AKB48の元メンバー、現在は女優・タレントとして活動している前田亜美の魅力が存分に詰まった『前田亜美1stフォトブック AMI』が2020年10月7日(水)に発売決定。
11歳から芸能活動を始め、今年25歳になった大人の前田亜美。AKB48卒業後、女優・タレントとして活動。「王様のデザート」(TBS系)MCや「香川照之の昆虫すごいぜ! 」(NHK Eテレ)などのバラエティにも出演。2018年12月に民間の宇宙ビジネスを盛り上げる「みんソラコミュニケーター」に就任。最近では、JAXA「こうのとり9号機 応援アンバサダー」として、『宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)H-IIBロケット9号機打上げライブ中継 』番組のMCも務めている。
今までに見せたことがなかった前田亜美の表情、ファンの方に初めて伝える家族の話など見どころ満載のフォトブックになっている。AKB48時代から明るい笑顔で元気な前田亜美が、1stフォトブックで見せた真剣な表情や想い、見どころについて語ってくれた。
「ファンの方々に恩返しをしたかったです」
―― 1stフォトブックのタイトルは「AMI」ですが、タイトルに込めた想いを教えてください。
前田亜美:今回、全て私自身がプロデュースさせて頂きました。これ以上に「前田亜美」が詰まったフォトブックはないだろうと思いまして「AMI」というタイトルにしました。もともと、自分自信をさらけ出すことができなかったタイプでした。舞台などで役に応じて、自分をさらけ出すことには抵抗がなかったのですが、前田亜美として自分自身を知ってもらうのが恥ずかしいという想いがありました。こう見えて、結構不器用なところがあります。
AKB48在籍時は「AKB48の前田亜美」として生きていましたが、プライべートな部分をさらけ出すことはできなかったです。そしてAKB48の時からファンになってくれた方は、私にとって家族のような存在です。そのようなファンの方々に恩返しをしたいなという気持ちがずっとありました。
今回のフォトブックを発売することになったきっかけも、ファンの方々が「見たい」と言ってくださったからです。ファンの方々の声援に応えることができるようなフォトブックを作りたいなと思っていました。そこで、フォトブックの中では今まで話してこなかったことも書きました。また25歳になった前田亜美を全部詰め込みたいなと思っていました。そこでタイトルは「AMI」にしました。
「エッセイは是非読んでほしいです」
―― 今回のフォトブックの見どころを教えてください。
前田亜美:多くのファンの方は写真を見たいから購入してくださると思いますが、エッセイも是非、読んでほしいです。私のことをもっと知って欲しいなと思って、伝えたいことをしっかりと書きました。本当は小説を書きたかったんですよ(笑)そのくらい長文になってしまいました。でもフォトブックということなので、エッセイとしてコンパクトにまとめました。
エッセイではファンの方に伝えたことがないエピソードも多くあります。「これが今の前田亜美です」ということをエッセイに全て詰め込みました。エッセイに注目して欲しいです。
また私は笑っている印象が強いかと思いますが、今回のフォトブックでは真剣な表情の写真も多いです。笑っている人を見ると楽しい気持ちになると思います。今までの活動でも、楽しいから笑っていました。「笑顔から元気をもらっています」と言ってくださるファンの方も多いです。でも悲しい想いをした人だからこそ、本当に笑えると思っています。でも、そのような真剣な表情を見せる機会は少なかったです。繰り返しですが、私はファンの方も家族の一員だと思っています。そのくらい大切な存在です。家族のような存在であるファンの方に、真剣な表情を見てもらいたい、そして私の想いを伝えたかったので今回のフォトブックでは笑っていない真剣な表情も多く載せていますので、そこにも注目してください。
―― 『孤独』『悲しみ』『愛』『家族』『夢』という5つのエッセイを書いています。執筆にあたって心がけたことなどがあれば教えてください。
前田亜美:考えさせられる内容のエッセイも多いと思います。家族のことが多く登場します。私は今までに自分のことや家族のことを多く語ってきたことはありませんでした。SNSなどでも書いたこともほとんどありませんでした。私の家では家族の絆がとても強いです。家族で過ごすことが多いです。でも、ファンの方にとって、前田亜美の家族は仲が良いことを伝わっていたかもしれませんが、謎が多いだろうなと思っています。今回のフォトブックでのエッセイは、ファンの方に伝えたことがなかった家族のことを伝える良い機会だなと思いました。
「写真選びが一番苦労しました」
―― タイトル、表紙から中面まですべての写真のセレクト、配色など構成もすべて前田亜美自身がプロデュースということですが、どのような点に工夫されましたか?また難しかったことなどあれば教えてください。
前田亜美:初めての挑戦でしたので、全部難しかったですね(笑)お話しを頂いた時に「好きなようにプロデュースしていいよ」と言ってくれました。でも私にとっては初めてのフォトブックでしたので、どのように進めていけばよいのかもわかりませんでした。でも妥協は絶対にしたくなかったです。自分が完全に満足できるようなフォトブックを作りたかったです。普段では「まぁ、いいや」と妥協することもありますが、フォトブックでは絶対にそのような妥協はしたくなかったです。時間をかけてじっくりと写真選びもしました。エッセイでも、例えば文脈に応じて「お母さん」「ママ」「母」と意識して使い分けをしました。とにかく細部にまで全てこだわりました。写真も1枚1枚、全部自分で選びました。写真の並び順も、どのように見えるのが良いのかも徹底的に考え抜きました。でもこのような写真の選択や並び順を決めるような作業は大好きなので苦痛は感じませんでした。
一番大変だったのは、写真選びですね(笑)自分の視点で見た時と、他人の視点で見た時で感じ方が違います。「自分ではいいなと思っても、他人が見たらこっちの方がいいよ」という他人の視点を意識して写真選びをしました。そこで実は妹にも写真を見てもらって意見をもらいながら写真を選んでもらいました。「自分ではこっちの方がいいのになぁ」と思いながらも、妹の意見を尊重しながら写真を選ぶのが大変でしたね。
―― 一番おすすめのカットはどれですか?
前田亜美:「孤独」をテーマに撮影したカットです。孤独は重いし、ネガティブな印象があると思います。私の中で孤独は大切な要素です。一人になって考える時間はとても大切だと思っています。孤独を感じるからこそ、みんなといて楽しいと思います。他の写真はナチュラルなメイクをしていますが、「孤独」をテーマにした写真では、装って隠そうとしている自分を赤いリップで表現したいと思い、赤リップをつけさせていただきました。また強めのアップの表情で、内面の強い孤独感も表現できるように意識して撮影に臨みました。また妹も「孤独」をテーマにした写真が「一番盛れているよ!」と言ってくれたので、おすすめです(笑)
「下着姿はナチュラルな私を表現したかったです」
―― 今回のフォトブックではあどけない表情から大人っぽい表情まで様々な写真を掲載しています。どのようなところに注目してほしいですか?
前田亜美:それぞれの表情で、私も知らない一面もあります。自分でも「こんな表情をしていたんだ」と思うような写真もありました。笑っている私の顔をよく見たことはあると思いますが、笑顔以外の思い悩んでいる表情や孤独感を表現した表情なども見どころです。撮影する時にも、孤独感を表現する際には、孤独な感情を思い出して撮影に臨みました。
―― 今回のフォトブックでは初の下着姿も披露しています。
前田亜美:AKB48時代には水着を披露する機会は多かったですが、下着を披露することはありませんでした。下着の方が、普段の私の姿を見せることができると思いました。親近感を持っていただけて、より自然な姿を見せられるかなと思いました。セクシーな印象よりも、ナチュラルな私を表現したいと思って下着姿に挑戦してみました。
「2冊目も作りたいです」
―― 花が好きとのことですが、何の花が好きですか?その理由も教えてください
前田亜美:今回のフォトブックでは10種類の花が出てきます。それぞれのテーマに沿って、花のスタイリストさんと表現する感情に合わせた花言葉を相談して、どの花をどのテーマの写真で掲載するかを決めました。ドライフラワーも入れたかったです。ドライフラワーは枯れているからこそ出る、ドライフラワーならでは良さがあると思っています。また家族をテーマにした写真では、赤いカーネーションを入れました。
私が好きな花はカスミソウなので、カスミソウも入れたいと思っていました。私は6月生まれですが、6月の誕生花はカスミソウでした。カスミソウは小さな花ですが、一つ一つに個性があります。小さなカスミソウが束になった時が凄く可愛いです。カスミソウでAKB48を思い出しました。AKB48もメンバーそれぞれに個性があって、みんなが集まって1つのグループになっていました。
―― 今回、初のフォトブックですが、2冊目も出したいですか?
前田亜美:今回、フォトブックに挑戦してみて、全力で取り組みましたが、もっとこうすれば良かったという点もあります。そのような点を活かしたり、今回のフォトブックを見てくださったファンの方々の意見なども取り入れていきながら、2冊目も作れればいいなと思っています。
先輩からも高評価「亜美ちゃん、もう25歳なんだ!」
―― 元AKB48篠田麻里子さんが絶賛とのことですが、他のメンバーからも反応はありましたか?
前田亜美:私がSNSで宣伝をしたら、AKB48時代の多くの先輩方が反応してくださいました。秋元才加さんが「いいね」をしてくださったり、増田有華さん、片山陽加ちゃんも「かわいい!」と言ってくれました。さっしー(指原莉乃)にもフォトブック出すことを伝えたら「凄いじゃん!おめでとう!」って喜んでくれました。当時のAKB48では一番の年下だったので、先輩方にはとてもお世話になりました。先輩方皆さんが「亜美ちゃん、もう25歳なんだ!」「大人っぽくなったね!」としみじみとされたり、驚かれていました(笑)当時の13歳~14歳くらいの年下のイメージが今でも強かったようですね(笑)そのようなイメージを持たれていらっしゃるファンの方も多いと思いますので、今回のフォトブックではそのような年下イメージも打破したいなと思いました。「25歳の前田亜美」ということで、フォトブックは新たなスタートだと思っています。
後輩メンバーでは茂木忍ちゃんが「待っていました!予約しました!」と喜んでくれましたね(笑)最近、外出自粛が続いていますが、茂木ちゃんと武藤十夢ちゃんらとオンライン飲み会をしました。その時にもフォトブックの話をしましたら「買います!やっと出るんですね!」と言ってくれました。茂木ちゃんは、いつまでもファン目線で応援してくださって、凄く嬉しいです。私の生誕祭にも来てくれました!茂木ちゃんにはフォトブックにメッセージ書いてあげたいです。茂木ちゃんは、私がAKB48を卒業してからもずっと私のことを「好きです!」と言ってくれて、私がいないところでも私のことや、フォトブックの宣伝もしてくださっていて、本当に感謝です。コロナが落ち着いたら、2人でどこかに遊びに行きたいですね!
あと、AKB48時代には武藤十夢ちゃん、藤田奈那ちゃん、古畑奈和ちゃんと「おかぱーず」という仲良しユニットを作っていました。楽屋で楽しくお菓子を食べるというだけなのですが、お菓子があると後輩メンバーも喜んでくれました。お菓子のようなきっかけがないと、後輩メンバーはなかなか先輩メンバーと話しをしたりできませんので、後輩メンバーが少しでも先輩メンバーと仲良くなれるように心がけていました。私がAKB48に入った時にかなりの年下でしたので、周りは先輩や年上メンバーばかりでした。だから後輩の気持ちもよくわかっていましたので、後輩メンバーが増えた時に、先輩が私に接してくれたように、私も後輩には気さくに接してもらいたいなと思っていました。後輩が過ごしやすい、気軽に話しかけやすい雰囲気づくりをいつも心がけていました。茂木ちゃんとももっと仲良くなりたかったのですが、いつも緊張して「恐れ多いです・・・」なんて謙虚なことを言ってお菓子をもらいに来てくれなかったんですよ(笑)
「宇宙から見た自分の悩みなんて小さい」
―― 最近では宇宙のPR活動も積極的に行っています。宇宙にはいつ頃から興味があったのですか?前田さんにとって宇宙の魅力とは?
前田亜美:今回のエッセイでも執筆したのですが、悲しくなると1人になって落ち込むタイプです。悩んだり、悲しかった時には帰り道に泣いてしまうことも多かったです。そんな時に夜空を眺めて、星空を見て、感情を安定させてから家に帰っていました。振りかえると星空を見ていた時間が多かったなと思いました。悩みが多い時や失敗した時に、星空を見上げて宇宙から、今の自分を俯瞰して見ると「ちっぽけなことに悩んでいるな」と思えるようになりました。それから星空や宇宙を見ると前向きな気持ちになれました!
「星空を見るのが好き」という話をマネージャーさんとしていたら、私が所属しているオスカープロモーションで宇宙事業をしているという話を伺いました。宇宙と聞くと「難しい話だな」「専門家ばかりでついていけないな」と思われる方も多いと思います。私も最初はそう感じました。でもこれから若い世代に宇宙のことを知ってもらう良い機会にもなると思いましたので、宇宙のPR活動に参加するようになりました。YouTubeでもいろいろな企画に挑戦したり、もっと宇宙のことを伝えていきたいと思っています。
YouTubeの企画では、専門家の方とも対談しています。一般の方も「何を言っているのだろう?」と思います(笑)そのような一般の方を代表して、私が単刀直入にいろいろと宇宙について質問して、一般の方にもわかりやすく伝えていきたいと思っていますので、一緒に宇宙について知って欲しいです!あと今度、技術士の試験にも挑戦しますので、是非注目してください!そのような私の挑戦も中高生など若い人たちへの刺激になればと思っています。
―― 最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
前田亜美:今回、フォトブックの出版が実現したのもファンの方が「見たい!」という要望を出してくれたおかげです!ファンの方の声を聞いて、挑戦しました。思っていること、やりたいことを声に出していくことが大切だと気づかせてくれました。フォトブックでは今までに見せたことがないような写真やエッセイを披露しました。これからも私の新しい一面を見せていきたいと思っていますし、ファンの方をビックリさせていきたいです!これからもファンの方の期待に応えていけるように頑張っていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。