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清水麻璃亜 主演 明治時代を生きる"新しい女性の生き方"を模索した少女たちの青春群像劇『見よ、飛行機の高く飛べるを』

ことのはbox 第21回公演として永井愛(二兎社) 作『見よ、飛行機の高く飛べるを』が2024年3月28日から東京芸術劇場 シアターウエストにて開演。初日前にはメディア向けゲネプロが開催された。

 

1997年に青年座に書き下ろし上演された作品で、ことのはboxでは旗揚げ公演から3回上演しており大変好評を博している。明治時代を生きる “ 新しい女性の生き方 ” を模索した少女達の青春群像劇。

 

「女子にも無限の可能性があると言いてぇあのです。 飛ぶなんて、飛ぶなんてことが実現するんですもん。女子もまた、飛ばなくっちゃならんのです。」

 

1911(明治44)年10月。名古屋の第二女子師範学校では、教師を目指す少女たちが日々勉強に励んでいた。

開校以来の優等生・光島延ぶは、ある日、良妻賢母教育に反抗する変わり者、杉坂初江と出会う。

平塚らいてう、与謝野晶子ら、「新しい女」に憧れる初江は、女性のための雑誌を作りたいと延ぶに打ち明ける。

お調子者のちか、恋に恋する婦美、しっかり者のマツたちも巻き込み、回覧雑誌「バード・ウィメン」の編集作業が始まった。

しかしその夜、「事件」が起きて......。

 

学校が、大人たちが押し付ける「女の生き方」に異を唱え、自分たちの人生を切り開こうとした、延ぶ、初江、若き少女たちの戦いの結末は......?

 

主役で座長を務めているのが光島延ぶ役の清水麻璃亜。清水が舞台の見どころなどを語ってくれました。

 

「この作品のこの役のために髪の毛を伸ばしました」

―― 舞台での主演、座長決まった時の感想は?

 

清水:この作品は、私が生まれた年に書き下ろされた戯曲です!

今までたくさんの方がこの作品に触れてきたと思いますし、ことのはboxさんでも何度も上演している作品ということで、作品への愛と情熱を持って挑もうと思いました。

 

初めて台本読んだ時に驚いたのですが、ずっと舞台に登場しているんです。アイドル卒業後、主役やヒロインが続いていましたが、こんなに舞台上に居られる役は久しぶりなのでとても嬉しく、そして気が引き締ます!頑張ります!

 

―― 舞台全体の見どころ、清水さんの役の見どころを教えてください

 

清水:女学生の眩しさと儚さ、そして一人一人の生き方がとても好きです。舞台上が眩しいくらいキラキラできたらなと思います!

 

この作品のこの役のために髪の毛を伸ばしました!役に合わせたそれぞれの髪の結い方や袴姿、美しいセットや照明、細部までこだわった小道具や綺麗な音響などなど、お芝居以外にも見どころ満載です!是非注目してご覧ください。

「女学生8人でボウリング大会を開催しました」

―― 座長として心がけたことなどはありますか?

 

清水:女学生8人でボウリング大会を開催しました(笑)!

役者同士は出会いたてで経歴も年齢も違いますが、このボウリングのおかげもあって本当の学生みたいに仲良くなれたと思います!

ちなみに、本当の運動会みたいに盛り上がりました!ちなみに私は2位でした!

 

 

「本当の私とかけ離れている気がして難しさを日々痛感しています」

―― 明治時代の女性を演じるにあたって苦労したり大変だったことはありますか?

 

清水:所作や言葉遣いなど、慣れるまでとても時間がかかりました。なんとか着物は1人で着られるようになったけど、袴を着るのがとても苦手で、毎回みんなに手伝ってもらってます(笑)

 

お芝居面でも、裏でも、とにかく座組の皆様に支えられて甘えっぱなしです。

 

「光島延ぶ」という役は本当の私とかけ離れている気がして難しさを日々痛感していますが、舞台上でしっかりと私なりの延ぶとして生きられるよう、毎公演気合い入れて頑張ります!!

 

―― ゲネ終えて、いかがでしたか?

 

清水:座組一丸となり作ってきた作品を、ついにお客様に届けられる幸せを改めて感じました!たくさん稽古を積み重ねてきましたが、お客様がいる劇場で舞台上に立ち、演じるという事は特別だし、なにより楽しいです。

 

しっかり作品の中身を届けられるように、千秋楽までこの作品の世界と光島延ぶに没頭します!

 

 

まだお席の用意できる回もあります!劇場でお待ちしています♪

概要

 

出演

清水麻璃亜

石森咲妃

 

久下恭平

篠田美沙子

 

夏八木映美子

春木愛真

上之薗理奈

岩田あや乃

野呂桃花

凪子

荒井ぶん

佐藤ケンタ

 

華岡なほみ

青山雅士

親泊義朗

加藤大騎

 

作:永井愛(二兎社) / 演出:酒井菜月(ことのはbox)

 

舞台美術:荒川真央香 / 照明:川村孝志(LightingUnion) / 音響:川西秀一(Lucky jr. Sound) / 舞台監督:obbligato / 配信:コヤムービー / 演出助手:岡崎良彦(ことのはbox) / 衣装:Natsuko. / ヘアメイク:rina 吉村幸 / 宣伝美術:佐倉和泉 / スチール撮影:瀧本鐘子(sound-beige) / グッズイラスト:凪子(ことのはbox) / WEBデザイン:古賀留美 / 制作:原田直樹 竹之内麻里 / 企画・製作:LOGOTyPE

 

協力:親泊企画、GFA、スカイアイ・プロデュース、ゼスト、東のボルゾイ、Func A ScamperS009、文学座、ワイケーエージェント(50音順)

公演スケジュール <期間>

2024年3月28日 (木) ~2024年3月31日 (日)

 

<公演日・開演時間>

※取扱対象公演

03月28日(木) 18:00

03月29日(金) 13:00 / 18:00

03月30日(土) 18:00

 

https://www.kotonoha-box.com/21th