公開リハからハプニング!?
令和に生きる麗しき女性が演じるILLUMINUSオリジナル現代落語シリーズ「麗和落語」が2022年2月8日から上演。
忘れかけていた美しき日本語を題材にした創作落語を、令和に生きる女優・アイドルたちが演じていた。
今回、落語に初挑戦したのが中野郁海。中野は2月11日と12日に出演。上演前にはメディア向け公開リハーサルが行われた。リハーサルでは緊張してリハを予定通りに開始できないといったハプニングも見られたが、本番では緊張した様子もなく堂々と落語を披露して会場を魅了。中野は「常初花」と「時つ風」に挑戦。
初日2公演目の最後の挨拶では共演者からも「足が痺れちゃっていた中野さん!」とツッコまれると中野も「気がついた方も多いと思いますが、がっつり足が痺れちゃいました(笑)」とにっこり語ると会場からも大きな拍手と笑い声が起きていた。
ダンスパフォーマンスにも定評のある中野郁海がいつもの舞台とは全く違う和装で落語を披露。新しい境地を開拓していた。高座で見せる中野の表情や仕草、そして美しい振袖姿も見どころだった。
中野郁海が落語への想いをたくさん語ってくれた。
「落語をしてる私ってだけで見どころです」
―― 落語と聞いた時にはどう思いましたか?
中野:え?まじですか?ってなりました。笑
芸能人生で落語をやらせていただく機会があるとは思わなかったので驚きと、私が出来るのかと言う不安に襲われました。笑
―― 中野さんの落語の見どころを教えてください。
中野:まず初挑戦なので、落語をしてる私ってだけで見どころだとは思うんですけど。笑
左右で役を変えて話すので左右でコロコロ表情が変わったり、あとはアドリブで色々遊んでるんですよ!毎公演変わっていっているので全公演観てそこも楽しんでいただけると嬉しいです!
―― 落語をやるにあたって、落語の勉強はしましたか?または観劇したりしましたか?
中野:YouTubeで検索して何本か見ました!
あとは、前回の麗和落語を観劇させていただいてたのでその時のイメージを思い出しながら練習しました。
「台詞16ページの台本にびっくり」
―― 落語をやるにあたって苦労したことがあれば教えてください。
中野:沢山ありましたがダントツ1番で、覚えることですね。今まで2ページくらいの長台詞とかやらせてもらう事もあって「うわ、ながーい」って思ってたのに…16ページ?!しかも、ト書きも全部?!無理だと思ったし、実際入り始めるまで時間がかかりました。笑
―― 落語をやるにあたって見せ方や伝え方など工夫したことがあれば教えてください。
中野:私は『常初花』と2人落語の『時つ風』をやらせていただいたんですけど、『常初花』では様々な性別や歳の人を演じるので声色や口調を変化させ、観てる人が見やすく分かりやすくそして何より面白く感じてもらえたらいいなと思い頑張ったのでそこを見ていただけたら嬉しいです。
―― 衣装や所作などの見どころがあれば教えてください。
中野:袴を今回人生で初めて着させていただきまして。着物って結構着させていただく機会あるんですけど、そーいえば袴ってなかったなって思って…。貴重な袴姿なのでそこにも注目していただけたらと思います。また、落語ならではの手拭いや扇子を色々な物に見立ててする所作も注目すると面白いと思います!
「楽しんでいただける自信あります!」
―― 他の共演者の落語を見て、どう思いましたか?
中野:いや、皆さん凄いなと。私に足りないものを皆さんが持ってて、悔しい気持ちになりましたがそれが余計「もっと頑張ろう」って気持ちの原動力になりました!
―― 中野さんにとって「美しい日本語」とは何ですか?
中野:んー。難しいですけど…季語、大好きです。人の目って写真だと読み取れない色や空気を感じるじゃないですか。それを言葉にして伝えるのは凄く素敵だなと思うんです。
―― 日本の伝統芸能で次に挑戦してみたいことはありますか?
中野:んー。でもやっぱり落語はもう一度やらせていただきたいですね!リベンジ!じゃないですけど、ほかの作品もやってみたいしもっとブラッシュアップさせたいなと思います。
あとはダンスが好きなので、舞踊とかも挑戦してみたいです!普段しているダンスとは毛色が全く違うと思うので!
―― ファンの方へのアピールやメッセージがあればお願いします。
中野:脚本がとても温かく面白くて、そこに私の色を足していって私色の噺になってます。楽しんでいただける自信があるのでぜひディレイ配信で観ていただきたいです!!
また2022年は皆さんに舞台上の私を見てもらえる機会を沢山作れるように頑張りますので、皆さんも沢山会いに来てくれたら嬉しいです。