セーラー服・学童帽・ランドセル

劇団TEAM-ODACの第37回本公演【15周年記念公演】『浦安鉄筋家族～子ども大戦争～』が2021年7月10日から東京・新宿の「こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ」で開催されている。アニメ化、ドラマ化など今メディアでひっぱりだこの人気漫画作品『浦安鉄筋家族』がついに舞台化ということで注目が集まっている。公演に先立って初日の7月10日昼にはメディア向けゲネプロが開催された。

漫画「浦安鉄筋家族」とのコラボ公演で大人が忘れてしまった、子どもの大切な「何か」を取り戻す大戦争がテーマの舞台。

出演者の中で大いに目を引いたのが小学生の女の子役で出演していたAKB48チーム8群馬県代表の清水麻璃亜。清水は2020年12月に朗読劇『グーとパーでチョキを出す』、2021年3月に舞台『マジムリ学園蕾-RAI-』、2021年4月に朗読劇『描き続ける白紙の先へ』、2021年6月には舞台『ダルマ(2021)』と立て続けに舞台に立っており女優としても活躍している。

その清水がなんと今回は小学校3年生の女の子「真壁日向」という今まで舞台でも見せたことがなかった年齢の役に挑戦。セーラー服に、黄色の学童帽子、赤のランドセル、メガネをかけて、暗くした髪の毛を2つ結びにして小学生らしい装いで舞台に登場。

今回の舞台『浦安鉄筋家族～子ども大戦争～』では清水は主役の大沢木小鉄（いとう大樹）に次ぐナンバー２のポジションの真壁日向を演じている。小学校3年生の女の子という役ながらも迫真の演技と切なく儚い表情や真剣な眼差し、一瞬見せる微笑みで会場を魅了。

舞台初日の3日前の七夕の日には、清水自身が公式アンバサダーを務めるスモールワールズTOKYOでのイベントに出演して「今回の演技は小学生役ですが、演じるのがとても難しいです」と裏話を笑顔で語っていたが、見事に演じきって、女優・清水麻璃亜としてまた新たな境地を開拓していた。

また舞台には清水と同じAKB48の中西智代梨も山田真夜というコミカルな役で出演。清水演じる真壁日向とのやり取りも見どころ。舞台は7月18日まで開催している。