出てくる人物の中で過去に様々なことを経験していても明るい存在で異質な感じです。めぐみちゃんの心境を考えて、めぐみちゃんと同じような境遇の実際の被害者の方の講演会の動画を見たり本を読んだりしてたくさん調べて真剣に取り組みました。
めぐみちゃんのような境遇の方を演じるにあたって、私の頭の中で想像するだけでは、演じることができないなと思いました。私が演じるめぐみちゃんの境遇を想像しても実際にそのような境遇にある方の心境は違うのではないかなと悩むこともありました。
―― 舞台では杖をついています
下尾みう:お正月に地元の山口に帰省しました。その時にも役作りのために、杖をついて移動したり生活をしたりしてみました。周囲の方がとても優しく対応してくださって人々の優しさを感じたり、逆にいろいろと不自由な経験もしたりしました。こういう様々な想いを抱きながら生活していたんだなというのを痛感しました。その中で学んだことも舞台での演技に生かしています。
「最後の講演シーン、成長していく姿に注目してください!」
―― 舞台の見どころを教えてください
下尾みう:今回の舞台はキャスト全員が話す全ての言葉にパワーがあります。一言一言がとても心に響く脚本です。その脚本にそれぞれのキャストが独自の色をつけて表現しています。何回見て頂いても、その都度違う感情を抱くと思います。セリフや言葉を聞いて、観客の皆様がどのような感情を抱くのだろうかを感じながら見てほしいです。
私個人としての見どころは、最後の講演のシーンです。様々な過去の経験を踏まえて、それらを世間に伝えようと決意して、講演を行います。成長していく姿に是非注目してください!
―― 今回の座組はいかがですか?
下尾みう:今回の座組では私が一番年下です!日々周りの諸先輩方から、本番に向けての姿勢や日頃の稽古での姿勢などはたくさんいろんなことを学んでいます!とても良い座組です!千秋楽まで頑張っていき、これからも多くのことを吸収していきたいと思っています!杖をついての歩き方もたくさんアドバイスを頂きました。
「今年は年女です。目標が実るように頑張りたい!革命も楽しみにしていてください!」
―― 今年は年女ですが意気込みがあればお願いします
下尾みう:私は巳年(みどし)です。巳年は夢が実(みのる)の、「み」です。夢や目標が実るような1年にしたいですね。まず車の免許を取りたいです。あと舞台にもたくさん出演したいですし、もっと舞台を見て演技の勉強をしていきたいです。AKB48のパフォーマンスも引き続き頑張っていきたですね。しっかりした後輩も多くできましたので、負けずにグループ全体を引っ張って行けるような存在になりたいです。次こそは選抜メンバー復活も目指して頑張っていきますので、今年も応援よろしくお願いします!詳細な夢や目標は「なるたおチャンネル」(下尾みうと倉野尾成美のYouTubeチャンネル)でも語っていますので、是非そちらもご覧ください!
―― 今回のタイトル「革命の家」ですが、下尾さんが起こしたい革命はありますか?
下尾みう:「アイドルなのに、こんなことをするんだ!」という革命を起こしたいですね(笑)具体的なことは内緒です!匂わせもしません(笑)革命ですからね!期待して楽しみにしていてください(笑)
―― 最後に、演出の山本浩貴氏が以下のようにコメントをくれました。
山本浩貴:日本でもし本当に『革命』が起きるとしたら?海の向こうで起きている暴力的な出来事が、目の前で起こり始めたら、私たちはどのように反応するのだろうか?それがこの『革命の家』という作品を作るきっかけとなりました。高橋メアリージュンさんをはじめ、本当に信頼できる役者さんたちが集まってくれました。この企画に情熱を持ってくれる役者さんたちと一緒に作品を作れることに感謝していますし、どのような化学反応が舞台上で起こるのかワクワクしています。是非、劇場に見に来ていただけたら嬉しいです。
下尾みう
概要
概要
(あらすじ)
ドキュメンタリー監督である佐久間優(尚玄)は、世の中に突然現れ、暴力的な事件を数々起こしている集団『革命の家』に取材を申し込み、許可される。彼らは被害者遺族の集まりであり、事件を起こした加害者を次々に制裁していく。目の前で起きる圧倒的な暴力を体験し、暴力の連鎖の凄まじさを目撃する中で、佐久間は琴月アキラ(高橋メアリージュン)というテロリストに出会う。アキラは自分の両親を殺害された過去を持ち、最も攻撃的な性格を持つメンバーだった。佐久間は次第に彼女が心の中で抱えている葛藤に気づき、彼女をドキュメンタリー映画の主役として撮影しようと決意する。日本中に広がっていく狂気。止めることのできない復讐の連鎖の中で、最後に佐久間のカメラが映したものは…
劇団プープージュース4年ぶりの本公演!!
現代の『革命』をテーマに山本浩貴、書き下ろしの新作舞台!!
【キャスト】
高橋メアリージュン/尚玄/細貝圭/下尾みう/一双麻希/渡辺翔/幸将司/三上潤/大朏岳優/
佐々木ゆか/ 大迫一平
劇団プープージュース:西山咲子/中野マサアキ/久米伸明/伊藤桃香/未来也/杜綾衣萌/山本浩貴
【公演スケジュール】
<2025年1月>
1月9日(木)19:00
1月10日(金)19:00
1月11日(土)13:00/18:00
1月12日(日)13:00/18:00
1月13日(月・祝)14:00
【劇場】 シアターサンモール (〒160-0022東京都新宿区新宿1-19-10)
【チケット】 前売り:8,000円 当日:8,500円(税込・全席指定)
【「革命の家」公式X】https://x.com/kakumeinoie
【劇団HP】https://www.pu-pu-juice.com/
【企画】 劇団プープージュース
【製作】 リッチーフィルム株式会社
【お問い合わせ】 TEL: 090-6702-7401
【宣伝】 株式会社style office