「TDCは私たちにとっても思い出深い会場。ここで最後のコンサートができて嬉しい」
演劇とライブが融合した「AKB48 THE AUDISHOW」を2021年6月10日(木)~13日(日)にTOKYO DOME CITY HALLにて上演が開始された。6月11日夜公演はチーム8メンバーが出演。
AKB48の小栗有以、岡田奈々、浅井七海、岡部麟、倉野尾成美、田口愛佳、山内瑞葵の7名は、レギュラーメンバーとして全公演に出演。チーム8メンバーとして、坂口渚沙、岡部麟、清水麻璃亜、高橋彩音、吉川七瀬、小田えりな、左伴彩佳、髙橋彩香、服部有菜、永野芹佳、濱咲友菜、高岡薫、川原美咲、倉野尾成美、藤園麗、宮里莉羅が出演。
出演メンバーでお芝居パート、ライブパートを演出した。前座が終わると宮里莉羅のソロミニライブがスタート。宮里がステージに登場すると「ふいに」をクールに熱唱。続けて笑顔で「君に会うたび恋をする」を披露。
この日は宮里莉羅の卒業セレモニーが開催された。宮里莉羅、本田仁美、服部有菜、坂口渚沙、濱咲友菜の5人で「君はきまぐれ」を披露。続けて「今日までのメロディー」をパフォーマンス。
歌い終えると宮里は「TDCは私たちにとっても特に思い出深い会場です。ここで最後のコンサートができて嬉しいです。たくさんのファンの方に見守られて歌うことができて幸せでした」とコメント。
本田仁美「夢に向かって頑張ってね!ずっと応援しています」
その後、本田仁美が手紙を読んだ。「誰だと思いますか?」といたずらっぽい笑顔で手紙を読み始めた本田。「こうやって手紙を書くのは久しぶりかな?まずは卒業おめでとう。莉羅と出会って、もう7年も経つんだね。振り返ってみると、本当に多くの時間をともにして、いろんな場所でたくさんの思い出を作ったね」と語ると、涙で言葉がつまった本田。
続けて「お互い地元に戻っても、学校が終わってからの毎日の長電話は当たり前で、莉羅と電話するために、私はカケホーダイに加入したんだよ。出会った頃はお互いに幼くて、ちょっとしたことですぐに喧嘩して、泣いて、周りの人に迷惑をかけて、その度に"もう絶交してやる!"って毎回思ってたけど、わりとすぐに仲直りしていたね!今ではもう笑える良い想い出です。でもあの時、たくさん傷つけてしまってごめんね。そんな莉羅が卒業発表して、正直寂しかったですが、卒業を決めた莉羅はすごくカッコよくて、堂々として見えました。同じステージに立つ機会がなくなってしまうのは悲しいけど、これから莉羅がどこに行っても、ひい(本田仁美自身のこと)はいつでも莉羅の味方だってことを忘れないでください」と語ると、自分からの手紙だということがばれて、ステージや会場からも笑い声が起きた。本田も「ばれちゃった」とにっこり。
本田は「それはきっと私だけでなくチーム8のメンバーもスタッフさんもファンの皆さんも同じだと思います。だから、どんな時も自分に自信をもって、夢に向かって頑張ってね!ずっと応援しています。卒業までの残りの時間は短いけど、一緒にいられる一日一日を大切に、そして喧嘩なく仲良く過ごそうね!最後に本当にありがとう!ひいより」と語ると会場からも大きな拍手が起きた。
宮里は「私もひい(本田)と電話しすぎて、電話代が2万円くらいいった時があったよ!だからおそろっちだね!」と振ると、本田は「私はカケホーダイ入ったからね!」とにっこり。
お知らせと特報の後には、チーム8メンバーでエイトの国歌『47の素敵な街へ』を全力でパフォーマンス。声の出せない会場から大きな拍手とペンライトが舞っていた。間奏で宮里は「卒業セレモニー行いましたが、あと1カ月半はいます!みんな、私のことを忘れないでね!!!」と呼びかけていた。